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【2月12日 AFP】南極海で活動中の日本の調査捕鯨船団からの連絡によると、同船団の妨害活動を行っている米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society、SS)」の小型ボートから酪酸入りの瓶が12日未明ごろ投げ込まれ、酸の飛沫(ひまつ)を浴びた日本側の乗組員3人が皮膚に痛みを訴えるなどの軽傷を負った。
平野博文(Hirofumi Hirano)官房長官は同日の記者会見で、「けしからん話だ。幸いにも大きな被害になっていないが、極めて遺憾だ」と述べた。赤松広隆(Hirotaka Akamatsu)農林水産相も同様に、強い怒りを表明した。 一方、シー・シェパード側は、日本側に負傷者が出たという報道について否定している。同団体のウェブサイトでは「酪酸は悪臭のする物質だが、接触した場合に皮膚などに異常が生じることはない」としている。 シー・シェパードの抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号のポール・ワトソン(Paul Watson)船長は「(日本側と)対峙(たいじ)した5時間は非常に緊張した事態だったが、衝突はなく、負傷者もなかった」と語っているという。 しかし、調査捕鯨を行っている日本鯨類研究所(Institute of Cetacean Research、ICR)は、同号と同じく抗議船の「ボブ・バーカー(Bob Barker)」号もくり返し、ワイヤーロープをくり出し、発射機を使って酪酸入りの瓶を日本の船団に発射したと述べ、3人のけがは酸の飛沫による化学性のものだと主張している。(c)AFP 「酪酸は悪臭のする物質だが、接触した場合に皮膚などに異常が生じることはない」・・・これが事実だとするなら彼らの目的は 「悪臭を放つことによる嫌がらせ」だということなのだろうか? ちょこっと調べてみよう。 酪酸(らくさん、butyric acid)、IUPAC名:ブタン酸(Butanoic acid)もしくはn-ブタン酸(n-butyric acid)は、構造式 CH3(CH2)2COOHの直鎖カルボン酸である。構造異性体にイソ酪酸 (CH3)2CHCOOH がある。哺乳類は極微量でも臭いを探知することができ、イヌでは10ppb、ヒトでは10ppmまで嗅ぎ分けることができる。
■性質 酪酸はpKa4.82の弱酸で類似化合物の酢酸はpKa4.76である[1]。これらカルボン酸の酸強度は-CH2COOH構造から生じている[2]。酪酸の密度は0.96 g/cm3で、分子量は88.1051である。従って純粋な酪酸は10.9mol/lである。 融点−7.9℃、沸点164℃の無色の油状液体で、特有の不快臭を有する。水とはよく混和するが、食塩水には溶けにくいことから、酪酸水溶液に多量の食塩を加えると分離することができる。 ■存在 バターの中から得られたのでこの名で呼ばれるようになった。また、銀杏の異臭の原因でもある。 脂肪酸の分解過程で生合成されるほか、バターやチーズ、皮脂に含まれている。哺乳類の大腸や反芻胃では細菌が食物の中のセルロースやヘミセルロースを嫌気発酵し、酪酸などの短鎖脂肪酸を生成しており、これが草食性動物の体内では重要なエネルギー源となっている。 ■合成 工業的にはブタノールやブチルアルデヒドの酸化によって作られている。また、酪酸エチル、酪酸イソアミルなどのエステルはパイナップルの香気成分(香料)として知られる。 ■危険性 皮膚や粘膜に対する腐食性があり、水生生物に有害。 ICSCでは「漏洩物処理」項目で、環境中への放出を禁じている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%AA%E9%85%B8 「皮膚や粘膜に対する腐食性があり、水生生物に有害」だと説明されていて、尚且つ「環境中への放出を禁じている」と明記されているようだ。 別の資料によれば・・・ ■中程度の強酸であり、塩基、強酸化剤と反応する。多くの金属を侵す。 ■有害性:腐食性: 眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。 ■環境影響:•魚毒性。水生生物に対して毒性がある。 ・・・と説明されている。 水生生物にとって有害となる物質を洋上で、人間目掛けてばら撒いているのが彼らの「環境保護」の方法と言うことなのだろう。狂人の論理は、常に常識人の理解を超えたところで成立しているものだ。 このままこの「狂人集団」を放置すればその「凶行」は(必ず)エスカレートし、近いうちに「重大な結果」を齎すであろうことは、(常識として)十分に予測できる。船舶を衝突させ万一、どちらかが沈没するような事態となった場合、その海域は船舶から漏れ出す燃料などで著しく汚染されてことになる。もちろん乗員が死亡する危険もある。 「事件が発生しなければ(実質的な被害者が発生しなければ)法的な効力を発揮することはできない」とは、国内において警察が「犯罪予防」の限界を嘆く時に使う言葉である。 他国の、それもまったく「常識の通用しない狂人ども」の無茶苦茶な攻撃行為から自国民の安全と権利を確保する方法とは、果たしてどのようなものであろうか・・・? ■関連記事■ |
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