偽小倉日記

ひとは知らないものを深く愛することはできる、しかし愛さないものを深く知ることはできない

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大放屁論  2

蒼井優ちゃんの「まさかまさかの末脚・・・、」に騙されて8枠の差し馬から買った
全国のケントク買いのみなさまお気の毒でした。僕もあれはなにかの暗号かもしれないと
一瞬考えましたが、差し馬に有利は違いないと判断して、人気薄を絡めて結果として大負けを食らいました。年の瀬で色々入り用もあったのに、普段と同様の有馬でした。くやしい。

現在入院中で競馬に現を抜かすなんて場合じゃないのです。
にもかかわらず、やっているのは、入院生活という日常があるからなのです。
お隣のAさんがいい人で、競馬が好き。コミュニケーションの円滑を図るために
やっちゃうんですね。なんでもひとのせい。
ところで入院していると医師からあれこれ指示が出て、いろんな科に行って診察検査を受けます。採血、レントゲン、エコー、CT,MRIなどなど。
その際は名前の書いたファイルを持参して、受付に提出します。
ある日恐ろしい放射線治療が始まることになった。
でエレベーターで放射線科のある地下に向かっているとき、ふとファイルをみると
黄色の付箋に黒マジックで「放置中」と書いてあるではないか。
「?」
看護師にたてついた覚えはないし、あのイビキオヤジを追い出して欲しいと嘆願した
ことは二回あるけど放置されるなんて、ひどいなと思って、よくみると「放治中」
「放射線治療中」ってことなのか。


で放屁論とどういう関係があるかと思って、奇特にもここまで読んでくだすった方が
いるとしたら、まことに申し訳ないが、なんの関係もないのです。すんません。

前口上ですね。
で本題に戻ります。ずいぶん以前の話ですが、門司に8年くらい住んだことがある。
真人間に戻りたいと思っていた。それまでがラヴホテルをそのままの下宿屋に住んで
放蕩三昧の日々。あることがきっかけでその生活に終止符を打つことになった。
引っ越した2DKのアパートは快適そのもの。あとで知ったが実は新婚アパートだったのです。
で空いていたのが2階の真ん中の部屋だったのです。

まあ人間じゃなくて真人間に戻った僕は炊事洗濯掃除買い物の快楽に目覚めた。
物干し竿に洗濯ものを干している時、本当に幸せだった。味噌汁を作り、茄子の鉢植え
プランターを用意して、ネギを植えたり、主夫の幸福を味わっていた。暖かい日差しの
中で寝転がって、モーツァルトやハイドンを聞いていると、小倉のあの堕落の限りを
尽くした暮らしが遠い昔のように思えた。
そんで、あれ、女のひとのことですが、親密に付き合わなければ実に楽しい存在であるのがわかった。花や風景、花鳥風月と考えれば、つまり性を媒介にしなければ、相手を
するには、ほんとに楽です。だから男女を問わず、親しいひとを呼んでご飯を食べたりしていた。

つづく


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