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1年ぶりに、我が家にいるうさぎ(ゴマちゃん)の爪切りをする。すごく伸びてしまっており、前足5本、後ろ足4本、血管を傷つけないように慎重に行う。いつも、チワワのラッキーが吠えるから、怖がってケージの外に出たがらないゴマちゃん。せめて今だけでも部屋中を駆け回れるようにと、解放してやると、嬉しそうに飛び跳ねる。ふと、気づくと、ゴマちゃんの睾丸(うさぎのオスは、立派な睾丸が二つ、お尻にぶら下がっているんですよ)の片方が異常に腫れ上がっていた。いつもおとなしくケージの中で座っているだけで、抱き上げることが少なくて気づかなかったのだ。少なくとも1年前は問題なかった。いつから発症したのかわからない。すぐに動物病院に連れて行く。

獣医の先生「右の精巣が腫れていて、左は委縮していますね。精巣炎か、精巣腫瘍のどちらかです。精巣炎ならば抗生剤を使って腫れがひくけれど、精巣腫瘍だと腫れがひきません。1週間ほど抗生剤を使って反応をみることにします。もし精巣腫瘍だったら、年齢を配慮して、どこまで積極的治療をするか、決めていきましょう。」ゴマちゃんは7歳。うさぎの寿命は個体差があるけれど510年程度という。おとなしくて、おでこやあごの下を撫でてあげると、うれしそうに目を細めて、ペロペロと手をなめてくれる、人懐っこい性格なのだ。写真のように抱っこされるのは、あまり好きではない子なのに、随分おとなしいのは、具合が悪いからなのだろうか。もっと早く気づいてあげれば、ここまでにはならなかったのかもしれない。

翌日から、抗生剤の粉薬をどうやって投与するのか考える。小松菜が大好きなので、少量の水で溶いた薬を小松菜にはさんで、薬の付着した所から食べさせてみる。おいしそうにパリパリ音を立てながら食べてくれた。明日もこのやり方でいこう。どうか、取り越し苦労であってほしい。精巣炎であれば、腫大した睾丸が小さくなるはず。反対側が委縮しているのは、右側の精巣からのホルモン分泌がさかんになっているから、下垂体からの分泌抑制指令がかかり、左側が委縮してしまったのだろう。急に起こったものではないという証拠である。気づかなかった沼澤が悪いのだ。気づいていても、結果は同じだったのかもしれないが。

母と相談し、積極的な治療はしない方針にした。仮に、精巣腫瘍だとしても、もうおじいちゃんである。繁殖させるわけでもなく、片方が委縮しているし、摘出したら人間で言うと男性ホルモン分泌能が著しく低下すると思われ、いろいろな意味で元気がなくなるかもしれない。痛い思いをさせることなく、天寿を全うさせてあげたい。残りの生涯を穏やかに過ごさせてやりたい。飼いうさぎにとって、それは幸せなことなのかどうかわからないけれど、ペットは人とは違って、もっと単純に、愛情を持って接すれば、愛情を持って返してくれるものだから、この子にたくさん癒されて過ごしてきた分だけ、この子も癒してやりたいだけなのだ。これって、人間の勝手なエゴなのかもしれないけれど。

震災のおかげで、良くも悪くも、自分の身の周りを再確認する時間が作れた。震災は、この子の異変に気付かせるために、沼澤に課せられた試練だったのかもしれない。

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