東京、川崎で感染確認 同じ学校の女子生徒
5月20日23時27分配信 産経新聞
新型インフルエンザの感染が20日、東京都と川崎市でも確認された。近畿圏以外での国内感染の確認は初めて。滋賀県でも感染が確認されており、国内広域に感染が広がっていることになる。厚生労働省や東京都、川崎市などによると、感染が確認されたのは、いずれも川崎市高津区の私立洗足学園に通う東京都八王子市在住の女子生徒(16)と、川崎市在住の女子生徒(16)。生徒らは19日に米国から帰国しており、近畿で拡大している感染ルートとは異なるルートで感染したとみられる。
東京都によると、八王子市在住の生徒は今月11〜18日まで、同じ学校の生徒5人と英語教師1人とともに米ニューヨークに滞在。19日に成田空港に帰国した。帰国の機内ですでに発熱症状を訴えていたが、機内検疫の簡易検査では陰性だった。
帰宅後に、症状が収まらなかったため、20日に八王子市内の医療機関を受診。簡易検査で陽性反応が出たため、都健康安全研究センターの遺伝子検査(PCR)を行い、20日夜に感染が確認された。すでに感染症法に基づく入院措置がとれらており、発熱やせきがあるが快方に向かっているという。
渡米した生徒らには、すでに自宅からの外出自粛要請がされている。帰国後に高校には登校していない。
これとは別に、同日、滋賀県で新型への感染が確認されたのは大津市の男子大学生(23)。渡航歴はないが15〜17日にかけて神戸市を訪れていた。
これで感染が確認されたのは兵庫、大阪に続いて5都府県となった。厚労省などによると20日夜時点の兵庫県143人、大阪府117人、東京都、神奈川県、滋賀県が各1、成田での検疫で確認された4人を合わせ計267人になった。
また、厚労省は20日、国立感染症研究所と神戸市保健所が行った感染者43人の症状分析結果を公表した。分析は「季節性と症状が類似しており、全例を医学的に入院させる必要はないことが示唆される」と結論づけている。週内にとりまとめる予定の行動計画の改訂の中に、分析結果を反映させ、地域ごとに柔軟な対応策がとれるようにする。
分析結果によると、感染者の平均年齢は17歳。男女比は男1に対して女1.3。90%以上に38度以上の高熱があり、抗ウイルス薬を投与したところ、42例は「入院の必要なし」と判断された。
上記の報道によれば、生徒は今月11〜18日まで、同じ学校の生徒5人と英語教師1人とともに米ニューヨークに滞在したと記されているが、今月の11日と言えば、米国内では感染者数が爆発的に増加し、その数2254人、世界の感染者総数は29カ国・計4300人を超えたと報道されている時期である。
いったい、彼らはいかなる用件でニューヨークに行き、一週間もの間滞在していたのか?この英語教師に「危険性の認識」があったのかどうか?また帰国後、成田での簡易検査が陰性だったとされているが、では、他にもこのような「検査ミスのケース」がいくつくらい予想できるのか?これらのことが問題とされるべきである。(これが問題とされないのなら、機内における簡易検査措置などまったく無意味だったということになってしまうではないか!)
この生徒が帰国後、成田から自宅(八王子)まで、タクシーを使用したとは考えにくい。通常の交通手段(電車・バス)であるなら、すでに多数の「見知らぬ他人」に対してウィルスを放出しているであろう。
「弱毒性」が強調され、季節性インフルエンザ並みの対応で十分だという見解がマスコミの主流となり、マスクをして手を洗っていれば安心だというような風潮が、彼らの行動(渡米)決定の背景にあるのではないだろうか?これが世界的なパンデミックが危惧される「新型インフル」に対する「先進国・日本人」の一般的な意識なのであろうか?
38〜40度の発熱に晒されることは、(完治することが前提とされた)インフルエンザの症状として軽症だと定義できても、その渦中にあって苦しみを感じない人間はいないはずであり、また生後間もない赤ちゃんなどでは深刻な後遺症を残すことになり兼ねない事態である。このような見地・見解が常識的なのだとする俺から見ると、11日に学生を引率しての渡米とは、あまりにも無謀かつ無責任な行動であり、「君たちのおかげで赤の他人が発熱で苦しむことになるのだ」と、誰かがはっきりと言うべきであると感じている。もちろん、彼らだけの問題ではない。
今後、都内では「ゴールデンウィーク・海外滞在者」を起因とした発病が予想される。海外旅行も「経済行為」であるからという理由によって、それを容認するのであれば海外旅行に行ける「余裕のある者」の道楽によって、無関係な「真の弱者=先天的な病気を抱えた人たちや、虚弱体質の人たち」が「不要な苦しみ」を苦しむことになるのだという事実を認識すべきである。
総じて、政府の感染防止策(情報開示を含めた)が国民をミス・リードしているとしか思えない。
「感染拡大でも季節性と同様の対策」
「感染拡大でも入院必要なし」
いずれの見出しも新型インフルが「軽い病気」であるという誤解を招いている。「季節性と同様の対策」の意味とは、感染が拡大期に入れば、特定の場所(空港など)での検疫など役に立たないという意味であり、「入院の必要なし」とは、必要がないのではなく、今後多発するであろう感染者すべてを収容できる病室がないという意味である。パニックを避けるための配慮であろうが、このように、必要以上に事実を軽くみせる表現によって生じた誤解から、上記なような無責任行動が増長されているとするなら、その結果として「全体的なリスク」が高まっているのだということを主張しておきたい。
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