とぼとぼ Tamagoro

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I didnot take a picture of the LARMEN.



19時30分、店に入ったとき1人しかいなかった客が、ボクが食べ始める頃には、6人になっていた。



昼時などは、椅子は仕舞われ、20人は立ち食いできるのだ。夜、椅子の数で言えば、10脚もない。

10人ほどでイッパイのカウンターは、6人でも結構満席の観がある。

だから、サービスの辛子もやしが、届かない端のほうに座った客は残念だ。



一言いってくれれば、すぐに取ってあげるのだが、言われないと余計なお世話になる。

この前も、取ってあげようとしたら、「いりません」といわれてさびしい思いをした。

「こんなうまいものをいらないというのか? これが食べたくて来てるんじゃねーのかよー」

と、言いたかったけど、心の中にしまっておいた。



これってどうも、電車の中で年寄りに座席を譲るのに似ている。

親切心で譲ったりして、「俺はじじじゃねー」なんていわれたこともある。

妊婦に席を譲ろうなどと考えても、ただのデブだったりすると、大変なことになりそうだ。



ボクが食べ終わって、席を立とうと知るや、端にいた男は、おもむろに中腰になって、

大きく首を伸ばして、辛子もやしの丼を見つめていた。

言ってくれればいいのに、と思いつつ店を出た。



今日も、この体にとにかく悪そうな、脂こってりのラーメンがうまかった。

健康なんだろう、今のところは・・・・。

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脚本家の橋田寿賀子は自作の「おしん」を観て泣くのだそうだ。

ストーリーが悲しいからではなく、自分の作品を一所懸命に演じてくれる、役者のひたむきさに、

思わず涙が出るという。それは、玉梧郎にも共感できる。

玉梧郎は、自分で撮っってきた野鳥たちの写真を見て、目頭が熱くなるのである。

それは、写真がピンボケだから、ブレブレだから、うまく撮れないから、

つまり、へたくそだからということもあるのだけれど、そればかりではなく、

謙虚に、屈託なく、憂いを抱き、しかしひたむきに健気に野鳥たちが生きている姿が

写真の隅々まで感じるかだ。


今日もまた、ピントが来ない。(泣き)

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