映画、好きっ!

今一番気になる監督はラヴ・ディアズ、そしてジェームズ・ベニング

アピチャッポン・ウィーラセタクン

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

ブンミおじさんの森

UNCLE BOONMEE WHO CAN RECALL HIS PAST LIVES−ブンミおじさんの森

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン

主演:タナパット・サイサイマー、ジェンチラー・ポンパス、サックダー・ケァウブアディー

製作年度:2010年

☆☆☆☆

ひと言:ウィーラセタクン監督の最新作にして2010年のカンヌグランプリ受賞作品。

改めて思うのですが、同監督作品は評価がしづらい!今回は2部構成というよりいろんな話がごちゃ混ぜになっているといった感じ。

基本的にはジャングルものなのですが、そこに今回は着ぐるみゴーストが出てくるんです。

どうしても彼の他の作品と比較してしまうのですが、同じ様なテーマでありながら際立った個性を見せてくれた『トロピカル・マラディ』『SYNDROMES AND A CENTURY』そして、『BLISSFULLY YOURS』。これら傑作に比べると、残念ながらあまり新味を感じませんでした

同じく『森』を題材にする河瀬監督とはプライベートで交流があるようですが、『森』そのものの描写は河瀬監督のほうが上だと思うのは私だけでしょうか。

『ブンミおじさんへの手紙』という12分の短編もあわせて鑑賞しました。

WORLDLY DESIRES

WORLDLY DESIRES

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン

主演:

製作年度:2005年

☆☆☆☆

ひと言:アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の短編映画。

映画撮影クルーがジャングルの中でミンリャンの映画のようなシリアスミュージカルを撮影している・・。

真夜中の森の中でアイドル歌手が突然現れ歌いだすのですが、同じ歌を場所を変えて何度も歌うのです。そのテーマ曲が頭から離れません。これはイマジネーションを喚起する傑作です。

森、自然と全く相対するポップカルチャー。まさに彼の真骨頂です。

ただアピチャッポン・ウィーラセタクンの映画を傑作などと言い出すと危ないかも。

BLISSFULLY YOURS

イメージ 1

BLISSFULLY YOURS

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン

主演:Kanokporn Tongaram、Min Oo、Jenjira Jansuda

製作年度:2002年

☆☆☆☆☆

ひと言:ウィーラセタクン監督の長編2作目。そして彼の名を国際的に知らしめた出世作。傑作です。

なんとも形容し難い、とにかく独特のスタイルを持っている人です。

ストーリー、キャラクターなど本来映画が持っている基本形をさらりと無視し、彼の持っているイメージを具体化しているだけ、夢のような映画です。

話の裏側に隠されている監督の意図などは考えないほうが良いのかも。ただ画面にあるものを受け入れる・・そんな見方が正解かもしれません。

タイトルロールが出てくるのが35分後、前半後半がわかれているなど同監督のお決まり手法。

素晴らしいシーンがたくさんありました。森の中での川の水遊びのシーン、車を運転しながらボーイフレンドを見つめるPoongのシーン、灼熱の太陽の光をあびながらまどろむ様にボーイフレンドに寄り添うように横たわるPoong。またひっくり返りそうになるくらい意表をつくシーンも。

ミンリャンの『西瓜』顔負けの、まるでポルノを見ているかのような淫らなシーン。しかし意外なのですが、そういったシーンも、あくまでも自然の流れの中で必然的に挿入されているのです。そして同監督やペドロ・アルモドバルもそうですが(真偽のほどはわかりませんが)、同性愛者特有の中性的な映画なのです。

傑作です。

SYNDROMES AND A CENTURY

イメージ 1

SYNDROMES AND A CENTURY

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン

主演:サクダー・ゲオブアディー

製作年度:2006年

☆☆☆☆★

ひと言:そして、『トロピカル・マラディ』を見た後、また数日たって続けざまに今度はウィーラセタクン監督の何と、トロント映画祭が主催したBest of Decadeで2000年代のベスト1にランキングされてた作品を見ました。

なんといってもナンバー1作品ですよ。

『トロピカル・マラディ』同様、本作もストーリーが真っ二つに分かれています。しかし今回はキャラの連動性はないのですが、時代も違いますし、場所も違うようですが、違和感は感じませんでした。二つの話の色使いや環境は違うのですが、全体的なトーンは一緒だったからだと思います。

印象的なシーンがあります。一つは日食のシーン、そしてもう一つは病院の地下室の煙を吸い込む丸い配管。またラストの野外で体操する人たちやポップソングに合わせてダンスをする人たちなどがそれまでの物語と対極に使われているのが印象的でした。また本作でも自然の音が抜群の効果を発揮していました。

しかし『トロピカル・・』同様、手放しで評価できる映画ではなく、評価するにはとにかく時間のかかる映画だと思います。作り手側が観客を選ばない、見たくなければいいよ、気に入らなければいいよ、私は作りたいものを作るだけといったそんな絵画などの芸術に似たそんな域に達しているのかもしれません。

そして、そんな映画が一部の知識層?に評価され、トップに君臨する・・・難解とされたタルコフスキー、ベルイマン、ブレッソンでさえ、もう少し幅広い層から支持を得ていましたが、明らかに時代は変わってきているのではないでしょうか。

トロピカル・マラディ

イメージ 1

TROPICAL MALADY-トロピカル・マラディ

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン

主演:サクダー・ゲオブアディー, バンロップ・ロノーイ

製作年度:2004年

☆☆☆☆★

ひと言:そして、今をときめくアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品を遂に見ました。

まずは彼が国際的に飛躍した映画です。カンヌ受賞作であり、トロント映画祭が主催したBest of Decadeで2000年代のベスト5にランキングされています。

見終わった後の素直な感想は、一体どこがいいの?です。なぜそこまで評価されているのか?です。

しかし数日たって、一生懸命!再度検証し、他の批評家などの絶賛する記事などを読み、少しずつ考えが変わってきました(^^)。信じられないのですが自分の考えを捻じ曲げようとし始めたのです!

ウィーラセタクンの映画手法でまず挙げなければならないのが、映画を二つに切って、それぞれちがったストーリーを展開することです、二つの話は一見繋がっているように見えるのですが、繋がっているはずなのですが、なかなか繋がりません。

これは私の理解力のなさなのかと、後で、いろんな批評家の論評や書き込みを見ましたが、ほとんど皆さん同じ意見です。特に本作は、前半はタイの山村のゲイの話、後半はタイの神話・昔話。二人のゲイは後半でも神話の主役として出ていますが話がしっくりこないのです。

前半は物語性もあって、監督の確かな演出力を感じました。二人が見つめあい、一人が突然、相手の手を舐めはじめるシーンはかなりショッキングです。

しかし後半の神話については、少し長さを感じました。神秘的な感じはいいのですが、セリフがほとんどなく、熱帯雨林の中を一人の青年が片方を探すというだけで・・う〜ん・・。

しかし特筆すべきは、自然の音(風、草がなびく、虫の鳴き声などなど)の音響がとにかく素晴らしい!映像の鮮度!?はこの上なく素晴らしいと思います。良く言えば革新的、悪く言えば映画学校を卒業したばかりのアマチュア的映画オタクぽっさの残るよくわからない映画・・非常に評価の難しい、おそらく映画史上かなり解釈の難しい映画だと思います。

全1ページ

[1]


.
Jack
Jack
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(1)
  • user t
友だち一覧
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事