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【事象の流れ=変化する現実】その3 「思考=意識の流れ」とは、常に複数のまったく違う事象を関連づけて「組み合わせる」ことからバリエーションを生み出してゆく、その流れのことを言う。つまり「複雑化する流れ」の方向に、世界は流れていると言ってよい。人間の生み出すあらゆる製品、機器、機械、道具とは「まったく性質の違う二つ以上のパーツ」の組み合わせによってその機能を得ている。もともと「計算」とは、(距離・時間・速度)の関係のように、まったく関連性のない事柄から一つの解を得るような手法(脳の動き)を指しているのであって、これは(獲物・距離・風向き)という異なる性質の事象を組み合わせて(つまり計算して)、狩りの成功確立を高めている肉食動物の反応と大差はない。 最近、都会で生息するカラスは(木の実・自動車)を組み合わせているらしい。もちろんこれも「意識の変化」であることは間違いないだろう。 このような生物の行動を説明する際に、通常は「学習能力」と言う言葉を使う。つまり自分が経験したことは記憶され、その記憶に新たな要素を加えて新たな手法(行動)を行うということだ。もっと噛み砕いて表現するなら、「まったく性質の違う二つ以上の経験を組み合わせる」と言うことだろう。 この論に従えば「より多くの出来事を経験し、それを記憶(蓄積)している者は、経験値の少ない者よりも多くの行動バリエーションを創出できる」という結論に達する。コンピューターは、この「記憶=情報保存・蓄積」と、「組み合わせ=演算」の二つで稼動している。メモリー領域が大きく、演算速度が速いことが優秀なコンピューターの条件であると言ってよいだろう。 さて、通信というからには双方に共通の伝達ルールが必要であり、この原型は「言語」ということになる。機械同士の通信(メールのやり取り)にも、当然だが共通ルールがあり、メールサーバー同士はこのルールに基づいて情報をやり取りしている。サーバーは電気で動く機械なので、睡眠の必要はまったくない。俺がAさんに発信したメールは、俺のメールサーバーからAさんのメールサーバーへと送られるが、この時、この二つのサーバーの間では「確認作業」が行われる。この作業は通常、英語に翻訳された形で記憶されているらしい。作業を行う「作業員」は、情報工学の世界では「デーモン=妖精」と呼ばれていて、二人の妖精が「会話」によって発信と受信を確認している。(メール専門の妖精さんは、メーラー・デーモン「MAILER-DAEMON」と呼ばれている。時々、相手のアドレス変更などでメールが送信できなかった時、この妖精さんからの通知を受信することがある。) 道具・機械・装置・・これらは「二つ以上の性質の異なる事象の組み合わせ」によって成り立っていることは前記した。当然だが、人間の頭脳とは(生物の神経組織も含む)「二つ以上の性質の異なる事象の組み合わせ」によって新たな「考え方」を創出する能力があると言うことだ。 ★つ・ま・り・・・過去に遡れば「機械」は(現在のものよりも)単純であったことを指しているわけであり、より遠くの過去を見つめれば「機械の原型」に出会うことができるということである。 ★つ・ま・り・・・過去に遡れば「考え方」が(現在よりも)少ないということであり、より遠くの過去を見つめれば「考え方」の原型に出会うことができるということを指している。 これは「より遠くを見れば宇宙の創世記に近づくことができる」というような事柄と同意であろう。
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お久しぶりです。
すっごく面白い記事ですね〜〜。
博識ぶりに頭が下がります。
妖精・・・いいですねぇ。
ITにもファンタジーを感じます。
2009/11/5(木) 午前 6:58
KIGARUさん♪
ほんとにお久しぶりって感じですね(笑)
時々、宗教や神様について(批判的に)書いてしまう俺です。
人間の作った機械って、本当に人間に似てるんですよ〜!(笑)
2009/11/5(木) 午後 10:48