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この作品は少々グロイところがありますので、18歳未満の方、あるいは超健康体の方、はスルーしてくださいね^^



















以前読んで忘れられない強烈な印象のあった小説をご紹介します。村上龍さんの『THE MASK CLUB』です!! 表紙もインパクト大ですよね^^


これはSMクラブに関わりのある7人の女性を通じて、「男性社会」が崩壊していくのを訴えている作品です。つまりバブルが崩壊し、それまでの男性社会から、男女平等社会に移行する風潮を、死者を主人公として描いている、村上龍さん独特の手法の小説です。



ざっと、あらすじですが。。。。。



 沙羅、美樹、久美子、万里、留美子、栞、怜子の7人は何かしら、SMクラブに勤めた経験、

もしくはアルバイト経験、あるいはSM連載記事を担当する出版社に努めた経験、のある女性が

定期的にホテルのスイートルームで集まって、おしゃべりしたり、ちょっとしたレズ行為、

あるいはSM行為を実践するパーティを開催し、「マスククラブ」と名付けました。

 7人の女性は小さい頃に様々な経験を持っており、それがトラウマとなり、普段の社会の中で

話せないことも、この会合では気軽に話せるのです。OLをしている女、花屋でバイトする女、

出版社に努める女。。。。。職業は様々。


 そしてこの様子を、これらの女性に殺された男性が魂になって、その視点でストーリーは

展開していきます。ちょっと移植の物語です。




 さて、この秘密クラブに、美樹の付き合っていた男性;二宮に、美樹がこっそりと話し始めるの

です。女性だけの集団だからなせることなのに、男性が介入するとまずいことになると

他の女性は考えます。それで、ある日美樹を通じて、二宮をこのパーティに参加させることに。。。



 しかし、男性はこういうとき、胸を弾ませて参加するものですが、7人の女性は二宮を消すことを

計画するのです。。。。。




 ちょっと、これがすんごくリアル。。。。。。。


?H3>P250から引用。。。。。
 ある初夏の土曜日にマスクを持ち寄って、7人全員で集まった。緑色の革で造られたスペイン製の

ソファに、二宮を座らせ。。。。。。。

 今夜のあなたは王様なのだと、私たちは代わる代わる彼の耳元せ囁いた。たまにはMをやって

みて、すごい体験をさせてあげるからと言って、二宮に目隠しをして、椅子に手足を縛り付けた。

叫び声が漏れないように、細い針金で口を拘束した。上腕をゴムで縛って、静脈を浮き上がらせ、

携帯用の注射器で血管に空気を入れた。


 その数時間後、わたしたちはバスルームに大きなビニールシートを敷き、二宮のからだを切断し、

切り刻んだ。。。。。。。。。。からだは、鶏や魚をさばくときのように細かく分け、ミキサーや

グラインダーで液状にし、。。。。。。。。



  。。。。。。二宮の殺害とその処理を誰も躊躇しなかった。。。。。



  。。。。。空気を注入された二宮の血管はあちこちで血栓が起こり、。。。。。。



  。。。。。。このアイデアは準看護師の栞のものだった。。。。。。



アマゾンの紹介


Amazon.co.jp
 「わたしは死人だ」という衝撃的な書きだしの本書は、1997年6月に村上自身が手がけたWebサイト「tokyoDECADENCE」の主要コンテンツとして生みだされた。金融・経済をテーマとしたメールマガジン「JMM」の発行、引きこもり青年ウエハラの狂気を描いた『共生虫』のオンデマンド販売など、積極的にネットへと進出していく村上が、バーチャルな世界と小説との融合を試み、かつ「死者の視点」を用いるという文学的な実験も行った意欲作だ。 
   恋人ミキが所持する「MASK CLUB」と書かれた奇妙なカードに興味を抱いた「わたし」は、彼女が通うマンションに忍び込み、何者かに背中を刺され殺される。自分を殺した犯人を探るべく、ときにヤモリの臓器を透かして、あるいは微小な羽虫の背中の上から、密室の中で仮面をつけSMに興じる7人の女たちを死者となって見つめ続ける「わたし」。眼球から脳の神経細胞をたどり、他者の記憶を探るなど、想像力と生物学の知識とを縦横に駆使した死者の描写は、頭がくらくらするほど刺激的だ。倒錯した世界へと引きずり込まれた読み手は、女たちのトラウマが告白される後半部分をよりリアルに感じ取ることができるに違いない。 

   SMをモチーフとした村上の作品は、『エクスタシー』『メランコリア』『タナトス』の3部作や、『トパーズ』と『ラブ&ポップ』など、複数の作品を手にとることで初めて理解を深めることのできるケースが少なくない。また、村上は2000年に行われた柄谷行人との対話で、もはやマイノリティー(少数派)とはいえないSMという行為を「克明に記録してもしようがない」とも語っている。そのうえで書かれた本書は、村上文学の新たな展開を予感させている。

この後、4人の男性が同じ目に遭うのですが、男性社会の崩壊と、女性の社会進出を描いています!!不況になれば誰しもアンダーグラウンドな部分が浮き彫りにされますが、まさに不況時の心理描写を描いていると思います。女性の中でも生活レベルによって、色んな関係が成り立つことが話では描かれています。例えば、美樹とか栞はそんなに稼いでいない普通の感覚の持ち主、けれど、怜子は自分では一切お金を出さず、男性に貢がせるバブリーな女性のシンボルといった具合に。。。。。

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この話知ってるぅ!!
ゆめも読んだことあります!
村上龍さんの話はすごいです。
『トパース』もすごかった!!

2009/6/21(日) 午後 8:48 ゆめたん 返信する

ゆめさん
読みましたか?内容はすごいけど、熱中してしまいますよね。
トパーズもすごいです^^

2009/6/22(月) 午前 5:40 ★takumidayo★ 返信する

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