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原子力発電所は、その安全性維持のために定期的な清掃業務が必要となるが、かつて、この作業を行っていたのは「ホームレス」と呼ばれる人間達であった。電力会社からの委託を受けた「人材派遣会社」のスカウトマンが、上野や新宿あたりを寝ぐらにしていたホームレスに、高収入の仕事として、この「作業」を持ちかけるのだ。 特別な能力は何も必要なく、普通の工場労働者の仕事の倍額が支払われ、2日間で戻って来られる。この条件に同意した彼らは、都心から200Kmも離れた「発電所」へ連れて行かれる。設備について、事前の説明はなにもなく、「放射能防護服」を着させられ、彼らは円筒状の巨大な「鉄の部屋」に入れられ、その部屋の清掃作業をやらされた。室内の温度は最高で50度にも達し、作業員達は湿度で曇った「マスク」を拭くために、度々それを外したという。 その部屋は発電所の中核・すなわち「原子炉」の中だった。原子力発電所の機能を支えるための「最も危険な仕事」のために、下請け労働者、ホームレス、非行少年、放浪者や貧困者を雇うという習慣は、30年以上もの間、行われ続けてきた。ある調査によれば、その間に、700〜1000人の作業員が死亡し、現在でも数千人の人間が癌や白血病で苦しんでいるという。 「いやなら辞めればよい。」 「労働者の権利より、国民の生活だ。」 「発展のための犠牲はやむ終えない。」 国民がそのように「考えてくださる」ので、国家も会社も「やりたい放題」である。
このような実情を「豊かな社会」と呼ぶ(らしい) |

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初めまして、デジコムといいます。
東海村の臨界事故といい、原子力産業を、信頼できないのはこの点です。
つくづく、悔しいのは、東海村臨界事故の時に、労働者が放射能の知識を持たないと、作業の意味がわからず、自分の身を守ることも事故を防ぐことも出来ないという事実がはっきりしたのに、作業に関わる人間に対する資格制度が何も無い事です。
これを作っておけば、人件費だけで原子力産業はペイしなくなるでしょう。
本当におかしな話です。許認可大好きの官僚が、高度な技術に裏打ちされた原子力産業の中核部分に携わる人間に資格試験を施さないとは…。
2009/7/31(金) 午後 6:05 [ デジコム ]
デジコムさん♪
このような業界の体質が「過去のもの」ではなく、現在でも堂々と
まかり通っていることに恐怖を感じます。
もちろん「原発産業」だけの話ではありませんが・・・。
2009/8/5(水) 午後 6:10