傾聴について

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人の話をよく聴く。 そうすると、その人自身が自分の力で問題を解決することが出来ます。
でも、人の話を聴くというのは、意外と難しいものです。
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もし透明人間になれたら、何がしたい??

こんな質問を男子中学生にしたら、
「女風呂に行く」という答えが、8割を超えるかもしれない・・・

「女の人の裸を見たいんだな! このスケベ!」と、大部分の人は思うでしょう。
まぁ、中学生くらいの男って、そんなモンです。 
(自分は違いますが!笑)


傾聴や質問のスキルを学ぶと、そこからもう一歩、踏み込むことが出来ます。

なぜ、女風呂に行きたいの?
女風呂に行ってどうしたいの?

裸を見たいに決まってるやん! というのは決め付けで、
本当は、「のぞきをする不届きものがいないか、見張っていたい!」 という崇高な目的を持っているかもしれません。


決め付けなしで聴いて、訊く(←たずねる の 意)

もし、「このスケベ!」 と決め付けたら、回答者は悪人。
もし、崇高な目的を聴いたら、回答者は善人。

こんな風に質問に対する同じ回答からでも、違う印象や解釈が生まれます。

何の先入観や決め付け、勝手な解釈なしに、もう一歩踏み込んで話を聴くこと。
人を理解するためには必須のスキルと思います。

傾聴や質問のスキルを学ぶことは、相手を理解するためにとても重要なスキルです。




 
役所広司さんが出ている大和ハウスのCM、
このシリーズはちょっと奇妙な感じというか、エキセントリックな感じがして、最近のCMの中ではお気に入りです。
 
最近はダイワニャンという猫に役所さんが質問するけど、答えずに猫がどっかに行ってしまって、監督やその他のスタッフががっかり。。
役所さんが 「俺のきき方が悪いのか?」 というバージョンなのですが、これを見てふと思ったことがありました。
 
 
職場の人間関係が悪い、コミュニケーションが取れていなくてなんとなくギクシャクする。
それを改善するためにみんなの不満を吸い上げようと、面談の機会を設ける。
しかし、いくら一生懸命聞こうとしても、本音で話してくれない・・・
 
そういう場面をCMに当てはめると、
役所さんが「俺のきき方が悪いのか?」 と言っている姿が上司そっくり!
 
 
役所さんを、不満を吸い上げたい上司
ダイワニャンを部下に見立てると、しっくりきます。
 
 
何か情報を得ようと部下の話を聞こうとする上司、
でも、答えてくれない部下。
人間なら愛想笑いをしたり、「いや〜、不満なんてないっすよ〜。」なんてごまかしたりしていきなり立ち去ることはないのですが、心は、ここにあらず・・・。
 
せっかく面談の機会を設けたのに大した情報も得られず、上司にしてみれば、「俺の聞き方が悪いのか?」
 
 
監督は役所さんがダイワニャンに問い掛ける前に、「君の聞き方がよければ、ダイワニャンは必ず答えて る」と言っています。
 
 
「聞き方が悪いのか?」 

 
これは、相手が素直に心を開いてくれなかったり、思うような反応が返ってこないときに常に意識しなければならないこと。
間違っても、「自分は一生懸命やっているのに、答えてくれないのは相手が悪い」では、ないのですね。
 
 
人から何かを聞き出したいときや気持ちを確かめたいときは「聴き方」が大切で、そういう意味では傾聴を学ぶことは、大変意味があることです。

特に人間関係においては、聴き方とともにタイミングも合わせて意識すると、相手の本当の思いがポロポロとこぼれる様に溢れ出す。 
 
そういうことが往々にしてあります。


役所広司 CM ダイワニャン その2 大和ハウス
人の話を聴かせて頂いている時、ついつい自分目線で解釈しようとしていることに気づくときがあります。

「聴き下手な人は、答えようとして聴いている・・・」

傾聴を学んでいるとき、指導員の方に散々言われたことですが、気がつくとやっちゃってますね・・・


家に帰って、一日の出来事や仕事の愚痴をペットに話しかけてストレス解消している。
という人がいます。
その人は、ペットは何も語らず私の顔をじっと見て、ずっと聴いてくれる。
それだけで何だかすっきりするし、明日も頑張ろうと思える。
そんな風に言っています。

うなずきも相槌も、そして批判や評価、解決策の提示もなしにじっと聴いているだけ。

それだけで人って心がすっきりこともあるんですね。

話すことでカタルシス効果を得てすっきりする。

時には、ペットのような傾聴態度で話し手の話を一心に聴くことも必要だと、痛切に感じます。
結果的に、それが話し手にとっての「気づき」になることもあると感じます。


話を聴くときの視線

「人の話を聞くときは、相手の目をみましょう。」

このように幼稚園か小学校低学年で教わったと思います。

でもどうでしょう。
人の話を聞くときに目をじっと見つめていることって、なんだか辛くないでしょうか。

おそらく、見つめられるほうも何だか気まずいような気がします。
適度に目線を外したり、鼻の頭の辺りや、眉間のあたり、口元を見るなどして
相手が話しやすい雰囲気を作るのが、大人の聴き方です。

ただし、きょろきょろしたり、特に女性に対し視線を外しすぎて
胸元を見てしまったり・・・  
こういうことは避けなければなりません。
不快に感じますもんね。


「傾聴モード」で話を聴くときは、
相手との「アイコンタクト」を大切にします。

見つめることではなく、
優しく温かな気持ちを向け、相手に関心を示す視線。

ただ相手のほうを見るだけでなく、
表情や態度、しぐさ、話し方から、
話し手の言葉の裏に隠れた本心(気持ち・感情)を
汲み取ろうとすることも大切なマインドです。

メモを取ると、どうしても視線を下に向けてしまうので、
重要だと思うことをメモに取るときは、相手に目線を
向け、関心を向けたまま、ペンや紙を見ないでメモを取ります。

もっと言えば、メモを取らずとも自分の脳内の
メモ帳に記憶できると理想的。

メモを取ることに関心を向けるのではなく、
話し手の感情に関心を向けることを忘れてはなりません。










陥りがちな傾向

カウンセラーといえど、人から相談されたり信頼して頼られたり
することは、嬉しいものです。

自尊心がくすぐられる、満たされる、
存在価値を認められる、もしくは、優越感を感じることができるとでも
言うのでしょうか?

これはカウンセラーもやはり一人の人ですから、こういう心理は
当然あります。

ただし、
そのときにどういう態度でクライエントに接するか。
自律できるか。離別感を保てるか・・・

そこが、カウンセリングを学んだ人とそうでない人の分かれ目に
なります。

人から相談を受けると陥りがちな傾向として、
・ 相手の役に立ちたくなる。
・ 相手の話を最後まで聞かずに先回りして
  助言や指導がしたくなる。
・ 相手の話を聴くよりも、自分がたくさん話してしまう。
・ その結果、相手の為によい助言・指導ができたと
  自己満足してしまう。


よい聴き手は、多くは話さずまず心を傾けて最後まで熱心に聴く。

いわゆる「傾聴」です。


カウンセリング指導を受けている先生によく言われることは、
「よいカウンセリングができたな!と自分で思うときは、
ほとんどの場合、失敗している。」

上手くできたと感じるときは、
カウンセラーがしゃべりすぎて、クライエントにとっては
指導・助言・説教になってしまっている場合が多いと・・・

カウンセリングを行う際に、絶対に忘れてはならないマインドが
あります。

「正そうとする前に、わかろうとせよ」
http://blogs.yahoo.co.jp/taku_style1206/3427994.html

日本メンタルヘルス協会 衛藤先生の講座にも、
何度となく出てくる言葉です。

これを忘れず肝に命じてカウンセリングに取り組みます。


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