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美山荘からレンタカーで京都駅へ。荷物をコインロッカーに預けて、再び錦市場でお買い物。ご一緒したYさんは「夜のおかず」と、天然鰻をゲット。なんと児島の「シャコうなぎ」で、「川口水産」というところのお取り寄せでときどき買っているものです。とっても美味しいうなぎなので、お試しあれ。
私はお土産を。そうそう、忘れてならないのは「丁稚羊羹」(笑)でも、結構美味しいんです。
お昼は、大徳寺そばの「和久傳」へ。ここを選んだのは、「典座料理」(精進料理)に興味があったのと、料理長が美山荘で修行されたそうで、気分よく食べられるのではないかと期待したからです。和久傳は京都市内に4店舗ありますが、東京で料理を売っている同名の店もこの「支店」の管轄。「西湖」という名前の菓子も人気です。
大徳寺のすぐ横、こじゃれたお店に入ると、すぐにお土産用のものが置かれています。食事は2F。細い階段を上がると、カウンターが10席ほど。すでに4人の「おねえさまたち」がいらっしゃいました。どうやら関西圏の方たちらしい。
あけび茶、そして最初にお酒が一口。カウンターの中には料理長がいらっしゃって料理を出してくれます。雰囲気的には充分合格。いよいよ料理の始まりです。
・あけび茶
・和久傳調製吟醸酒
・八寸(つくし、エンドウ豆のお豆腐、モモの身の煮物、ウド味噌、蚕豆素揚げ、桜の葉の煮物、フキのの酢漬け/杏)
・椀:ヨモギ麩・白みそ
・酢の物:ミョウガ、はす、ワラビ
・白和え:大徳寺麩
・揚げ物:タケノコ、椎茸、高野豆腐、木の芽、せり
・焼き物:焼きもち・ふき味噌餡、葉ワサビ
・食事:ゆりねと松の実入りご飯、お漬け物(瓢箪、柴漬け、大根、蓮の実の大徳寺納豆漬け)
・デザート:西湖、お抹茶
八寸を食べてちょっと首をひねりました。「野菜だけだから十分に味に変化を付けなければならない」と考えているかのような料理だったからです。甘いものはかなり甘めに煮る、辛いものは辛く、酸味も強い。もちろんまずくはないのですが、野菜に対するスタンスが美山荘とは正反対に感じられました。素材に対する愛情の違いなのかなぁ・・・
そのような思いは、酢の物でさらに強くなりました。蓮は火の通し方がよろしくありません。料理をする方なら分かると思いますが、でんぷん質が残っているような食感になってしまっています。ワラビはアクが邪魔。下ごしらえの失敗か・・・
一同、だんだん会話が少なくなって行きます。そして揚物が出て「・・・・」
まず、メインであろう筍がダメ。火の通し方がとにかく粗雑です。外側はぱさぱさ、中は硬くなっている。椎茸や高野豆腐はそこそこ美味しいのですが・・・
焼き物は、ヨモギ味噌を中に入れたお餅。これは面白いし、私は好きでした(賛否両論でしたが・・)。最後の御飯もけっこうしっかり味がついている。
全体として、「野菜だけでどうやって満足させるか」と考えすぎている料理だと思いました。素材がよければ、野菜の味を自然に引き出すだけで充分なのに、何かをしようとしているのでしょうか。料理としてとても面白いものだとは思いますが、このクオリティーで5000円の昼食では、と思わざるを得ないものでした。
というわけで、ややがっかりして京都旅行は終了。美山荘は「おおあたりぃ」、思いがけず「らく山」という名店に出会えた喜びがありましたが、あとは「びみょん」です。お店選びは難しい、と痛感した今回の旅行でした。
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和久傳の出身は東山や洛中ではなく、丹後ですから、塩と砂糖を使う量が多いですよ。参考迄。
2012/4/20(金) 午前 4:01