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加賀一向一揆勢を一掃した信長は、柴田勝家を北ノ庄城に送り込む。
その北ノ庄城は、今では柴田神社となり、柴田勝家を主祭神として祀られている。
信長亡き後、柴田勝家と羽柴秀吉は対立していき、
勝家の権威を強化する目的で信長の妹であるお市の方を勝家の妻とし、
秀吉への対抗を強化していったのだと、当時の背景を把握している。
即ち、お市の方が勝家に嫁ぐことは政略結婚といっていいのだろう。
そのお市の方は、その前に浅井長政の元に嫁いでいたが、
長政も信長に対立してしまい、信長に敗れてしまっていた。
夫や息子・万福丸を信長によって失ってしまう悲しみを背負い、
お茶々・お初・お江の三姉妹を携えて生き延びていたお市の方は、
こうしてまた北ノ庄へ勝家の元に来たのだった。
勝家と一緒に暮らした北ノ庄でのお市の方や三姉妹は、どんな風だったのか。
北国での暮らしに、勝家の愛情にも支えられ、
温かく幸せに過ごしていったのだと思いたい気持ちだ。
しかし、賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れた勝家は、遂に北ノ庄城で最期を迎える。
そこでお市の方も勝家と運命を共にする。
お市の方は、まさに戦国の世に翻弄された姫だったのだと感じる。
ここ柴田神社には、柴田勝家とお市の方の像がいた。
北ノ庄城と運命を共にした二人の像が、今ここに一緒にいる。
そして、お市の方や殉難将士の慰霊碑も建っている。
二人の辞世の句。
辞世の句とは、これまでの生涯を振り返り、
その思いを表現されているものだろうと思う。
二人の辞世の句は、何とも儚いものだなと感じた。
そして残された三姉妹は、秀吉の元に保護される。
実父・浅井長政も小谷城落城で失い、新しい父であった柴田勝家もこの時失い、
同時にこれまで育ててくれた母・お市の方までも失ってしまう。
何もかも失ってしまった空虚感があったのだろうと思う。
そこまでに至る彼女らの歩みには、
いろいろと彼女らを感じ考えさせたものが、たくさんあったのだろうと思う。
その後、三姉妹はそれぞれ強く生きて行き、
戦国の世に大きな影響を与えるに至る。
そんな三姉妹にとっても、
ここ北ノ庄城での別れはとてもショックで辛かっただろうと想像できる。
その三姉妹を祀る神社が、ここ柴田神社の奥にひっそりとあった。
今頃、あの世でみんな一緒になり、幸せに過ごしているのだろうか。
そうした『戦国の姫たち』ゆかりの地とし、
JR福井駅では可愛い三姉妹が観光客を出迎えてくれている。
来年の大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』を見るにあたり、
こうした物語を通じて伝わる彼女らの心など、
いろいろと感じていきたいと思っている。
『江 〜姫たちの戦国〜』、どんなドラマになるのか、今から楽しみだ。
『柴田神社(北ノ庄城址公園)』所在地: 福井県福井市中央一丁目21-17
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おはようございます!
いい休日をお過ごしのようですね^^
桃の守さんの記事を読んでいたら歴史がとても
おもしろく感じますよね!
ちなみに記事の内容は頭の中に全部入っているのですか?
お市の方の話は有名ですけどね!
なんか旅した気分です^^
しっかり身体も心も充電してください♪
2010/8/20(金) 午前 7:52
おはようございます(*^_^*)
相変わらず素晴らしいブログですね
桃の守さんのお話に感銘を受けます
知らないことを知ることが出来る事
あらためて、うっすらとしか知らないお話を自分の中に吸収出来ました
それにしても、お市の方の逞しさや、そして人生の終わりのはかなさ
時代の流れが素敵ですね
2010/8/20(金) 午前 9:25 [ レイヤ ]
来年の大河ドラマを先取りしたような記事ですね。
主演の上野樹里ちゃんが大好きなので今から楽しみなんですけど、
日本版「宋家の三姉妹」(日本の方が古い話だけど)
のようなドラマになってくれればなと思っています。
そういえば、北の庄城の中にあった井戸が
「福井」という地名の由来になったそうですが、
ご覧になられましたか?
2010/8/20(金) 午後 3:04 [ 鉄平ちゃん ]
初めてのお邪魔です。
毎日楽しみに読んでいる中国新聞の連載「三人の二代目」の今朝の部分と、ここの記事が、関連してるのでびっくりしてます。
秀吉が織田家の当主を「三法師君」と決めたので、勝家が呆気にとられた部分が今朝の場面でした。
勝家は、これからも波乱の人生を送るんですね。
予習が出来ました。
2010/8/20(金) 午後 6:54
ラブマリッジさん
僕の記事で歴史を楽しんでいただけたなら、とてもありがたく嬉しいです。
歴史で伝えられている物語は、おおよそは頭に入っていたり、
または旅先で知り得たものもあります。
記事に記す時は、必要に応じ、簡単に調べることもあります。
また、僕の歴史にまつわる記事を、是非とも読んで下さいね!
2010/8/21(土) 午後 11:48
レイヤさん
僕のブログでレイヤさんにとって得られるものがあるなら、
それもまた、嬉しく思います。
お市の方の生きてきた道、いろいろと翻弄されたのだろうと思いますが、
それがお市の方の道だったのだろうと思い、それを受け入れたのかと想像しています。
2010/8/21(土) 午後 11:56
鉄平ちゃんさん
来年の大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』もまた、楽しみですね。
ご紹介の「宋家の三姉妹」という物語、僕は知らないですが、
大河ドラマはとても期待しています。
柴田神社には、お市の方の井戸というようなものがあったように記憶していますが、
これが、ご紹介の井戸だったのかも。
福井の名前の由来も教えて下さって、ありがとうございます!
2010/8/21(土) 午後 11:59
ゆうさん、はじめまして!
「三人の二代目」という連載小説は、僕も京都新聞に連載されているのを
見たことがあります。
ただ、僕はその小説を読んでいなかったですが、
ちょうど、僕の記事が関連していたのですね!
ゆうさんにとっては、小説の先を明かしてしまったのかもしれませんが、
これからも「三人の二代目」を楽しんで読み進めて下さい!
2010/8/22(日) 午前 0:02
お市の方の再婚先が権六さんで良かったと思いますね。
秀吉の元に嫁いだら死と言う悲劇は避けられたのでしょうが、
幸せだったとは言えなかったと思います…
権六さんは武骨な反面、とても優しく、お市の方親子を迎え、
大事にしてくれましたからね。
来年の大河で、この北庄は盛り上がりそうですね。☆彡ぽち。
2010/8/29(日) 午前 5:28
るなさん
柴田勝家は、やはり良き夫だったのですね。
北陸の地で暮らしたお市の方や三姉妹は、勝家と共に幸せに過ごせたのだと思いたいです。
来年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』では、
そこらあたりもしっかりと演出してくれるだろうと期待しています。
来年に北ノ庄もブームとなるかもですね。
トラックバック、ありがとうございます!
るなさんの記事、拝見しに伺います!
2010/8/29(日) 午前 9:42
おはようございます。
戦国の世は女性達にとって辛い事も多かったでしょうね。
二分と言うものを出せないで、天下取りを目指す男たちの犠牲になっていくのですから。
ただ、一時でも衣食住に困らない生活を保障されたと言う面もあるでしょうね。
農民は生きて行くだけで大変な時代ですから、それに比べたらまだ良いのかもしれません。
今年はここもにぎわう事でしょう。
ポチ。TBありがとうございました。
お返ししておきます。
2011/1/8(土) 午前 10:01
若紫さん、来て下さってありがとうございます!
明日から始まる大河ドラマ『江〜姫たちの戦国』では、
そうした戦国の世に翻弄され、男たちの犠牲になっていった女性の姿を表現されるのだろうと思います。
そんなドラマから、また感じ得ることが多いと思い、
とても楽しみにしています。
確かに、衣食住が保障された立場でもあったのかもしれませんね。
農民などに比べれば、姫たちはまだマシだったのかも、と
そんな気づきを、若紫さんのコメントから得られました。
ポチ!とトラックバック、ありがとうございます!
2011/1/8(土) 午前 10:14