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↑ ↑ ↑ ↑ “みんなの検定”の中でミステリ検定を公開中です。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 東日本大震災や原発の事故、台風などにより各地で発生した災害で揺れた1年が 終わろうとしています。身近にある楽しみや娯楽のありがたみがわかった1年だった ような気がします。 ミステリ界にも悲しい出来事がありました。つい最近も『影の告発』などで 知られるベテラン作家の土屋隆夫が先月14日に94歳で亡くなったばかりです。 以前も触れましたが、俳優ピーター・フォークが亡くなったのも残念なことでした。 先日、早川書房の〈ミステリ・マガジン2011年11月号〉を図書館で借りて 読みました。ピーター・フォークの死去に伴う「刑事コロンボ」の特集を 読み逃していたからです。作家や書評家などが選ぶ名エピソードのアンケートには 様々な意見が集まっていて、それらを読んで懐かしさを感じるとともに 「刑事コロンボ」が多くの人に長く愛される名コンテンツであることを改めて 思い知らされました。特集内にはコロンボの原案を考えたリチャード・レヴィンスンと ウィリアム・リンクによる短編小説もあり、国内ではなかなか読めないものが 読めたことは貴重でした。 悲しい出来事の一方で、明るい話題もありました。今年の国内ミステリの トピックとしては、東川篤哉の『謎解きはディナーのあとで』(小学館)が ベストセラーになったことが挙げられます。ユーモアの要素も含んではいるものの、 本格ミステリの作品が広く一般に受け入れられたのは嬉しいことです。一時の ブームに終わらなければいいのですが。あと、個人的にはNHKで「探偵Xからの 挑戦状」の新作とBBCドラマの「シャーロック」が放送されたことが嬉しかったです。 さて、ミステリ界の年末といえば年間ランキングの発表があります。今年はすでに 早川書房の『ミステリが読みたい! 2012年版』のランキングや週刊文春の 「2011 ミステリーベスト10」が発表になっています。このあとも おなじみの『このミス』のランキングや原書房の『2012 本格ミステリ・ ベスト10』が控えており、楽しみです。ランキングの順位が作品のすべてではないと 思いますが、こういうものはある種のお祭りとして楽しみたいところです。 このほか、大きな楽しみなのが講談社の小説誌〈メフィスト〉の最新号です。 講談社文芸図書第三出版部がツイッターをやっていますが、それによると 12月6日発売の最新号には綾辻行人の『奇面館の殺人』と法月綸太郎の 『キングを探せ』が先行掲載されるとのこと。新刊の存在が明らかになったことと、 それら(おそらく作品の一部だけでしょうが)を読むことができるのは嬉しい 限りです。12月7日に発売予定の『キングを探せ』については特集ページが もうつくられていました。『奇面館の殺人』はいつ発売なのだろう・・・まあ、 「メフィスト」を読めばわかるでしょう。 いろいろあった1年ですが、ミステリを楽しく読めるありがたさを 噛みしめ、新たなミステリとの出会いを期待しつつ、来年を迎えたいと思います。 各書庫のご紹介です。 【ミステリ自由帳】 ・・・ミステリ全般について、あれこれ感じたり 考えることを、文章にしてみました。 単なる「一言感想」記事にはしない方向で。 【原稿用紙】 ・・・ミステリの創作に関する文章を書いています。 現在は「『犯人当て』書き方講座」を連載中。 書くことがあるにもかかわらず、かなり停滞中。 【連続もの】 ・・・数回にわたって続く記事を集めました。 新たな企画を思いついたら、また頑張って 書いてみようと思います。 【ミステリ英単語帳】 ・・・ミステリに関する英単語を取り上げつつ、 それに関連する話をすこし。ミステリは国内の ものだけではないな、という再確認もできます。 【ミステリ研究所】 ・・・ミステリ好きな博士と助手が、くだらない
雑談をしています。【ミステリ自由帳】の コメディ版・・・でしょうか。 |
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↑ ↑ ↑ ↑ “みんなの検定”の中でミステリ検定を公開中です。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ゲーム雑誌「週刊ファミ通」を発行しているエンターブレインが “インドア系エンタメ総合誌”として発行している月刊誌「オトナファミ」。 現在発売中の12月号の特集では「2011秋冬 ミステリーエンタ50作」と 題して、様々なジャンルのミステリ(系)作品を紹介しています。 定番の【小説】はもちろん、【海外文学】、【邦画・洋画】、【TVドラマ】、 【コミック】に【アニメ】、【ゲーム】、【イベント】と多岐にわたって 網羅されているので、読んで面白い特集でした。その中から気になるものを ちょっとだけご紹介します。 ・【海外文学】おやすみなさい、ホームズさん 海外文学というよりは単なる海外ミステリだと思いますが、今月下旬に 創元推理文庫から発売されるこの本の主人公は、「ボヘミアの醜聞」で あのシャーロック・ホームズを翻弄した女性、アイリーン・アドラーだとか。 女優にしてオペラ歌手でもある彼女が、宝石商の依頼でダイヤモンド探しを するというのが物語の導入部なんですが、上下巻で(本として)600ページほども あるボリュームたっぷりの作品のようです。ホームズのパスティーシュや パロディはかなりありますが、アイリーン・アドラーに焦点を合わせたものは そう多くはないはず。東京創元社のサイトを見てみると、下巻では 「ボヘミアの醜聞」の真実も描かれるらしく、ドイルが書いた本編との リンクがどうなっているのかも注目です。作者のキャロル・ネルソン・ダグラスは 邦訳が少なく「誰?」というイメージですが、本人のオフィシャルサイトを 覗いてみると、このアイリーン・アドラーのシリーズが8作も書かれていて 驚きました。『おやすみなさい、ホームズさん』の売り上げ次第では、 邦訳も続いていくのでしょうか。 ・【イベント】ミステリー系のイベント諸々 【イベント】のカテゴリーで紹介されているものは6つ。イベントというだけ あって、どれも実際に参加して楽しむことができる体験型のミステリーです。 ひとつだけは旅行会社がよく主催するただの“ミステリーツアー”(詳細な 日程を事前に知らされずに楽しむツアー)でしたが、残りは参加者に何らかの 謎が提示され、自ら行動して手がかりを探り、知恵を絞って解決するという 体験が出来るイベントです。 この手のイベントの草分けであるイーピン企画の「ミステリーナイト」は 年末と年明けに大阪と東京で開催されるようです。ホテルでのディナーと 宿泊を堪能しつつ、お芝居として上演される“事件”の謎を解決しなければ なりません。擬似的なものですが、聞き込みや現場検証などの捜査活動が 楽しめるところが魅力です。 近年ブラウザゲームなどでよく見られる“脱出ゲーム”を生身の人間が 体験できる「リアル脱出ゲーム」系のイベントも紹介されています。 年末には神宮球場を舞台に戦国武将たちが野球をしているという設定の リアル脱出ゲームが開催されます。そもそもの設定がぶっ飛んでいて、 どのような脱出ゲームになっているのか興味があります。また、新宿では 一定の期間ではあるものの、マンションの一室を使った常設型のリアル 脱出ゲームが開催されています。 こうした体験型のミステリー系イベントには一度参加してみたいという 気持ちがあるのですが、その場所まで行かないと参加できない地理的な 制約があるのがつらいですね・・・。 各書庫のご紹介です。 【ミステリ自由帳】 ・・・ミステリ全般について、あれこれ感じたり 考えることを、文章にしてみました。 単なる「一言感想」記事にはしない方向で。 【原稿用紙】 ・・・ミステリの創作に関する文章を書いています。 現在は「『犯人当て』書き方講座」を連載中。 書くことがあるにもかかわらず、かなり停滞中。 【連続もの】 ・・・数回にわたって続く記事を集めました。 新たな企画を思いついたら、また頑張って 書いてみようと思います。 【ミステリ英単語帳】 ・・・ミステリに関する英単語を取り上げつつ、 それに関連する話をすこし。ミステリは国内の ものだけではないな、という再確認もできます。 【ミステリ研究所】 ・・・ミステリ好きな博士と助手が、くだらない
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↑ ↑ ↑ ↑ “みんなの検定”の中でミステリ検定を公開中です。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 先月の角川文庫の新刊に、貴志祐介の『狐火の家』がありました。 日本推理作家協会賞を受賞した本格ミステリ『硝子のハンマー』(角川文庫)の 続編ということで、さっそく購入して読み始めました。 続編といっても、物語が連続しているわけではなく、探偵役が同じである シリーズものという意味です。帯にあるように、探偵役の職業から “防犯探偵シリーズ”と名づけられたようです。『硝子のハンマー』が 長編であるのに対し、『狐火の家』には表題作を含む4つの中短編が 収録されています。この夏には、シリーズ第3弾となる『鍵のかかった部屋』 (角川書店)が単行本で発売され、今後も楽しみなシリーズです。 ユニークなのが、その“防犯探偵”という設定です。探偵役の榎本径は、 防犯カメラや鍵などを扱うセキュリティ・ショップの店長なのです。 時には防犯コンサルタントとして様々な相談を受けたりもしている榎本ですが、 どうやら別の顔があるらしく、シリーズでワトソン役をつとめている弁護士の 青砥純子からは怪しい視線で見られることも。 防犯に関しての知識なら右に出るものがいない彼が挑む謎は、密室です。 昔からミステリには密室ものが多いことは、誰もがご存じだと思います。 誰も近づけなかったはずの部屋や開けられたはずのない扉が、たくさんの 名探偵の前に立ちはだかり、彼らを悩ませてきました。 そうしたところに新たに登場した防犯探偵の榎本は、鍵や錠前の専門家です。 その知識を生かして密室の謎に挑んでいくところは、これまでの探偵役には なかった新しいアプローチで、このシリーズの大きな魅力になっています。 『硝子のハンマー』では監視カメラや暗証番号に護られたビルが犯行現場になり、 現代的で堅牢な“密室”が大きな謎として提示されています。防犯の専門家が あらゆる可能性を考えては、ひとつずつ検証していく様子は知的興奮を 引き起こします。特に、現代的なセキュリティに基づいた密室を暴く ミステリは他にあまり例がないため、ユニークさが際立っています。 読んでいくうちに、セキュリティに関する様々な情報が榎本の口から次々に 語られ、自然と読者の方も防犯事情に詳しくなってしまいます。 セキュリティに重点が置かれてはいますが、内容は小難しくはなく、榎本と 純子のコミカルなやり取りもあって、読みやすいミステリです。 各書庫のご紹介です。 【ミステリ自由帳】 ・・・ミステリ全般について、あれこれ感じたり 考えることを、文章にしてみました。 単なる「一言感想」記事にはしない方向で。 【原稿用紙】 ・・・ミステリの創作に関する文章を書いています。 現在は「『犯人当て』書き方講座」を連載中。 書くことがあるにもかかわらず、かなり停滞中。 【連続もの】 ・・・数回にわたって続く記事を集めました。 新たな企画を思いついたら、また頑張って 書いてみようと思います。 【ミステリ英単語帳】 ・・・ミステリに関する英単語を取り上げつつ、 それに関連する話をすこし。ミステリは国内の ものだけではないな、という再確認もできます。 【ミステリ研究所】 ・・・ミステリ好きな博士と助手が、くだらない
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↑ ↑ ↑ ↑ “みんなの検定”の中でミステリ検定を公開中です。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 最近“リメイク”が流行のようで、劇場公開される映画を見ても、 リメイクがいろいろ見受けられます。過去の名作を現代風にアレンジして 作ったバージョンがあったり、他国でヒットした映画をリメイクしたり。 また、アニメやゲームを実写化したものも増えてきました。 テレビゲームの世界でも、過去の作品を作り直したものや高画質化した リメイク作が見られ、一部のファンからは「オリジナルの新作を出せ」と いう意見もあるようです。 さて、ミステリ小説においては“リメイク”という手法が通用しないことは 言うまでもありません。特に他人がそれをやれば、ただの盗作や剽窃としか 思われないでしょう。せいぜいパロディやパスティーシュのような、 別のかたちで先行作品を表現するか、もしくは作者本人が改稿して 完全版を出すくらいでしょう。 しかし海外ミステリ作品の場合は、翻訳を新たにする“新訳”によって、 同じ原作が従来とは違う味わいをもち、読者にインパクトを与える ことがあります。 近年では、村上春樹による『ロング・グッドバイ』(ハヤカワ文庫)が ヒットしました。レイモンド・チャンドラーによるハードボイルドの 名作が、日本を代表する作家の手によって生まれ変わったわけですから、 注目を集めないわけがありません。その後も『さよなら、愛しい人』、 『リトル・シスター』が出版されています。 そして、つい最近もこうした“新訳”が各出版社より相次いでいます。 コナン・ドイルのホームズものは、東京創元社と角川書店より新訳が 出ています。創元推理文庫では深町眞理子による【新訳版】が2010年より 継続して発売されており、最新のものは7月末に出た『四人の署名』です。 角川文庫版の新訳は今のところ去年発売された『冒険』と『回想』の ふたつの短編集だけですが、それぞれ訳者が違っています。『冒険』の ほうでは、ワトソンの一人称が「ぼく」になっており、好みが別れ そうです。 ハヤカワ文庫からはジョン・ディクスン・カーの名作『火刑法廷』の 新訳版が8月に出ました。 角川文庫では、エラリー・クイーンの名作『Xの悲劇』を皮切りに 元俳優のドルリー・レーンが探偵役をつとめるシリーズの新訳を 進めてきましたが、その最終作『レーン最後の事件』が今月下旬に 発売されます。今回の新訳版の翻訳者は、『ダヴィンチ・コード』の 越前敏弥です。 そして、クイーンのもうひとつの名シリーズである《国名シリーズ》の 第一作にして作家デビュー作でもある『ローマ帽子の謎』の新訳が 8月末に東京創元社から文庫版で発売されました。今後シリーズの 各作品が新訳に入れ替わっていくのでしょうか。 各書庫のご紹介です。 【ミステリ自由帳】 ・・・ミステリ全般について、あれこれ感じたり 考えることを、文章にしてみました。 単なる「一言感想」記事にはしない方向で。 【原稿用紙】 ・・・ミステリの創作に関する文章を書いています。 現在は「『犯人当て』書き方講座」を連載中。 あ、休載してもう3年ですか・・・。 【連続もの】 ・・・数回にわたって続く記事を集めました。 新たな企画を思いついたら、また頑張って 書いてみようと思います。 【ミステリ英単語帳】 ・・・ミステリに関する英単語を取り上げつつ、 それに関連する話をすこし。ミステリは国内の ものだけではないな、という再確認もできます。 【ミステリ研究所】 ・・・ミステリ好きな博士と助手が、くだらない
雑談をしています。なんとなく「ガリレオ」関連の 話題が多すぎです。 |
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↑ ↑ ↑ ↑ “みんなの検定”の中でミステリ検定を公開中です。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 先日、某大手書店に行くと、たまたま洋書バーゲンをやっていたので 何かめぼしいものはないかと商品を物色しました。そこで見つけたのが、 “ENCYCLOPEDIA BROWN”シリーズの3冊。『少年探偵ブラウン』の タイトルで日本でも翻訳が出ている、子供向けのミステリ短編シリーズです。 1冊210円で購入しましたが、本に載っている値段は米ドルで4ドル50セント。 この円高の現在、1ドル=80円だとしても、360円くらいです。 アイダヴィルという町に住む少年リロイ・ブラウン。“百科事典(ENCYCLOPEDIA)”の あだ名をつけられるくらい物知りのブラウン少年が、その知識と観察力、そして推理力を 駆使して、子供同士の些細なトラブルから強盗などの重大犯罪までを解決していく 物語です。父親が町の警察署長で、捜査情報をペラペラと息子にしゃべっちゃうのは ご愛嬌でしょうか。 このシリーズの特徴は、それぞれの短編がクイズ形式になっていることです。 ブラウン少年が容疑者のウソを暴いたり、犯人がおかしたミスを見破ったりして 事件を解決すると、例えば「どうして彼はそれがわかったのだろう?」という風に 問題が提示されるのです。読者はブラウン少年と同じ条件で作中の手がかりを もとに真相を推理することが出来ます。 子供向けの作品ということもあり、ミステリのレベルとしてはそれほど 高いものではありませんが、手がかりの配置などの構成はちゃんとしたものに なっています。ブラウン少年以外にも魅力的なキャラクターが登場するなど、 物語自体も悪くありません。作者のドナルド・J・ソボルはハヤカワ文庫で 出ていた『2分間ミステリ』の作者でもあり、こうしたクイズ形式のミステリは 得意なようです。 僕は小学生のときに偕成社から出ていた翻訳を読んだことがあります。 こうしたクイズ形式のミステリを読んだのは、そのときが初めてだったので 楽しく読んだおぼえがあります。大人になった今読むと、ミステリの難易度が 低いとは思いますが、本格ミステリの要素がシンプルな形で入っているので、 読んだときの面白さには変わりありませんでした。 各書庫のご紹介です。 【ミステリ自由帳】 ・・・ミステリ全般について、あれこれ感じたり 考えることを、文章にしてみました。 単なる「一言感想」記事にはしない方向で。 【原稿用紙】 ・・・ミステリの創作に関する文章を書いています。 現在は「『犯人当て』書き方講座」を連載中。 書くことがあるにもかかわらず、かなり停滞中。 【連続もの】 ・・・数回にわたって続く記事を集めました。 新たな企画を思いついたら、また頑張って 書いてみようと思います。 【ミステリ英単語帳】 ・・・ミステリに関する英単語を取り上げつつ、 それに関連する話をすこし。ミステリは国内の ものだけではないな、という再確認もできます。 【ミステリ研究所】 ・・・ミステリ好きな博士と助手が、くだらない
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