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ファンレターっす! 感激です。初めて書いたファンレターなのに、お返事がもらえるなんて! 明日、クラスのみんなに自慢しちゃいます!あ・・でもやっぱやめておこうかなあ。 だって、私だけの秘密にしたいしさあ、 誰かからもらった手紙を他人に見せるなんてルール違反ですよねえ。 よっし!これは絶対秘密にしまーす。 あ・・私わ、真由子だから、みんなに「マユ」って呼ばれてまーす! 風間さんも、私のこと「マユ」って呼んでくださいねー! 私の通ってる学校わあ、男女共学なんですけど、男子生徒の方が人数が多いんです。 男子の中にわあ、風間さんの悪口を言うけしからん奴等がいるんですよ〜(激怒ー!) 私はテニス部でキャプテンなんですよお!(プチじま〜ん) 来週から県大会の予選が始まります。頑張れねばー!! 映画の撮影、始まったみたいですねー!楽しみだなあ!頑張ってくださいね〜! (○○市在住・本庄真由子) 「密航ですかあ?まあ、やってできないことはないんですがね・・・。」 男は、目の前に積まれた札束をチラチラと見ながら、話を続けた。 「知ってのとおり、昨年から密航者の取り締まりが厳しくなりましてねえ・・。」 「やる気がないんなら、他を当たるぜ・・。」 「いえいえ・・やる気は満々でござんすよ!ですが、一度に二人というのは無理ですぜ。」 「そうか・・なら、一人なら可能ってことだな?」 「まあ、そういうことで。」 俺は「密航予約手数料」として報酬の半分を男に渡した。男は「時空管理局」の役人である。 時空旅行には、管理局の許可証が必要だったが、強盗団の俺たちに許可が降りるはずがない。 そこで、俺はそいつを買収することにしたのだ。 「未来へ行きますか?それとも過去?」 俺は迷わずに「過去」を選んだ。未来には「俺の犯罪記録」があるが「過去」にはない。 当たり前のことだ。それに過去ならば、歴史資料が揃っている。 別に他人に自慢するための旅行じゃあないし、いつ帰るかも未定なのだから、
より安全な方を選ぶのが当然だった。 |
ファンレターっす!
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