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今一番気になる監督はラヴ・ディアズ、そしてジェームズ・ベニング

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世界

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THE WORLD−世界

監督:ジャ・ジャンクー

主演:チャオ・タオ、チェン・タイシェン

製作年度:2004年

☆☆☆☆☆

ひと言:これは現代映画のひとつの完成系ではないでしょうか?

まず舞台設定が素晴らしい。コンセプトはいいのですが全くお客が入っているようには見えない北京の小さな『世界博』という舞台設定、そこで働くショーダンサー。一見華やかに見える仕事ですが、実は、みんな問題を抱えている・・恋、内陸からの流民、出稼ぎ、人身売買など。今の中国が抱える問題(世界第二位の経済国しかし一方で貧富の差、共産国が抱える問題)を、『世界博』で働く人たちに焦点を当てることにより浮かび上がらせます。

ダイアローグ、台詞の少なさなどはジャンクー監督の特徴ですが、本作は尚且つ、社会問題、そして普通のどこにである恋、また、そこに少しミステリーも織り交ぜて、最後まで目が離せません。傑作です。

マルメロの陽光

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EL SOL DEL MEMBRILLO/THE DREAM OF LIGHT−マルメロの陽光

監督:ヴィクトル・エリセ

主演:アントニオ・ロペス=ガルシア

製作年度:1992年

☆☆☆☆☆

ひと言:これは素晴らしい。時間の経過とともに忘れられない映画となりました。

絵のことはあまり詳しくないのですが、本作では、マルメロの木を描くことを決めた画家が、まず木枠を作り、キャンバス(紙?)を張るところから映画は始まります。その後、画家は、マルメロの木を描くため、自分の立ち位置を決め固定し、果実、葉、茎などをキャンバスのどの位置に描くかを決め、数週間かけて描いていくのです。

映画はほぼサイレントの趣で、たまに娘や妻との会話、また学生時代に一緒に絵の勉強をした親友の訪問時に会話があるくらいです。ひたすら絵に対峙する画家のショットに終始します。

マルメロの実というのは決して美しいものではありません。ごつごつして何か滑稽な感じがします。特に熟して木から落ち、地面に横たわりながら腐って行く姿は醜ささえ感じます。

エリセはこの果実を人間に例えていたのでしょうか?

劇中、幾度かラジオから流れるイラク戦争、事故、事件などのニュースが、そんな事とは全く縁のない世界に住んでいる画家の耳を通り過ぎていきますが、凄く印象的でした。

私にとっては本作がエリセの最高傑作となります。そして90年代の中でも『サタンタンゴ』『A CASA』、そして原一男の『全身小説家』と並んでベストの一本です。

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ALL ABOUT MY MOTHER
オール・アバウト・マイ・マザー
監督:ペドロ・アルモドバル
主演:セシリア・ロス, マリサ・パレデス, ペネロペ・クルス, アントニア・サン・フアン
製作年度:1998年

☆☆☆☆☆

ひと言:これは、素晴らしい!何が素晴らしいと言うとアルモドバル監督のお決まりのお昼のメロドラマ的幼稚なお話が全く気にならない。

主役を演じた4人の見事なまでのアンサンブル!母親・ロス, 女優・パレデス, もう一人の母親・クルス,そして信じられないオカマを演じたフアン!そして見事なまでに原色を強調した色彩豊かな映像美。まるでジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』ですよ!まさに90年代を代表するお気に入りの映画となりました。

THE SINGING DETECTIVE

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THE SINGING DETECTIVE

監督:Jon Amiel

主演:マイケル・ガンボン

製作年度:1986年

☆☆☆☆☆

ひと言:イギリスのTVミニシリーズにしてタイム誌のオールタイム100に選出されたミステリー+ドラマ+ミュージカルの異色作品。

噂どおり、脚本、演出、役者、映像すべてが、TVシリーズとは思えないほどの完成度です。

特筆すべきは主役の得体のしれない病気を患って入院している探偵小説作家を演じるガンボンの怪演!まったく動けないガンボンが頭の中で次作の小説の構想を練っている・・そのシーンが映画の本筋なのですが、いやあ全く素晴らしいミステリー展開です。

動けないので、また妻との関係もさっぱりなので、性的願望が爆発!そんな願望が頭で考えている小説の構想を大きく崩していく・・。また、そこでいきなりミュージカルが挿入されたりと大忙しです。現実に考えていることと架空の話がシンクロしていく・・いやあ全く、こんな映画はそうそうありません。6エピソードを一気に見てしまいました。美術セットや映像もすばらしく、こんな映画を見れて本当に幸せなのです。

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丹下左膳餘話 百萬兩の壺

監督:山中貞雄

主演:大河内傳次郎、喜代三、沢村国太郎

製作年度:1935年

☆☆☆☆☆

ひと言:山中監督の素晴らしい、そして楽しい楽しい大傑作です。

山中監督の作風は、時代を経ても決して飽きられることはないと思います。笑いの質がとにかく洗練されているのです。

大人の遊技場のおかみと雇われ居候用心棒の丹下左膳との掛け合い。

ひょんなことから孤児の坊主を世話するはめになるのですが、お互い、クールをを装って、そのくせ坊主のことが心配な二人。坊主の将来をにらんで、勉強させるか(おかみの意見)、武道に精進させる(丹下の意見)かで意見が分かれ、口論になり、見ているこちらとしてはどうなるのかなあと次のやり取りを待つのですが、次のシーンでいきなり勉強に励んでいる坊主を応援している丹下に笑ってしまいます。そんな笑いのツボを心得たシーンが満載です。

百万両の入った壺の所在のことなど、どうでも良くなってしまうのですが、そんな壺の扱われ方も全く言う事なしで収まるところに収まってしまう・・う〜ん、全く持って極上の傑作コメディです。

『人情紙風船』を見て、すぐに山中ファンになったのですが、本作はほんと格別ですね。一緒に見た我が家の子供たちですら、大笑いしていました。大人から子供まですべての年齢層のハートをつかむ、且つ、欧米の批評家などからも非常に高く評価されている山中作品、全く持って素晴らしいの一言に尽きます。

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