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日時:平成22年(2010年)7月27,28,29日
場所:マリンメッセ福岡
参加校数:572校
この年のキーワードは「2枚看板」である。
上位候補と目される高校の多くがエース級の選手を2人揃えている。
抜き勝負ならではの、その配置の妙もポイントとなる。
九州学院は九州選抜2位、全国選抜ベスト8、魁星旗優勝、九州大会優勝。
九州選抜個人覇者で卓越した技術をもつ東郷知大、同3位で豪剣の辻菖太がいる。
前衛陣も前年からの経験がある選手ばかりで、当然優勝を目指してくる。
龍谷は魁星旗2位、九州選抜3位。大将西村慶士郎は兄龍太郎に劣らぬ能力を持つ。
さらに昨年大会で18勝を挙げた先鋒松石拓也の颯爽とした剣風も心地よい。
福大大濠は、夏に向けきちんと立て直し、激戦の福岡で全国総体切符を手にした。
今回は九州選抜2位で全中Vの3年生樫原圭亮が副将、2年生の竹ノ内佑也が大将。
これまでの公式戦から2人のオーダーを入れ替えて臨むが、吉と出るか凶と出るか。
H20年Vの福岡第一は、前年はまさかの3回戦敗退。今年は捲土重来を期す。
実績のある本格派大将権丈直樹に加え上段坂井駿介が成長。チーム力が上がった。
東福岡は全国選抜県代表、九州選抜3位、九州大会2位。総体県予選は3位。
大将徳永二亮の技のキレは抜群。副将末永龍之介のがむしゃらな剣道もおもしろい。
九州選抜優勝の島原はエース入江洋平に加え九州大会で小野原巧朗が3位と健闘。
昨年の全国選抜優勝メンバーが残る西陵は副将松尾大樹、大将開達志に迫力がある。
全国選抜2位の高千穂は2枚看板ではなく総合力で勝負する。
本村幸輝、加藤伊織ら全中を制した三股中のメンバーに大型1年生も加わった。
岩本貴光監督赴任からわずか2年で大分を制した新進気鋭の大分舞鶴。
大分にも佐藤知輝らセンスある選手が揃っており、久しぶりの上位を狙う。
春先から伸びてきた八女にも仙頭直樹と松尾健汰という2枚がいる。
南筑は九州大会個人2位で将来性十分の大石大貴の負担を減らせば上位進出もある。
九州大会個人覇者の井柄光博を擁す鎮西は道連王者の1年・上原裕二郎にも注目。
昨年全国総体個人ベスト8の中武剣吾が率いる延岡工は勢いに乗ればおもしろい。
九州大会3位の鹿児島実、九州選抜8強の鹿児島商ら鹿児島勢の奮起にも期待。
インターハイ地元開催に意気上がる興南、那覇の沖縄県勢の躍進にも期待したい。
遠来組では、前年の決勝を争った明徳義塾、水戸葵陵が春の全国選抜でともに3位。
両校ともに、この年も切れ味鋭くまとまりのある好チームをつくってきた。
3年生と2年生のバランスも良く、チーム力が高い。
関東1位の桐蔭学園は北川清太、兵藤裕則と一本奪取能力に優れた試合巧者がいる。
同2位で大型選手が揃う高輪は大将岩瀬卓也を軸に豪剣の遣い手が揃った。
エース大浦彰一郎を擁す近畿1位の上宮は全国総体を逃してはいるが、力がある。
その他、東海大会優勝の高山西、東北大会優勝の仙台育英、魁星旗3位の東海大四。
さらに全国選抜8強の和歌山東、新田・帝京五の愛媛勢などにも躍進が期待される。
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