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日本海は赤味を帯びた午後の光に包まれていた。 10月も中旬ともなると、午後3時の太陽はまだ高いがどこか寂しさをはらんでいた。 ボクは、新幹線の終点から在来線に乗継ぎ、海岸線にもっとも近い駅に降りた。 持ってきたパソコンから取り出した地図から、海岸まで10分と読んだのだが、 縮尺がボクの頭の中にあるイメージと違い、しかも、実際に歩ける道はなかった。 見知らぬ街の、民家の間の狭い道をいくつも曲がり、やっと海岸に抜けると思ったら、 黒松林にぶつかり行き止まりとなった。 たまたま見つけが小道を進んでみると、車道の向こうに日本海が開けていた。
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2008年10月14日
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