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初めての中国
空から見る中国は
全ての家が同じ方向に向いていて
空高くからも同じ方向に入り口があるように見えて
とにかく今でも
グレーという単色と
”整列”しているイメージが初めての記憶と甦る
青島空港は日本人でいっぱいだった
空港で換金するのはわずかで出張のあいだ間に合った
約2時間の処にあった合弁の工場に行く途中の高速道路では
何故か数名のグループが見られて
手をあげて車をヒッチハイクするワケでもなく
誰かを待っているようなそうでもないようなよく分からない光景だった
工場の一角にある「寮」は出張用の日本人用に建てられて
3階建てでキッチンも付いていて
たった5〜6室だったけどちょっとしたこじんまりとしたホテルのようだった
夜は賄いのお母さんが作ってくれる美味しい日本風な中華料理で
毎日食べてる現地日本人スタッフには「脂っこい」と酷評だったけど
わたしは案外好みにあった
朝は自分達で作るしか朝食の手段がなく
冷蔵庫に入っている灰色のたまごのようなものを炒めたり
タイマーの付いていない炊飯釜を使って夜御飯を炊き朝まで保温して
電気を大事に使う現地ではとっても無駄使いな御飯炊きをした
ある出張の日
工場に到着すると先にアテンドのご一行様がいて
日本人でいっぱいだった
どんなアテンドでもここへ来たら
お客様は市内のホテルに
社員は寮に泊まることになっていた
ところが・・・
その日に限って現地の日本人スタッフ共々
全員が市内のホテルに泊まる と言う
上司から工場に連絡が入り
「一人は心細いだろうから市内のホテルへ泊まってもええからな」
と薦めてくれた
「大丈夫です」
夕方になって工場のラインも終わり寮のお母さんも家に帰っていく
門前にたくさんのお菓子や派手な色のジュースのようなものが並ぶ
軽トラックの灯りだけになると急激に心細くなった
「・・・市内に泊まってもいいですか?」
もう日本語の通じるスタッフは帰ってしまったので
みぶりてぶりと筆談で
予約と市内までの送迎をお願いした
とても優しい笑顔で受けてくれたその人が
市内まで送迎してくれた
工場を出たら周りには何もなく
少し灯りのある処では開発しかけの大きな砂山ばかりが見えて
もちろん空には星が見えるわけでもなく
そして運転手と会話出来るわけでもなく
ただただ広い道路で
どうしようもない空間で
ただただ何もない空を眺めていた
こんなときに想うのは・・・
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今夜そのときのことの記憶が突然甦り!
デジャブ?違うなぁ(笑)
なんでだか分からないけど長くなりました。
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