自作アンプあれこれ

変なアンプばかりですが・・・・・・

試聴会

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

平成25年 神戸市試聴会  その2
 
 
 引き続き神戸市鶴甲(つるかぶと)会館で開催しました試聴会の残りの分を紹介して行きます。
 
********************
 
イメージ 1
イメージ 2
IUEさん作、2N3055シングルアンプと巻きダンボールスピーカー
 一見すると6L6PPアンプのように見えますが、低電圧(24V)で動作するシングルのトランジスターアンプです。
このアンプの回路は前に私が作りました2SA1306Aの回路図をアレンジされたもので、全段直結アンプです。それで6L6は2N3055のドライバーとして使用していますが、ヒーターを2N3055のコレクタ負荷として使用していますので、キチンと音を出すには全体のバランスをとるためにかなりの調整が必要となります。
 下の巻きダンボールスピーカーはこれも私がお教えしたもので、このシステムにはエッジを張り替えたダイアトーンのP−610を使用しています。そしてその上に高音用のスピーカーを小型の箱に取付けたものを追加してあります。
 
 アンプをはじめはタンノイで鳴らしましたが、どうやら調整はうまくできているようで、出力は小さいものの予想以上にスッキリと感じ良く鳴っているのがIUEさんの腕の良さを感じるものでした。このアンプはどうしても真空管アンプとして意識してしまうのは仕方ないですね。
また、スピーカーを巻きダンボールへと切替えて鳴らしましたが、これも意外と広がりのある音が素晴らしく鳴っていました。
発案者としてもこのような鳴り方は初めてでした。やはり使用するユニットの個性がよく出ていると思います。
 
 こうして私の気まぐれで考えたものが、このように発展させて頂いているのは実に喜ばしいことと思います。
 
 
イメージ 3
arunas001さん作、25HX5×12 OTLアンプ モノ2台
 
 また本格的な真空管OTLアンプです。このアンプは以前のテクニクス20Aという松下製のアンプの回路を採用しているとのことで、終段の上下のゲインをバランスさせるのにNFBにて行っているのが特長です。オリジナルでは終段は別の球ですが、このアンプで使っている25HX5は右側が松下製で、左側がシルバニア製ということでプレートの色が異なっています。これほどの数の真空管がなかなか揃わないのがOTLアンプをやり難くしている原因の一つかと思いますが、それをものともせずにOTLアンプに打ち込んでおられるarunas001さんはさすがです。それで左右が揃うのにはかなり時間が掛かったとのことです。
 
これだけの規模のアンプですので、力強さはさすがです。雷の音が入っているソースを歪無く鳴らしていたのは凄さを感じました。ちなみに4Ωで30W、8Ωで60W、16Ωで120Wの出力があるとのことです。
 
 
イメージ 4
イメージ 5mosukeさん作 オペアンプ+ダイアモンドバッファアンプ
 
かなり以前に製作されたもので、当初はヘッドフォンアンプといことで使用されていたとのことです。それを電源電圧を±8Vから±12Vに引き上げ、出力が2Wまでにアップしたとのことで今回スピーカーを十分に鳴らせるということでご参加頂きました。
 
ヘッドフォンアンプということで、こじんまりとした感じで丁寧に組まれてあります。使用しているオペアンプはCANタイプのLF356ということで、終段のトランジスタは出力アップさせたことで発熱が大きいので小型の冷却ファンが取付けてあります。特にファンの音が気になることはありませんでした。
 
音はさすがにワイドさを感じることができます。何か音楽ソースをソツなくこなすという感じというもので、あるレベルの音量であればどのような曲でも気持ち良く聴ける綺麗な鳴り方でした。
 
 
 
イメージ 6
ITNさん作 2SC5198 SEPPアンプ
 
 以前の試聴会で低電圧真空管OTLアンプとして製作されたものを、終段を真空管から2SC5198のSEPPに変更したアンプで、初段はメタル管の12J5 SRPPということです。
ITNさんはアンプ作りになかなか腕を上げてきておられるようで、今回は今までになく十分な音量で聴けるアンプとなっています。こうして一歩ずつ努力されている姿勢が素晴らしいと思います。音は初段の真空管の特徴がよく出ている鳴り方で、トランジスターアンプというイメージより柔らかい鳴り方でした。次回では是非真空管のOTLアンプを期待しています。
 
 
 
イメージ 7
tamasan22作 2SC5198 シングルアンプ
 
 私が作ったアンプで、2SC5198を片chで1石だけのアンプです。外見上は2SC5198のコレクタ負荷に使用している電球が目立つスタイルとなっています(直熱一極管?)。
このアンプはmosukeさんの真空管のヒーターをトランジスタの負荷にしたアンプから異常に発展?させたもので、真空管のヒーターというのは電球のフィラメントと一緒だという単純な発想で、よりシンプルな回路としてよく電子回路の教科書にあるトランジスタのA級動作の説明用の回路そのものです。
 電源は75Vで、100V、100W電球がぼんやりと輝く電流で0.3Aを流してあります。
 このアンプは1石ということで、ドライブにはヘッドフォンアンプの出力を使います。今回はオーディオテクニカのAT−HA20の出力を使用しました。それとアンプの出力側には今回小型のOTLアンプ用に作ったマッチングトランスユニットをつないで鳴らしました。
 
 Woody&Allenさんのスピーカーと相性がよく、自分が想像していた以上に歪無くまた、トランスを意識させない鳴り方に驚きました。はじめは歪が目立ちそうで気にしていたのですが、実際はそんなことはどこ吹く風となりました。それでかなりの音量で鳴らしてみることができましたが、そのときに電球が曲に合わせてチカチカと明るさを変化させていました。
 1石のシンプルなアンプがこれほど鳴るとは、実に面白いと感じました。
 
 
 
 
イメージ 8
ぐれいにゃさん作 6550 PPアンプ
 
 左右の6550の形状が異なるものを使用しているアンプです。
なにやら左側の1本を急遽買ってきたということで、ペアチューブって何!という感じのアンプとなっています。
でも調整は完全にやられているようで、左右での音量また音質の変化は感じることは出来ませんでした。
 6550のPPともなれば軽く50Wは出そうですが、このアンプの電源トランスの容量が小さいようで、そこまでは出ないとのことです。でもさすがに実際に聴いてみると力強さはピカイチです。なんともこの左右の球のアンバランス&窮屈さが関西を感じてしまいますね。
 
 
 
 
 
イメージ 9
arunas001さん作 807シングルアンプ
 
 最後にarunas001さんが作られた807シングルアンプをINUさん作の巻きダンボールスピーカーにつないで鳴らしました。
低域の出力に余裕があるようで、巻きダンボールスピーカーが広がりのある音を響かせて気持ちよく鳴っていました。
なかなか相性の良い鳴り方に残りの時間を楽しみました。
 
********************
 
 以上が第3回神戸市試聴会で発表頂いたアンプおよびスピーカーの紹介でした。
今回も皆さんのレベルの高さを実感できることができました。ご参加頂きました皆さんどうもありがとうございました。
 また、今回新しくご参加頂きました方もいらっしゃいましたが、また次回には素晴らしい作品をお持ち頂ければと思います。
 
それではまた次回よろしくお願いいたします。
 

この記事に

開く コメント(2)

開く トラックバック(0)

平成25年 神戸市試聴会
 
 5月26日(日曜日)に神戸市灘区の鶴甲(つるかぶと)会館にて第3回目の試聴会を開催しました。
 
イメージ 1
会場の鶴甲会館
 試聴会を行ったのは一階の右側でカーテンが掛かっている101号室でした。
 
 当日は大変天気の良い日で気温は少し高めでしたが、涼しい風が吹きとても気持ちの良い日でありました。今回は17名の参加があり、アンプは全部で13台でスピーカーは4組でした。
 
今回は発表された真空管アンプと半導体アンプがそれぞれ6台ということで、交互で鳴らして音質の変化を楽しみました。
 
イメージ 13
 会場の準備
 
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
音出しテスト中
 今回も前回同様にIUEさんからタンノイのスピーカーを準備していただきました。
音楽ソースの送り出しにはIUEさん所有のCDプレーヤーとarunas001さん製作のATTを使用させていただきました。
 
**************************
 
 これから当日発表して頂いたものにつきまして紹介します。
また、いつものことですが、コメントはあくまで私の主観です。
 
イメージ 2
Woody&Allenさん作 30cm木製ホーン+25cmウーハー
  詳しくはWoody&Allenさんのブログをご覧下さい。
 
バッフル板とホーンはカリン材でエンクロージャーはヨーロッパブナの集成材とのこと、さすが本職で工作が素晴らしいです。
 
クロスオーバーは800Hzとのことで、音域全体をフラットに出す工夫をされてあるとのこと、特にネットワークにはARITOさん製作のATTトランスを使い高域の特性を改善しているとのことです。とWoody&Allenさんから詳しい説明がありました。
 
今回の試聴でメインスピーカーとして鳴らしましたが、さすがに音のつながりが良く、能率も高くて鳴らしている曲の表現がハッキリとわかるスピーカーです。
 
イメージ 3
OKWさん作 FETアンプ
 
 今回初めて参加いただきました方のアンプです。このアンプの特長は正面にあるNFBを可変させるツマミでDFを変化させ、スピーカーの表現をコントロールできることです。
出力は18Wとのことで、FETアンプにしては控えめな出力といえます。電源はアンプの下にあるスイッチング電源によるものですが、特にノイズは聞こえません。
 
FETということで、バイポーラ型アンプのようなキツサはなく、聴き易い音が特長です。それにDFを変化させるとそれぞれ好みの音として変化させることができるのは面白いと感じました。
 
 
イメージ 8
イメージ 9
SGUさん作6L6シングル+小型タイムドメイン型スピーカー
 
 この会によく参加頂いているSGUさんの作品で、今回は綺麗な手提げのケースに組んである本来6V6シングルアンプのところに6L6を差したアンプと小型のタイムドメイン型のスピーカーで参加していただきました。
 
このアンプとスピーカーの組み合わせで、何か音の空間が広がったような表現となり、通常の形状のスピーカーとは明らかに鳴り方が違うことを感じました。決してレスポンスは広くはないですが、それにも勝って音の広がりに好感が持て、実に面白いと感じました。
 
 
イメージ 10
OAIさん作 TR SEPPアンプ
 
 OAIさんのアンプの正面にはなぜかビールに関係した表現をされています。このアンプは「生」です。
このアンプの特長としてNFBを電圧帰還から電流帰還へ変更したとのことが説明されていました。
さすがにワイドなレスポンスを感じる鳴り方ですが、特にTRアンプという誇張はなく聴き易い鳴り方でした。この会場では少しパワー不足を感じることもありましたが、発熱を考えると仕方がないのかも知れません。
 
 
 
イメージ 11
SOTさん作 15KY8A CSPPアンプ
 
 CSPPを専門にやっておられるSOTさんのアンプで、このアンプの特長はスクリーングリッドを独自の方法で安定化させてあるとのことです。
 このアンプはさすがにCSPPの良さを感じるワイドな鳴り方です。またパワーに余裕があるように感じられる鳴り方がよかったと思います。
 このアンプで先ほどのSGUさんの小型タイムドメイン型スピーカーにつないで鳴らしましたが、パワーの余裕でより音の広がりを感じる素晴らしい鳴り方となったのが印象的でした。
 
 
 
イメージ 12
DIさん作 2SC3421、2SA1358×19パラアンプ
 
 前回出品されたアンプと外見上は変化がないのですが、終段のトランジスターが19パラということで賑やかになっているとのことです。しかし、出てくる音はさすがに音楽の表現は素晴らしいものを感じます。外見から想像出来ないほどクリアな音を出すアンプでDIさんの拘りを感じることができました。
 
 
 
イメージ 7
TBCさん作 EL34 PPアンプ
 
 オールLUXのトランスによるEL34のPPアンプで、落ち着いたデザインが印象的なアンプです。このアンプの特長は終段におよばず前段の電源回路にもデカップリング回路だけではなく、リップルフィルターを設けているとの事です。
 これだけの規模のアンプとなると十分なパワーで余裕のある鳴り方を堪能できます。さすがに有名なトランスの採用で真空管アンプのお手本と感じました。
 
 
**************************
以上前半を載せましたが、後半についてはその2で載せますのでお待ち下さい。
 

この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

***************
   関西テイスト300B大会
***************
 去る平成25年3月31日(曜日)に大阪・大東市の公民館I内にある視聴覚室におきまして「関西テイスト300B大会」と銘打ちました試聴会を開催しました。
なにやら意味深のタイトルではありますが、これはオーディオ用の出力管の代表のような300Bを、この関西という地に棲むアンプビルダーの独特な解釈による300Bと同等イヤそれ以上の性能を示すことを目指したアンプの発表会ということでした。
 
というのは表向き、実は300Bは高過ぎる!というゼニ勘定がアリアリと見えることから、色々なものを300Bと見立ててみればということで、自由な発想のアンプを集めての大会でした。
 
 各アンプの紹介にはあくまで私が感じたことですのでよろしくであります。
イメージ 3
<会場の様子> 今回もWoody&Allenさんにご参加いただきまして新作のスピーカーで試聴しました。ご覧のように中高音のホーンが目立つデザインとなっています。今回のクロスオーバーは2000Hzということで、ネットワークにはARITOさん製作のインダクターを使用してあります。
他にTKさんのALTECのPA用の2WAY(黒色)を使用させていただきました。
 
イメージ 2
今回も音源としてKatsuoさん所有のCDプレーヤーとATTを使用させていただきました。
 
イメージ 1
<Katsoさん作 (12E1)シングルアンプ>
300B度 ☆☆☆☆
12E1を3結で使用すると特性が300Bに似ているところから採用したとのこと、トッププレートでなければ見た目のポイントが高いのですが・・・・・・(プレートの形は300Bに似ています)
でも音は堂々としたもので、3結シングルの良さを感じることができました。
 
イメージ 20
WTさん作  300Bシングル・モノラルアンプ2台
300B度 ☆☆☆☆☆
300Bそのものですので、この大会では本筋のアンプです。
300Bはエレハモのゴールドを使用してあります。
このアンプはEpが550Vということです。
今回も日本人のシャンソンを鳴らしていただきましたが、さすがに艶っぽい音で300Bの特性の良さがよく出ていました。
(今回は照明は消していません)
 
 
イメージ 21
<OIさん作 TR SEPPアンプ>
300B度☆
これを300Bと言い張るとはかなりの関西人ですね。でもOIさんはご出身は北海道とのことです。
何故これを300Bということなのかと言うと、なにやら終段のトランジスターの値段が300円とのこと・・・・・・ワッチャー
 さすがにトランジスターということで真空管の音ではないですが聴きやすくて余裕を感じる音で鳴っていました。只、放熱器が小さいとのことで温度上昇を気にされていましたが、実際にはそれほどでもなかったようです。
 
 
イメージ 19
イメージ 13
<mosukeさん作 150Bシングルモノラルアンプ 2台>
 
300B度☆☆☆☆☆
150B???という球は存在していませんが、300Bの規格のほぼ半分という2A3を300の半分の150として150Bと名乗っているとのこと、そしてキチンと球に表記(WEを意識した黄色です)してあるところが関西を感じますね。それとTANGOの黒のトランスが目立ちます。
回路的にはオーソドックスな3段アンプとのことですが、鳴らしていただいたJAZZのライブ感が素晴らしく、300Bに引けをとらない鳴りかたに驚きました。多分300Bとしてブラインドで聴くとわからないと思います。
 
 
イメージ 4
<TBさん作 5687差動PPアンプ>
 
300B度☆
これを300Bの大会に持ってくるとは大胆不敵!300Bをイメージするものが何も無いアンプですがーーこれもOKというとろが関西です。
でも見かけによらないのがこのようなアンプの特長です。実際に曲を鳴らしてみるとスピーカーの能率の良さもあって、素晴らしい音量で鳴っていました。さすがに驚きのあるアンプと言えます。
TBさんお得意の差動回路のPPアンプで、初段はFETのハイブリッドアンプとのことです。
 
 
イメージ 5
<MGさん作 300Bシングルアンプ>
 
300B度☆☆☆☆☆
MGさんのシャーシは今回も青色で決まっています。中国製の300Bに野口のOPTを乗せてあるアンプで、300Bのアンプにしてはコンパクトです。
そして、出て来た音はとてもソフトで真空管を意識させてくれるものでした。多分MGさんの好みに調整されてあるのでしょう。
 
 
イメージ 6
<SUさん作 (6V6)PPアンプ)
 
300B度☆☆☆
なんとも、このアンプも300Bを意識できないのですが、只300BPPアンプというロゴあるというところがポイントを高くしています。このロゴは次回製作する300Bアンプ用とのことです。
 昔のコンピューターで使用していたHDのケースをこのアンプのシャーシに使っています。よってサイドに空気取り入れの穴が開いています。
一見トランスレスのようですが、電源トランスはシャーシ内に収納してあるとのことで、OPTは春日のものを使用しています。
さすがに6V6もPPということで、余裕のある鳴り方で300Bとは行きませんが感じよく鳴っていました。
 
 
イメージ 18
<ARITOさん作 (2A3)CSPPアンプ>
 
300B度☆☆☆☆
 CSPPでお馴染みのARITOさんの作品です。CSPPは多極管を使用することが多いのですが、この大会に合わせて300Bのプレートによく似た2A3を使ったCSPPとなっています。
3極管でのCSPPは初めての聴くものとなりましたが、さすがにワイドレンジであるということがわかります。そしてどことなくソフトに鳴っているのも新しい感覚であったといえます。
 
 
イメージ 7
<MRさん作 6080×4シングルOTLアンプ>
 
300B度?
 
私は300BのOTLアンプを作ったことはありますが、これは6080のOTLで、300Bとは対極の球ですね。
でも、いつものことながらMRさんの木工が素晴らしく、アンプ全体では家具のような雰囲気がありました。
 このアンプは前日まで発振していたようで、対策に苦労されていたようでした。
 このアンプを作るきっかけはARITOさんのシングルOTLアンプであったとのことで、ARITOさんのアンプで使用していたチョークコイルはスペースの関係上使えないとのことで、3端子レギュレーターによる定電流回路を負荷にしているとのことです。
 実際に音を聴いてみると、シングルOTLで電流をたっぷりと流しているので余裕のある鳴り方に驚きました。さすがにOTLマニアのMRさんの作品といえます。
 
 
 
イメージ 8
<IDさん作 300Bシングルアンプ>
 
300B度☆☆☆☆☆
 
 お菓子の缶に組んである300Bアンプはおそらくこのアンプだけではないかと思います。このアンプもラジオ技術に発表されているかと思いますが、IDさんの回路の工夫により見かけによらない素晴らしい音を出してくれるアンプです。OPTは汎用というより、かなり似つかわしくない低価格のものを使用してありますが、それでも実際に鳴る音には何故と疑問を持つほどに素晴らしい音で鳴っていたのが印象的でした。
 
 
 
 
 
イメージ 9
<TKさん作 (813)シングルモノラルアンプ>
 
300B度☆
 送信管の813シングルモノラルアンプです。これを300Bとどのように結び付けようかと苦労させられるものでありますが、直熱管というところが共通点であるといえます。
 今回モノラルアンプ2台を持ってきていただきましたが、なんと片方の初段の真空管を差すのを忘れたということで、1台(モノラル)での試聴となりました。でもさすがにプレートに1000Vを掛けてあるだけに、その鳴り方には十分な余裕があり、さすがに送信管であるということがわかりました。実際モノラルでも余裕のあるアンプでは十分に楽しめるということもわかりました。
 
 
 
イメージ 10
イメージ 11
イメージ 12
<tamasan22作 300Bシングルアンプ、300Aらしきアンプ、GTOアンプ>  
 
私の作ったアンプ達です。今回300B大会ということで、とりあえず一番上の写真のアンプはおそらく日本で一番小さい300Bシングルアンプであろうかと思います。以前にも他で鳴らしているのでご存知の方もおられるかと思いますが鳴り方はそれなりです。 今回はB電圧を75Vで鳴らしましたので、OPTの電流が多くなりあまり低音が出ない鳴り方となりました。
 
 次の写真のアンプはトランジスター、ICアンプの書庫にある2SB600のアンプです。このドライバー管である12G−B3に300Aの写真を貼ってあるという、なんとも安直な考えでウケ狙いのアンプでした。
音はトランジスターアンプというイメージで300Bを連想できない音でした。でもある意味こんなものがあってもよいのかもという感じでした(テヘッ)。
 
 3番目の写真は既に東京では鳴らしてきましたGTOサイリスタアンプです。これは300Bアンプとは直接関係無く、GTOサイリスタでもアナログ動作できるというところを関西の方々にお聴きいただくために持って来たものです。半導体のイメージとは違ってソフトに鳴ることを聴いていただきました。
 
 
イメージ 14
<IUさん作 (2A3)シングルアンプ>
 
300B度☆☆☆☆
 緑のシャーシと赤い真空管が印象的なアンプです。このアンプは以前の807大会で1624にて製作されたもので、これを300Bに見立てたRCAの2A3のアンプに改造してあります。
 その鳴り方は3極管らしいダンピングの効いたもので気持ちの良い鳴り方でした。きっと300Bに変更してもこのように鳴るのではないかと思われるものでした。
 
 
 
イメージ 15
<MTさん作 12BH7Aパラシングルアンプ>
 
300B度☆☆
 このアンプも大会前日に出来上がったというもので、実際に鳴らすのが初めてというブッツケ本番のものでした。
MTさんはやはり回路を組むことのプロですので、アンプの中身は素人では無理であるかのような出来栄えです。
今回は間違いなくLUXのトランスを使っているとの事でした。そしてシベリウスの曲を感じよく鳴らしていました。
 
ところで。このアンプと300Bとの関連は? Epが300Vとのことでした。
 
 
 
イメージ 16
<STさん作 300Bシングルアンプ>
 
300B度☆☆☆☆☆
 300BのフィラメントをACで動作させているアンプです。ハムを打ち消すために300Bのグリッドに出力と反転させたリップル成分を入れているとのことで、さすがに会場ではハムが分からないものでした。それでもSTさんによれば家のALTECでは微かに聞こえるとの事でした。
 今回はピアノの静かな曲を掛けて頂きましたので、思わず気持ちよくなり眠ってしまいました。
このハム打消しのノウハウは直熱管の送信管アンプに応用するとのことでした。
 
 
 
イメージ 17
<katsuoさん作 815PP、CV4046PP 低電圧アンプ>
 
 これらのアンプは300Bとは直接関係なく、低電圧アンプのデモンストレーションとしてお持ち頂きました。
このアンプの回路は私の低電圧アンプから応用されたもので、とにかく低電圧でよく鳴るアンプです。
今回はガラス製の容器で作られたSPで鳴らしていただきました。広い会場ではさすがに低音はでませんが、その実力は十分に会場の方々に伝わったものと思います。
 
 
以上が今回の「関西テイスト300B大会」の内容でした。さすがに予想以上の関西ぶりを発揮していただきまして、楽しい一日でありました。
今後も関西の楽しいノリで試聴会を開催して行こうと思いますのでよろしくお願いいたします。そして今回ご参加頂きましたみなさんに感謝いたします。
 
 
 
 
 

この記事に

開く コメント(6)

開く トラックバック(0)

関西OTL大会  その2
 
草津にある旧中山道と旧東海道の分岐点 
イメージ 1
 
 
 
 ここからはその1に続き、午後に発表されたアンプについて紹介します。
 
イメージ 2 
 神戸のDIさん 8パラトランジスターアンプ
 今回のアンプはアンプの温度変化における安定性を向上させたということで、終段のエミッターの抵抗を省いたアンプの安全性を高めたアンプです。それでDIさんからアンプの安定性向上の方法について解説いただきました。
 
 このアンプは見掛けは手作り感が強調されていますが、出てくる音は素晴らしいものがあります。今回もピアノの曲を鳴らしていましたが、とても気持ちよく聴けることに感心させられます。DIさんのこだわりが理解できる音といえます。
 
 
 
 
 
イメージ 7
枚方のTBさん  50CA10PPアンプ
 
 何だかOTL大会ということを忘れてしまいそうなOPT付きアンプの本流を行くアンプです。
TBさんによれば色々と音の追求で手を入れているとのことで、今回のアンプではリップルフィルターを改善してあるとのことです。アンプのウラはまるで高周波アンプのような配線となっているのが特徴です。
 
 さすがにPPアンプということで出てくる音は安心して聴けるものがあります。特に誇張はなく素直で力強く鳴る点は電源回路の改善のおかげかと思われます。
 
 
 
 
 
イメージ 8
ARITOさん  6C19P×16 シングルOTLアンプ
 
 ロシアのレギュレータ用MT管6C19Pを片ch8本使ったシングルアンプで、6C19Pのカソード負荷に抵抗とチョークコイルを使ってAC出力をアップさせています。出力は10W+10Wということです。
 
 さすがに設計と製作がしっかりとなされているARITOさんのアンプで、会場のスピーカーを力強く鳴らしていました。シングルOTLでまして低電圧でこれほどの音が出るとのことで驚きです。
でもさすがにアンプの発熱は大きく、今からの季節にはよいけれど夏にはちょっと使うには辛いのではと感じられました。まあ真空管アンプというのはどれもそうですね。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 9
arunas001さん 12B4A×18 モノラルアンプ2台
 
 今回のOTL大会を代表するような真空管OTLアンプの登場です。低rpの12B4Aを18本使った本格的な感じがするアンプで、arunas001さんのアンプ製作の心意気が感じられます。
 
 全部で真空管が42本も並んだ姿はさすがに真空管OTLアンプのお手本のような感じです。回路的にはフッターマンの回路を採用しているとのことですが、案外調整は必要なかったとのことです。
 
 出てくる音はOTLの良さを十分に感じさせてくれるワイドな鳴り方で、低音の押しの強さは先の50CA10PPアンプと比べてよりスゴサを感じさせられるもので、会場のスピーカーを鳴らし切っているという感じでした。
 
 私も現在、球の数だけは負けないようなOTLアンプを作り掛けていますが、このアンプのように鳴ればよいのですが・・・・・
 
 
 
 
 
 
イメージ 10 
イメージ 11
 
伊賀のYYさん 35FV5×12OTLアンプ(上)、8BQ5パラシングルアンプ
 
 このアンプらもこれまでの試聴会で何回か聴いているアンプで、その鳴り方にはYYさんの設計の良さが感じられます。
 
 35FV5×12のOTLアンプは電源トランスも自作されているもので、アンプがブリッジ型の回路ということで、フローティング用に分割されています。
 
さすがに聴きなれたアンプですが、改めてよく鳴るアンプであるということが認識できます。力のあるアンプで聴く曲はワクワクしてきます。
 
 8BQ5パラシングルはYYさんが日頃よく使われているアンプということで、その鳴り方には感心させられます。会場のスピーカーで100%発揮するにはさすがに出力が不足している感じでしたが、しかし、十分に納得できる鳴り方は良かったと思います。
 
 
 
 
 
 
イメージ 12
箕面のMUさん  6080×4 OTLアンプ
 
 いつも素晴らしい木工のアンプを出品されているMUさんの作品です。このアンプは銘木の屋久杉と欅を使っている木目の美しいものです。それとエッチングによる銘板も自作されたとのことです。ただ、アンプの発熱が大きいので木の一部が割れてしまったとのことが残念だということで、また新たに木工で製作されるということです。それにしてもまるでメーカー製のように見えるのは流石です。回路は安定化されていて動作はとても安定しています。
 
 出力は18Wということですが、鳴らした和太鼓の音は実際の音のように迫力ある音で、太鼓の皮の響きそのものが感じられるもので素晴らしいものであったといえます。何か真空管OTLアンプのひとつの到達点であるような感じがしました
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 13
滋賀のMOさん  42シングルアンプ
 
 3年前に会場の隣にある正定寺で泊り込みの試聴会で参加して頂いたアンプです。そのときには42単段での回路でゲインが低くて鳴り方には苦しいものがありました。ということで、今回は前段にICのアンプを追加しての再登場ということです。
 
前回に比較して、音量は少ないですがアンプ単体として鳴ってくれました。それで、42の持つ味というものを感じることができ、アンプの原点ともいうべきもので皆さんの郷愁を誘う?鳴り方が印象的でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
  ぐれいにゃさん 6BM8超3結シングルアンプ
 
 今回は珍しく小型のアンプで参加頂きました。6BM8を使った超3結アンプということで、案外この形式のアンプの聴く機会が無いのでその鳴り方に期待できます。
 
 鳴り方はアンプのゲインが高いようで会場のスピーカーを元気に鳴らしてくれていました。
超3結の音は丁度低電圧アンプに似た傾向の音であるといえます。P−G帰還の作用が似ているためと思いますが、OPTの容量以上の低域が出ている感じがよく出ていました。
 
 このアンプは小型のスピーカーが付いているので夜間に聴くには丁度よいとのことです。  
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
mosukeさん 6AJ6 3結PPアンプ
 
 RCAのメタル管の6AJ6を使った3結PPアンプということです。
6AJ6は丁度6V6のような感じの球ということですが、私は見るのは初めてです。これをうまくケースに収めて組み立ててあります。よってケースの蓋を付けるとまるで半導体アンプのようになります。
 
 3結PPということで出力は4W+4Wとのことです。筋の良いDFのよさを感じる鳴り方で、製作の良さが発揮されているものであるといえます。
このアンプはmosukeさんの所有する中では最大出力のアンプということです。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
arunas001さん KT88 PPアンプ
 
 ロシア製の旧型のスタイルのKT88を使ったPPアンプです。キットのシャーシとタンゴのトランスを使ってスッキリとしたスタイルとなっています。これは昔に私があこがれた形のひとつです。
 
出力はさすがに50W以上でるということで、会場のスピーカーを見事に鳴らし切って、迫力満点の音を響かせていました。このようなアンプはとにかく安心して聴くことができます。
 
私としてもこのようなアンプを作りたいということを未だに思っています。
 
 
 
 
 
イメージ 6
オマケ  東芝製クワッド型ICを使ったPPアンプ
 
 これは私が作ったIC1個のPPアンプで、詳しくはトランジスター、ICアンプの書庫にあります。
 
電源を±15Vで鳴らしましたが、やはりゲインが低くて思うような音量では鳴ってくれませんでした。しかし、暫く聴いていると小さな音に耳が慣れたのかそれなりに鳴っていることを皆さんに確認して頂きました。
 
 
 
以上で今回の「関西OTL大会」に出品頂きました作品の紹介でした。OTL、OPT付き、半導体アンプなど色々と聴き比べができてとても楽しい大会でありました。このような大会は今後も開いて行きたいと思いますので、皆さんのご参加をお待ちしております。
 
 今回ご参加頂きました皆さんに感謝いたします。どうもありがとうございました。
 
 
 

この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

関西OTL大会 その1
 
 平成24年10月21日 日曜日 滋賀県草津市にある太田酒造の道灌蔵を借りて「関西OTL大会」を開催しました。
イメージ 1
会場の道灌蔵 (大会はこの蔵の2階で行いました)
 
 大会当日はとても天気が良く、気持ちの良い日でした。道灌蔵は2年前にも泊り込みで試聴会を開催し、会場の音響がとてもよいということで今年もここで行いました。但し今回は日帰りでの開催でした。
 
 「関西OTL大会」ということで、毎年やっている真空管のOTLアンプをメインにした試聴会です。とはいっても我々のグループでは明確なレギュレーションにに基づいて行うコンペのような大会ではなく、どちらかというと「なんでも有り」の作品発表の大会です。
 
 
イメージ 11
 
イメージ 6
試聴に用いたスピーカー
 今回もWoody&Allenさんがお持ち頂いた、なかなかシブい感じのエンクロージャーとネットワークを製作されたものです。これにEVの15inのウーハーとEVの940HPホーンにSeleniumのドライバーを組合わせた2Wayスピーカーで、インピーダンスは8Ωです。
ホーンには自体の鳴りを抑えるウエイトが付いています
 
 
イメージ 7
 
音楽ソース用のCDプレーヤーとパッシブ型ATT
 
 今回も試聴会で毎回お世話になっていますarunas001さんのCDプレーヤーと音量調整にパッシブ型ATTを使用させて頂きました。
 
 
 以下今回出品された作品について紹介します。
アンプの鳴り方などについての感想はあくまで私の主観ですので、会場の皆さんが感じたものとは異なるかも知れませんがご容赦を。
 
イメージ 8
tamasan22作 6R−HH2PP(手前)、25CD6GBシングルOTL
 この2台は私の作品で、いきなりOTL大会にOPT付を出すというところが粋ということは誰も感じていませんでしたが、6R−HH2PPはどうもパワー不足で、会場のスピーカーをうまく鳴らせないのが残念でした。でもある音量以下でしたらキチンと鳴っていたような・・・・・・
 25CD6GBシングルOTLもやはりパワー不足の感じで、なにやら無理に低音を出しているような感じでした。これはアンプのDFが小さいためにウーハーの制動が出来ていないいわゆるボンツキの音を一生懸命出していたという感じでした。次回の大会ではキチンと鳴るアンプを出したいと思います。
 
イメージ 9
 
mosukeさん作6D-HH12PP(右側)、16C-B28FETアンプ
 mosukeさんの作品の良さはその工作の素晴らしさにあります。今回はサブミニ管の6D-HH12を使ったPPアンプをリチウム電池(キティちゃんのCAN)での駆動で、ミニアンプの本領を発揮しています。フル充電で4時間以上鳴らせるというものです。
ミニアンプということですが、誰かのアンプとは違いしっかりと鳴っていたのは立派です。さすがにレスポンスには限度を感じる面もありますが、それでも十分に聴けるものでありました。
 
 16C-B28FETアンプは16C-B28を電圧増幅に使い、そのヒーターを終段のFET2SK1277のソース負荷に使っているという特殊な回路のアンプです。
24Vの電源ですが、さすがにFETでは力強く鳴ってくれ、大きなアンプと遜色無しという感じです。また、そのスタイルもユニークでとても可愛い感じで好感が持てます。今後私もこのようなアンプを作るつもりでいます。
 
 
イメージ 10
神戸のIUさん作 6080低電圧PPアンプ
 
 このアンプは私がお教えした回路を基に製作された低電圧PPアンプで電源とアンプが分かれています。さすがに会場のスピーカーでは非力さが目立ってしまいましたが、IUさんのお宅では十分に鳴っているとのことです。どうやら低電圧アンプには今回のスピーカーはキビシイようですね。
 
 
イメージ 2
  
イメージ 3
生駒のSUさん作 6BM8シングルアンプ、自作エンクロージャー+TB8cmスピーカー
 
 このアンプとスピーカーは今までの試聴会でも何回か参加して頂いているもので、今回はiPODではなくスマートホンで鳴らせるという21世紀にピッタリのアンプということです。
 スピーカーは自作のエンクロージャーに以前の10cmのユニットからTBの8cmのスピーカーに付替えたものです。口径が小さくなっているのでスピーカー固定にはアタッチメントにて取付けてあります。
 
 広い会場では少し出力的に無理を感じるところもありましたが、TBの8cmが作者の意図とする鳴り方の変化を感じ取ることができました。リビングにおいてこれは丁度良いものだと思います。
 
 
イメージ 4
 摂津のITさん作 6080低電圧シングルOTLアンプ
 このアンプは以前行った神戸の鶴甲会館で鳴らしたものの改良版として製作されたものです。初段は12J5のSRPPで6080をドライブさせるもので、12J5のB電圧は通常の電圧としています。
 ちょっとノイズが目立っていたのとゲインが多少不足気味であったのが残念でしたが、鶴甲の時よりは鳴ってくれていました。
ITさん独自の解釈で組まれた回路ですが、6080がプラスドライブされていることもあり、電圧増幅だけでは十分にドライブ出来ていなかったようです。今後の課題として改良に頑張って頂きたいと思います。いずれ素晴らしい音が出せるよう期待しております。
 
 
イメージ 5
京都のMGさん作 21KQ6 OTLアンプ
 21KQ6というマイナーな水平出力管によるOTLアンプで、こじんまりとしてスッキリした感じがあるアンプです。
 
 さすがに片ch2本では出力的に会場のスピーカーを鳴らし切るということではありませんが、それでも十分な音量で鳴っていました。
MGさんの想いを込めた曲を堪能できてよかったと思います。
 
 
 
 
これまでが午前中に発表された作品です。午後からの分はその2で掲載しますので、暫くお待ち下さい。
 
 

この記事に

開く コメント(4)

開く トラックバック(0)

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事