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アオジはボクにとっては冬鳥でした。 冬の寒い朝のMFで、息を白くしながら歩いていると、いつも足元の枯れ草のあたりで、 プチプチ、プチプチとうつむき加減に枯れ穂をついばむ姿が、ボクにとってのアオジの姿でした。 ジッ、ジッ、ジッ、ジッと地鳴きばかりで、さえずりなどするものとは思いも尽きませんでした。 そんな、惨めを絵に描いたような姿が好きではありませんでした。 あのホオジロ科の羽を付け、黄色というか、黄緑というか、なんとも妙な濃い発色の黄色のお腹。 DICでも、PANTONEでも探しようのない不思議な色。 フランスの伝統色にもありそうな、日本の伝統色にもありそう気もしますが、ボクは、中国の伝統色? ではないかと思っていいたのです。それは、ソウシチョウにもつながっているような・・。 だから、積極的に撮ることもあまりないのです。 ただ、いつもMFでは、お目当ての小鳥の出が悪いときでも、いつも近くにいるので、 「お腹の黄色が綺麗だー」、などと言い訳のようなことを言いながら撮っているのでした。 しかし、驚きです。高原のアオジは、息を白くしている冬のそれとは、まったく別物。 若葉の艶やかな緑の中で、我の美しさを誇張するかのように、あの妙な黄色いお腹の色を、 自慢げに森に向け突き出していました。 うつむき加減の惨めさを絵に描いたようなアオジとはまったく違っていました。 自信たっぷりで、決して虚勢を張っているわけでもなく、青空に歌っていたのでした。 「アオジって、こんな綺麗に囀るんだ」。改めてファインダー越しにアオジの姿が浮かびあがって着ました。 あの情けない瞳のアオジは夏の高原にはいません。 そこには・・・・、 「な〜んだ、アオジかー」、などとはもういえない夏鳥の姿がありました。 どうです? 威風堂々ではありませんかー!?
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