夫の部屋(NY BAR 受験記)

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目次

NY BAR 受験体験記2009

その1 はじめに/自己紹介 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20602846.html
その2 BAR試験の出題内容(全体感)http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20608295.html 
その3 MPREについて http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20608513.html
その4 BAR受験資格とその申込その1 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20625095.html
その5 BAR受験資格とその申込その2−各種提出フォームのサンプル http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20625601.html
その6 勉強時間・勉強量・スケジュールの全体感 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20626275.html
その7 MBEその1 勉強法 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20650811.html
その8 MBEその2 ノートに関する留意点 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20650870.html
その9 NY Essay http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20652756.html
その10 NY Multi/ MPT http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20661637.html
その11 試験会場 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20662087.html
その12 Laptop受験 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20662428.html
その13 試験本番その1−初日 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20663460.html
その14 試験本番その2−第2日目 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20663900.html
その15 雑感 http://blogs.yahoo.co.jp/tama_hiyorin/20664320.html

[雑感]

・NY Barの全体の合格率は70%を超えています。つまり、おそらく平均点以下の点数で良いのだろうと思っています。

・周りのJDを見ていると、正直な話、一部の優秀な学生を除き、さほど真面目に勉強しているようには見えませんでした。MBEの1L科目だって、習ったのは2年前ですから、きっちり覚えているわけでもないだろうし、NY科目に至っては、NYのLaw Schoolでもないから初めて目にするはずなのに。Bar Briの模試だって、母国語でこの程度の問題を受けて平均105/200は低すぎですよ。1時間も早く終わって、さっさと試験会場を後にしているのに、正答率は半分強なんです。ある意味潔いですが、所謂「執念」を感じませんでした。小生のLaw Schoolしか見ていませんが、押し並べて、NY Barに対して「真剣に」「全力で」取り組んでいるJDは然程多くない状況と認識しました。それでも、小生のLaw SchoolのJD合格率は90%超なのであります。でも、それでよい、と思いました。彼らは「うさぎ」で、小生は「かめ」だと。油断をしないうさぎには敵いませんが、その辺で寝ているうさぎをターゲットにすべしと思いました。

・海外留学生の合格率は、年によって35%だったり、50%だったりするようです。ただ、小生のLaw Schoolでの成績が、GPAで3.5強でしたが、そのうちClass participationが考慮されるため評価の低かったセミナーを除き、すべての期末試験評価(Essayの試験を含む)で平均の3.3を下回るものはありませんでした。英語にコンプレックスを抱く小生でしたが、JDに混じってのこの成績は一つの自信になりました。つまり、英語ができる人=法律の分かる人ではないということです(当たり前ですが)。もちろん、最低限の英語力は必要だけれども、英語力だけで勝負が決まるわけではないと。戦う相手を海外留学生だけに絞る必要はなく、余り成績の良くないJD生も含めて下位30%に入らないことを考えればよいんだ、とできる限り「広い扉」をイメージするようにしました。

・この2ヶ月間、自分なりに結構頑張ってきたので、不合格だったらショックだろうなぁ、とは思いますが、9月からはNYで実務研修なので、一応まだ2月の機会もあるし、その時は気を取り直してまた再チャレンジしようと思います。それまでは、この試験のことは忘れておきます。

・最後に、一緒になって戦った Law Schoolの仲間に感謝!みんな笑顔で宣誓式で会えるといいね!そして、精一杯のSupportをくれた妻と可愛い3人の子供達に大感謝! みんな、ホントにどうも有り難う!! 

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[試験本番その2−第2日目]

午前 MBE100問 3時間
午後 MBE100問 3時間

・もう何も言うことはありません。とにかく、今までやってきたことを信じて、変にパニックにならず、淡々とやるだけでした。

・まず、時間面では、既に25問40分強ペースが確立していましたので、余り問題ありませんでした。ただし、午前では前半50問で10分ほどバッファーを作れましたが、後半疲れてペースが落ち、結局は2分前終了。午後は、首と背中が痙攣を起こし始める中、歯を食い縛ってペースを維持。12-3分前に終了して、良く分らない問題としてマークしてあった問題を見直し(書直しは1問だけ)

・問題の内容ですが、MPREほどではありませんが、思っていたよりも「掴みどころがない」という感じでした。正直、2800問超解いていて、Bar Briの模試もそこそこでしたし、本番は模試よりも良い点が出ると聞いていましたので楽勝かもしれないと思っていました。しかしながら、特に後半の問題などは、問題を読みながら予想した肢が選択肢に見当たらないといったケースも多くあり、また消去法に頼るしかなかった問題も多くありましたし、模試よりもいい手応え感は正直言って余りありません。※

※2009年11月補記。実際のスコアはスケールで160.7でした。掴みどころがないなかでも、それなりだったということが出来ると思います。周りでもやはり、問題数をこなしている人のほうが比較的良い点が出ているように思われます。

・しかしながら、これで今持てるすべてを出し切ったのも事実。この2か月に全く悔いはありません。

・なお、問題文のスタイルについては、さほどBar Briの問題集と変わらなかったと思います。Bar Briに慣れきった小生でも、違和感なく読むことができました。登場人物も固有名詞を使うのですが、"Mr.Seller"と"Ms.Buyer"といった調子ですから非常に分り易かったです。昨今、問題文を短くし、且つ選択肢を徒に複雑化しないという方針に転換したようですので、これは我々留学生には優位だったと思います。その代り、時間の短縮につながる連問が消えましたが、連問は一つ間違えるとその後も連続して点を落とすこともありますので、連問がなくなったことは悪いことではないと思います。

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[試験本番その1- 初日]

・前日は興奮状態のせいか、余り寝れませんでした。夜11時に床につきましたが、寝入ったのは2時半過ぎ。6時半に起床して、7時半に会場入りしました。

・Laptopのセットアップ、問題用紙配布、必要事項記入を経て午前9時より試験開始。

1. 午前:NY Multi50問、NY Essay3問 3時間15分

・最初にNY Multiから入ろうと思っていましたが、問題の冊子はEssayから始まっていました。頭に血が昇っていて、何を思ったか、Essay問題をMultiの問題だと勘違い。一問1分強ペースと思っていたのに、問題文が異常に長くて、4分ほど混乱状態になりました。

・その後、勘違いに気付いて、Multiに着手。試験開始から65分で終了。

・その後、Essay3問に着手。案外と素朴な問いが多く、論点そのものがさっぱり分からないという事態は何とか回避できそうでしたが、なにぶん本番で血が上っていることもあり、思考回路が十分に働いていない感は否めず。時間一杯一杯使って、全力を尽くした感想は、「書いていることに大きな誤りはないと思うが、論点を全部拾えたかどうかは甚だ疑問、大成功ということではないけど、大失敗もしていない」という感じでした。

なお、回答の分量ですが、
Essay Q1: 600words程度(Agent, Contract)
Essay Q2: 550words程度(Criminal law, CP)
Essay Q3: 600words程度(Domestic relations)
といったものでした。


2. 午後:NY Essay2問、MPT1問 3時間

・当初戦略通り、MPTの時間を使って、Essayをなるべく丁寧に仕上げることに終始。

・ただ、午前と違って、午後のEssay2問は論点盛り沢山という感じで、丁寧に書かなくても全く1問40分ペースという推奨時間では到底書き切れず。結局、通常ペースでEssay 2問終えた時点で残り1時間という状態。

・残り1時間でMPTに着手。Memoの作成という典型的なものでしたので、ちょっと安堵。たった1時間しかないため、欲張らずとにかく簡単であっても完成させようと、指示・設問を見たあと、関係のあるStatuteを見て、いきなり回答文の作成に着手。

概要は大体以下のようなものでした。

(1)顧客が新聞社で、ある有名野球選手のプレー写真(顔は写っていないがユニフォームや背番号が写っている)で賞をとったことがあるが、当該写真を使用して新聞購読の宣伝を出したところ、当該選手からStateの Privacy Protection Statuteに基づき、Privacy侵害の賠償の訴えあり。
(2)当該Statuteの内容は、個人の写真を本人の同意なく、広告に使用した場合はPrivacy侵害となるというもの。
(3)当該Statuteにおいて、「写真」の定義があり、Reasonableに本人特定が可能かが基準になっている。
(4)また、「報道等」に使用した場合は、適用除外という規定あり。


Introduction として、上記事実関係を抜書きして記載

Question Presented として、3つほど関係ありそうなIssueを記載−具体的には、Statuteの原則規定の適用、Statuteにいう「写真」としての要件を満たすか、「報道等」への使用に該当するかの3つ

Answer & Discussion として、Statuteの文面から推測されるAnswerを記載して、事実関係をStatuteに当てはめた過程を簡単に説明−Statuteの原則規定への当てはめ、「写真」の定義には該当する/なぜなら顔は写っていないけどユニフォームと特徴のある背番号で選手が特定できるから、「報道等」には該当しない/なぜなら新聞購読の単なる宣伝だから、というような概要。

Conclusion を1文で簡単に記載

・これで一応形にはなった、というところで、あと30分弱あったので、後ろについているCase(3つありました)の最初のパラグラフと、最後のパラグラフだけをそれぞれスキミングしました。すると、Case3つのうち2つは、Statute文面から推測されるAnswerをサポートするもののようでしたが(「写真」への該当性。本人特定は、何の特徴もない素足だけ写っている場合は認められないが、ユニフォームなどで推測できる場合は認められる、みたいな内容でした)、残り一つは、それとは逆の結論を導くもののようであることが伺えました(新聞が報道のために使用した写真を、当該新聞の報道姿勢の象徴のような形で、新聞の購読の広告のために使用する場合も広く「報道等」に該当する、というような内容でした)。このため、それぞれのAnswer & Discussionのところに

サポートサイドには、Relevant cases support this conclusion bacause in xxxx,...と1-2文追加。真逆の結論を導いている方は修正して、Under the statute, it seems to be concluded that... However, in XXX, a relevant case, Court did not hold such conclusion because... として二文程度ケースの概要説明を追加。併せて、Conclusionを修正。

・以上でタイムアップ。回答分量は以下のとおりでした。

Essay Q4: 850words程度(Torts, Evidence)
Essay Q5: 920words程度 (Will)
MPT: 550words程度 (Memo)

・特に午後は大変に疲れましたが、何とかやり切ったという安堵感で満ち溢れました。後は、MBEだけ。その後、仲間と夕食を食べて、夜12時まで今までやった問題集の見直しを軽くやって就寝。

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[Laptop受験]

・小生は、以下の点を比較考量し、最終的に Laptop受験を選択しました。

[メリット]
手書きよりも(おそらく)早く答案を仕上げることができる/ 入力した後の構成変更や修正・追加が圧倒的に楽。そのため、書き始める前の答案構成の時間を削減することができる/ (ちなみに、スペルチェック機能は本番では使用できませんので、この点のメリットはありません)

[デメリット]
システムトラブル/ 答案をアップロードできないおそれがある/ 専用ソフトウェア$100

・システムトラブルについて
よく、日本語OSのパソコンだと頻繁にトラブルが起こる、米国でパソコンを買った方が良い、という話を聞きますが、そうでもなさそうです。小生は、日本語OSのDellのパソコンで、無事トラブルなく乗り切りましたが、仲間の一人がこちらでパソコンを買い、不運にもシステムトラブルを起こしたようです。なお、そのような場合、パソコンを復旧させるか、若しくは手書きへの切替えを選択できます。パソコンで途中まで入力した答案と、途中からの手書き答案を併せて採点してくれるそうですが、ロスした時間についての救済は一切ありません。

・答案のアップロード
試験の場では、ハードディスクに回答を保存するだけで(もちろんその後の改竄はできません)、その後夜中の11時59分までにインターネット経由で回答をアップロードする必要があります。先人のお話ですと、これがまた一苦労ということのようでしたが、今年のAlbanyではこの点は全く問題ありませんでした。ホテルの部屋に帰って、ネットにつないだ瞬間自動的にアップロードが完了し、確認のEmailが送付されてきました。

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