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ヤマセミ再チャレンジ(1)http://blogs.yahoo.co.jp/tamada20060320/41706474.html
川辺のうたた寝から身を起こしてもなお、ボクはまどろみの中にいた。
思えば、高速道路を走っているとき、タイヤが妙に路面に吸い付く小気味よさを感じた。
いつものんびり屋のボクなのに、スピードメーターが130kmを指しているのには驚いた。
それほど心が逸っていたのに、目的地のあまりにも静かな春の風景に心を奪われたのか、
それとも、絶え間ない流れのせせらぎの歌声が、逸る気持ちを静めてくれたのか。。。
岩のソファーも案外、体になじんで、しかもボクの体温をちょうどよく保ってくれる。
でも、川を渡る風が、襟元から背中に入り込んでくると少し寒い。
朦朧としている中で・・・・、「ケケッ」。。。
一瞬でボクは現実を取り戻した。
「キターーーーーーーー」。
距離計で60m。。。それでも真正面。。。ボクはシャッターを押し続けた。
何枚も切った。しかし、ヤマセミは作り物の人形のように動かない。
止まり物のような、お人形のような、そんなヤマセミの姿でさえ、ボケの続出〜。
どうしても「君には撮らせてやらないよ」というヤマセミの気概を感じ取るしかなかった。
そちらが、動かないなら、ボクも動かずまいとしよう。
にらめっこは、1時間も続いた。
いつ飛んでもいいようにと、メディア残量をチェックしてみると、残りわずか。
今のうちに交換しておいたほうがベターと入れ替えて、ファインダーをのぞく。
と、そこには、張り出した枝が風に揺れているだけだった。
やはり、かなりの警戒をしていたことが改めて知った。
戻る気配のない、ヤマセミスポットを離れ、カワガラスのスポットに向かうことにした。
むなしさだけが残った。瀬名で聞こえる水の音が追い討ちをかけてくるように感じ、
足早で退散した。
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