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書けるところまで。
「大部屋ですか、個室をご希望ですか」
だいたいナリをみれば、大部屋タイプなのは、わかっているはずなんだが一応聞いてみた
という感じ。
「ええ、タコ部屋で結構ですが」
「いや、タコじゃなくて、大部屋・・・・」
「ええ、この歳までの長屋暮らし。似合っているのは、大部屋です」
7北といえば泣く子も黙る肺ガン患者集結所。
抗がんタイプと手術タイプと強力女性患者がいる。そして新旧さまざまの看護士さま。
僕は近眼なので、顔と名前がどうしても読めない。めがねをかければいいものを
下心を見抜かれそうで、ベッドでは煙草も吸わないし、めがねも外している。
ところで斜向かいが強力女性部屋なのだが、そして無論壮年女子が多勢を占めている
のは当然のことして、朝から異様に盛り上がっているのだ。大部屋で井戸端会議。
凄く元気がよい。というかうるさい。大声で歌いはしないが、ワァワァキャアキャ。
これがガン患者かと疑うくらい。
もしかしてあの特効薬。
女性。東洋人。肺ガン。喫煙歴なし。
に該当する幸運な人々なのかと思うくらいに元気がいい。
それに引き換え男部屋は静寂が支配している。
となりが誰かもわからない。
4人収容している大部屋といっても、独占しているのは、3畳くらいではなはだ
狭い。カーテンで仕切られているだけなので、夜大イビキをかかれると、ほとんど
眠れない。
最初のおとなりさんは、若い男性でそのあとが、丸顔おじいさんが転居してきた。
ところがこいつが稀代の大鼾じじいであった。引っ越した当日から大鼾爆弾攻撃。
およそ1時間半。まさに絨毯爆撃のような爆音で眠るどころの騒ぎではない。
隣りに行って、ガムテープで口を何重に貼り付けてやろうと思ったが、テープが
あるわけがない。しょうがないので、逆向きに寝て、次の朝頼んで耳栓を買ってきて
もらった。
罪を憎んで人を憎まず。寝てない時は好々爺という感じの温厚じじいだが
それから4日間睡眠薬までもらっても眠れない。ここは集団房じゃなくて
大部屋なんだから安眠が確保できなきゃ、ダメじゃないかということで
5日たって先生に相談。
「わかりました。善処します」
ほんとうかよと思っていたが2日たって、「お世話になりました」とにっこり
笑っていずこへか出ていった。
次の部屋のみなさんは迷惑しているのではないか、それとも個室なのか。
それ以来そのひとと廊下で逢うとなぜか目を伏せてしまう僕。
大部屋にはそういった実害もあるが、屁は間歇的というか瞬間的というか
どんな爆音も許せるのである。というか許さざるをえない。
最初「ぶぶぶぶぶ」と隣りから襲来したときにはびっくりした。遠慮がない。
これを日に10回やる。ついでに副作用なのかゲップが日に6回。
僕の向かいのベッドのおじいさんは、これはもう声を出すのもきつい感じで、
いつも若い看護婦が寄り添って、痛み止めとかマッサージとかやっていてとても
きつそうなのだが、屁になるとこの様子が嘘みたいに
大音声「ぶあぶぶぶぶあん」
と部屋中を揺るがすようなとんでもないのを日に3発くらいぶっぱなすのだ。
入院時間が迫ってきました。
つづく。
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偽さん節に思わず笑ってしまいました〜大部屋タイプ?タコ部屋だって^^
私も8人部屋に2か月だったかいたことあるので、その様子だけはよ〜〜くわかります。個室に入れたらいいですよね〜。もう、ミソモクソもヘも一緒ですね、治るまでガマンだ〜><
2009/11/18(水) 午前 8:40
大部屋じゃないけど 二人部屋と個室経験者です
個室は 媛が出たのではなくて 相方?がデリケートだったらしく
個室がいいと出ていかれてしまったのです^^;;
放屁はしてないのですが・・・
静かな時がいいときもあるし 人恋しいときもあるし
難しいです
2009/12/13(日) 午後 7:22 [ - ]