|
ほとんどの人には優しい気持ちがあって、本当はそれを素直に発揮したいと思っている。
ボクはそう思っています。
先日、東急田園都市線に乗って渋谷へ向かっていました。
久々の本格的な雨、また、つり革のほとんどに誰かの手が掛かっているような混み具合で、隣に立っている人の足にぬれた傘がつかないか、少々気を使って立っていなければならないような感じです。
ボクの斜め前には、18歳か19歳くらいのちょっと明るすぎる金色の髪をした女性が座っていて、ケータイでメールを打っているのかゲームをしているのか、一心不乱にボタンを押していました。
近所のコンビニにでも行くの? といったようなスウェット上下にノーメーク(だと思う)、大変ラフな格好。
そのまま渋谷の街は歩かないでしょう・・・ というような感じです。
溝の口(と言う駅)について、降りた人と入れ替わってボクの隣には、元気そうではあるけれども明らかにおばあちゃんといってもいい年齢の方が乗ってきました。そのおばあちゃんの前に女性が座っています。
溝の口を出てしばらくして、女性がチラッと顔を上げましたが、またすぐにケータイのボタン操作を始めました。
二子玉川(という駅)に止まるために電車が速度を落とし始めたとき、女性が席を立ち、斜め前のドアの方へ歩いていきました。 その空いた席におばあちゃんが座ります。
女性は、ドアの手すりにもたれるように立ち、他のお客さんの隙間からチラッと視線を送ったように見えた後、またケータイを操作しています。
二子玉川でお客さんの乗降が終わってドアを閉め、また電車が動き始めました。
と、さっきの女性がまだドアの手すりにもたれて立っています。
「あれっ?降りるんじゃなかったんだ・・・」
と思った瞬間、ボクの頭の中ですべての行動が線で結ばれました。
座ってケータイを操作しながら顔を少し上げ、おばあちゃんが自分の前に立ってることを確認。
その後、電車が速度を落とし始めるまで、「譲ろうか、でも恥ずかしいな。。。 」といった葛藤。
席を立ってドアのほうへ行った後、こちらを少し見て、おばあちゃんが座ったことを確認。
結局その女性は渋谷のひとつ前の停車駅、三軒茶屋で降りていきました。
おばあちゃんはというと、おそらくそんな女性の小さな勇気を感じることなく、渋谷の先のどこかへ行かれました。
見た目、派手な感じでとてもお年寄りに席を譲るなんてしないだろうな・・・ と思わせる女性でしたが、本当は心の中にしっかりと優しさを持っていて、それを素直に表現、発揮することが出来ずああいう手段をとったのだなと思うと、何だかすごく可愛らしく思えました。
三軒茶屋で降りていった女性には、優しさを素直に表現することを身に付けて、「ありがとう」という感謝を受け取れるようになるといいのに・・・と思います。 もったいない、せっかくすごく優しい心を持っているのに・・・
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用






