日常あれこれ
告知、らしきもの。
なんっかもう、本当にご無沙汰で。 で、いきなりですがご報告です。 「前髪を掴め!」が電子書籍として配信される運びとなりました。 https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=72825 ↑ こんなやつです。 出版社との契約により、ここに置いてあるものも非公開にしなくてはなりません。 なんか自分の子供が社会に出るみたいな、不思議な感じ。 よろしかったら覗いてみてくださいな。
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夜明けの色 一章 2
2014/11/7(金) 午後 1:01
反逆者は出なかった。出ないというよりも、出られなかった。役人に反抗の色を見せた見せしめに投獄される。打たれた挙句に衰弱死してもそれは当然のことと処理され、遺骸が戻ることもない。山の民は狩りのために槍を使うことを許されてはいたが、それを研ぎに出すことも役人の許可なくしてはできない。許可は管理する役人の気分次第であり、主に山の民を困窮させる策として、錆びついた
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夜明けの色 一章 1
2014/11/5(水) 午前 0:15
種族の長であった「大いなる牙」が交渉決裂の末に討たれたとき、行動を共にした息子「叫ぶ風」も捕らえられ、牢に繋がれた。年若き指導者の、繋がれた息子はまだ十三であった。山の民は指導者を失い、地の民の支配が幕を開ける。山の民はそれまで自由に行っていた地の民との交易や自分の住処を決める権利を一切失い、交易には大きな税を課せられ、地の民の認めた場所にだけ生活を持つこ
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夜明けの色 プロローグ
2014/11/5(水) 午前 0:13
獣は 疾 ( はし ) っていた。両後ろ足には、枷の名残の輪が残っている。背には一本の槍を背負い、四つの足が砂を蹴る。砂漠の夜の冷えた空気に、白い息が流れる。時折岩場の陰に身を潜め、腰の革袋から水を含む。そしてまた、進むのだ。進まなくてはならない。月の光に獣の身体が浮かび上がり、淡い影を落とす。背負った槍が時々光る。鞘は必要ない。
一昼夜走り続けもう
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