TRPG蛇行わき道(ベータ版)

テーブルトークRPG、ボードゲーム、PBM、関連活動などを扱うブログ

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11月12日のTRPGいろいろプレゼン大会さん向けの原稿です。
http://www.ustream.tv/channel/trpgpre
http://trpgpre.web.fc2.com/




おはようございます。今回、「せいじゅ伝説パールシード」を紹介する「たまねぎすなが」です。よろしくお願いします。

 こちらで集めておいたキーワードに答えていくというかたちで、ご紹介していきますね。

 キーワードその1:まずは、「せいじゅ伝説パールシード」はどんな物語なのか?
「せいじゅ伝説パールシード」は素朴なTRPGです。ヒロイックファンタジーの世界を舞台にしたダンジョン探索中心のゲームです。ダンジョンといっても『聞き耳、罠感知、罠解除』の繰り返しではありません。そんな細かいことを気にしない、若き英雄譚を題材にしているのです。

 キーワードその2:どんなルール?
 ダンジョンだけに絞り込んだ、シンプルなシステムが特徴です。
 キャラクター作成は、戦士、魔法使い、僧侶、盗賊からクラスを選び、ランダムに性格を選ぶだけです。PL間の腹の探り合いがなければ、10分もあれば完成です。
 判定もサイコロを振って、関連チャートを参照して、結果を読み上げるだけです。
 戦闘ならば、サイコロ2個振ってチャートを見ます。
 たとえば、「相手の動きが気になって仕方がありません。見入っているうちに、動きの癖が何となくわかってきた気がします。次の攻撃では出目に+1できます」と読み上げます。たいてい、この結果がそのまま適用されます。

 このシンプルさは、約1時間で1シナリオを可能とし、発売当時にはコンベンション1日でキャンペーン数話を楽しむというスタイルも見られたらしいです。

 キーワードその3:シンプルすぎない?
 シンプルなシステムは……TRPG黎明期80年代を彷彿とさせる単純さです。1992年の作品なので当然といえば、当然なのですが。
 さて、TRPGの華の一つ――戦闘を見てみましょう。
 各キャラクターの選べる戦闘オプション――戦闘時の選択肢は少なめです。
 基本的に、武器戦闘、逃走、アイテム使用の3つです。魔法使い、僧侶だと、魔法使用が加わります。

 TRPGはじめてさん、ボードゲーム出身者などにとって、戦闘オプションの少なさは魅力です。オプションが少ないということは迷わなくてすむからです。
 結果を基に自由に演出できるTRPG好きにとっても、楽しめます。戦闘オプションのバリエーションで描写を工夫せずとも、結果がたくさん準備されているのでこれだけで十分楽しめます。

 とはいえ、戦闘オプションを駆使して、戦闘を楽しみたいというマニアックな方にはちょっと寂しいかもしれません。しかし、選択肢が増えるということは、選択肢を選ぶ時間が増え、手軽に短時間で遊ぶというテーマを逸脱する恐れがあるのです。ということでご勘弁ください……。

 まぁ、この寂しさもわかります。私自身、はじめてこのルールを読んだときは、「単なるチャート集で味気ないなあ」と思ったもんです。1999年頃に、ポストホビーさんのGW売り出しで1000円で買ったのですけれどね。ちなみに定価は3800円でした。
 90年代後半の作品と比べれば……ねえ。
 しかし、一昨年、コンベンションで半信半疑ではじめて遊んでみたところ……、この単純さが実に心地よかったのです。
 戦闘オプション、キャラクター作成のバリエーションが豊かなシステムだと、他のプレイヤーさんに「貴様の戦術は間違っておる!」「どうして、そんな無駄な技能とるかなー」などといわれることを恐れて、システム初心者はビクビクしながら遊ぶ羽目になります。……怯えすぎかもしれませんけど。
 怯えてるわけですから、豊かな選択肢から選び出した戦闘オプションや技能の描写や演出を楽しむ余裕も乏しく、単調なものになります。

 ところがぎっちょい、シンプルなシステムだと、ビクビク選ぶ必要はなく、のんびり遊べました。

 JGCで朝4時開始のデザイナー卓で不慣れなシステムをビクビク遊んだときの緊張と比べて、実に楽しい時間でした。
 こうやってプレゼンしたり、今年だけでGM7回やったりと、突然夢中になってしまうくらいにね。

 キーワードその4:そういえば誰がつくったの?
 冒険企画局クレジットで、1992年、平成でいえば4年です。著名どころだとGURPSの文庫版が出た年です。NOVAなら翌年1993年、SWなら1989年ですから、そんな時期です。
 冒険企画局さん監修のもと、当時局員だった伏見健二(ふしみけんじ)さん、藤浪智之(ふじなみともゆき)さんが創りました。
 冒険企画局さんといえば、シノビガミ、まよきんなどが最近元気な団体さんですよね。遊んでくれた方は、そういわれてみれば、「そんな雰囲気ですねー」と皆さんいってくれます。
 伏見さんは今では、ボードゲーム・カードゲームのグランペールブランドにかかわったりという印象が強い感じですが、『ブルーフォレスト物語』『ギア・アンティーク』といった今でも根強いファンを抱えた作品群をお持ちのパワフルなクリエーターさんです。
 そして、藤浪さんは、最近の方々には『駅前魔法学園!』や、動物だらけの『ダブルクロス』リプレイなどでご存知でしょう。90年代前半の「わきあかつぐみ」名義で、本作品に参加されてます。
 イラストは、平仮名の「かねこしんや」さんです。コンピュータカードゲームの名作「カルドセプト」シリーズにかかわったりしていた、どこかほんわか、パワフルな絵描きさんです。本作が商業デビュー作だとか。

 キーワードその5:タイトルの聖珠伝説パールシードとは?
 パールシードとは、この世界をつくり、育んできた女神様が、世界から立ち去るときに残した涙といわれています。
 残された世界は、ドラゴン族、デーモン族の争いの場となり、矮小な人間は狭間でぼそぼそと暮らしています。

 その6:どんな世界を旅するの?
 デーモン族、ドラゴン族が相争う世界の端で、人間たちがこそこそ生きている地域を旅します。
 その世界は、女神、デーモン族、ドラゴン族により、育まれてきました。ですが、突然、女神が姿を消しました。
 その後、デーモン族とドラゴン族は争いだします。その争いの狭間で、女神をコンパクトにしたような姿の人間族が肩を潜め暮らしてきました。
 女神の涙とも称される聖珠、パールシードが各地で見つかるようになったのはその頃だったといいます。その珠は人間族自身を守る力を与えたり、自身を傷つける力になったといいます。その力ある珠を求め、デーモン族、ドラゴン族ももちろん動きだし、人間族の領域も狙われる羽目になってしまいました。
 こうして、人間族はデーモン族、ドラゴン族、聖珠に翻弄されながら離合集散を繰り返し、歴史を重ねてきました。
 冒険者たちが冒険するのは、そんな世界なのです。

 収録された5話構成のキャンペーンシナリオでは、田舎の少年が女神の祝福を受け、王国への陰謀を覆(くつがえ)し、ドラゴンから魔剣を奪い、デーモンの空中戦艦を倒すという英雄物語を遊べます。
 そんな英雄を遊べるシステムなのです。

 キーワードその7:ドラゴン族? デーモン族?
 ドラゴン族は、いわゆるドラゴンからハ虫類、両生類の生き物が含まれます。
 わりと力任せの正々堂々とした種族ですが、カメレオン男など陰険な存在も混ざっています。
 マスコットキャラクターっぽい、ウーパールーパーなどもいます。

 デーモン族は、いわゆるデーモンとエンジェルです。アンデッドや機械を使ったりします。エンジェルの中には鳥族も含まれているようで、ペンギンが出てくるシナリオもあります。

 ドラゴン族、デーモン族共に、人間に対する態度も友好的なものから食べ物にしか見てないものまでいろいろです。

 キーワードその8:おもしろいの? どうやって手に入れれば?
 シンプルな遊び方で満足できる方には、十分楽しめるシステムです。
 90年代前半には、電話でセッションするような回線サービスをやろうという動きがあったそうで、そんな環境下でも十分楽しめそうにデザインされていました。それくらいなので、オンラインでも遊びやすいと思います。

 オンラインセッションでしたら、すがたけさん( http://www.h3.dion.ne.jp/~sugatake/ )がパールシードの猛者です。セッションに役立つデータ・サマリーも提供してくださってます。
 オフラインでしたら、首都圏エリアならば、私、須永が年に数回卓をたてていますので、ご検討ください。

 以上、パールシードでした。
 横浜のカラオケ屋さんから、スタジオにマイクお返しします。
 ご静聴、ありがとうございました。

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