偽小倉日記

ひとは知らないものを深く愛することはできる、しかし愛さないものを深く知ることはできない

見っけ!本

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]

病院で読む本

時間はある。
でも本を読む余裕なんてあるのだろうか。
あってもなくても拘禁状態の苦痛をやわらげたいが、癌本は読みたくない。
加藤と辺見を読む予定はある。『民主と愛国』もこの際読みたい。
とうとう捜しあてることができなかったが、中里介山の春陽堂文庫版『大菩薩峠』も
読みたかった。段ボールの山が50ヶ廊下を占領してて、昼なお暗い原因になっている。
今となっては、取り壊す力も時間もなくなった。
貴重な本も何冊かはある。

結局大西巨人の『『神聖喜劇』全5巻と萩原延壽『自由の精神』を持っていくことにした。
文庫本が読みやすいし、萩原もまとまったものを読んでみたい。
たぶんこれで今回の入院はモツではないかと考えている。

一応病院使用の携帯を手にいれたが、職場との連絡用が使用目的です。
ここに記事を書く元気があればよいのですが。

気持ちのいい日本語

mokichiclub@bunkamura.ne.jp

残念ながら気持ちのいい日本語にはなかなか出会えない。
いい歌と同じように。
山本一生さんの文章を読みたいとずっと思っていて、新刊の平凡社新書がでて
あとがきで「競馬の文化村もちき倶楽部」があるのを知った。

むろん競馬のことばかりではありません。
典雅ほめすぎかも、な日本語がとてもいいです。

ほかのひともきっといいものを
書いているのでしょう。

お気にめしたらぞんぶんに。

面白い!面白すぎ!うひょー。

「漢字を捨てて考えよう。日本人のこころが 見えてくる」
下手なコピーだな。これは。
漢字を捨てて考えることは、もはや不可能じゃないか。
日本人の心というよりは、人間のこころだろう。
もうすこし普遍的な存在を対象に考えるほうがよい。
やくざな新潮社の下手な帯の文句だ。

でも目から鱗が10枚は、はがれ落ちた。
中西 進『ひらがなでよめばわかる 日本語』のことだ。
万葉集の研究者として、名前だけは、知ってはいたが、
面白すぎだ。とんでも本もびっくり。


居酒屋であまりの面白さに酒を飲むのをしばし、忘れたくらいだ。
たった440円プラス税で、こんなに楽しく日本語を照らし出して
くれるなんて、奇蹟みたいだな。道で5千円拾ったみたいな。
なんだそりゃ。小学生でも読めます。大人ももちろん読める。
みなそれなりに考えを深めることができるでしょう。

220頁ちょっとの薄い本ですが、中身は凄い。
あえて紹介しませんぜ。
ほんとはこんな国語辞典がほしいんだよな。
こどものころからなんで ハエナワ漁業っていうのかな
変な音だなっていう疑問も氷解したし。
絶対お奨めだ。

トリコロールの洒落たカヴァの小説集。
さすが奥本先生の本。今回は虫ではなくて、詐欺師たちが主役です。
それも複数形ですから。
先生自身と思われる奥山先生の巴里日記です。優雅です。離婚しても余裕です。
一読とても面白かった。『昆虫記』の新訳が素晴らしい日本語だったのを見ても
わかるように、とても達者な文章を書く。平田なる詐欺師の風貌物腰セリフ回し
など、まるで、これが詐欺師の典型ですというような活写ぶり。実に面白い。
人物観察は昆虫で鍛え上げているのだ。

合間に卒論がランボオーだったらしく、僕のようなフランス語に無知なのもにたいして、
彼の詩の一節を引用して、逐語訳までしてみせてくだすって、なんか得した気分
になったりもする。さすが仏語の先生だ。面白くてタメになるのだ。

でなんで、「たち」なんだろうと思う。出てくるのは、平田なる「松ゆたか=松たかこ」
とつきあったるする詐欺師だけじゃないか。いやこれはこなのかれで、十分面白いのだが。

でもしかして、中で紹介されている「TAKATA」や「毛利先生」もその一味なのかと疑う。
タカタってもしかして、高田博厚のこと。奥山先生は高田がその著書で「日本語は
感覚と感情をもっていて思想がない」というひとことに激昂して、「フランス語を
少し学んで本当の語感の無い人間がこういうカン違いをする」と断罪。
ヴァレリーの詩の高田訳をこてんぱんに批判するのだ。

毛利先生にはもうすこし優しい扱いだが、「ひとつの言葉の回りをめぐってなかなか結論にないらない」毛利先生の文章を子供のころ見た祭礼での夜店のテキヤの口上とだぶらせて
いるのである。
毛利先生とは、僕自身も一時嵌った森有正のことである。あのアライグマみたいな、それでいて、美人壮丁家と浮名を流した哲学者の。
彼が寅さん以下の評価とは恐れ入った。

というわけで、とても面白いには違いないんだが、厳しいのも確かなんで
なんか後味がすっきりしないのだ。
よせばいいのに彫刻家が文章を書いたりしてとか、現在ではあまり評価されない
森への厳しさとか。
なんか先生に怒られて、いるような気分になった。
人間は虫じゃないから、いや裸中という虫だろうが、
もっと温かくても、扱いが、よかったのではないか。

だれも聞いてはいない

聖教新聞っていうのがある。
あかはたもある。
あかはたは共産党です。聖教のほうは創価学会だ。
今週のサンデー毎日は「すべてを答える」が1頁目から特集だ。
公明党の太田代表さんが、登場してしゃべりっぱなし。
ものすごく変。

だれも自民党の片棒担ぎの太田の意見なんか聞きたくない。
おそらくサンデー毎日の編集者もおなじだったろう。
聖教新聞の印刷は各地の新聞社の印刷所でやっている。
朝日読売毎日西日本中国新聞各社のそれぞれでね。


いいお客さんなわけ。新聞社にとっては。聖教新聞の印刷代は。
とりわけ毎日なんか部数も少ないので、創価学会は上得意。
客の悪口は言えない、書けない、そのうち機嫌もとりだす。

それが特集の「すべてを答える」になったのではないか。
政教分離とは政教一体という意味です。そのうち政経教一体になる。

藤原の予言は正しかったということだ。

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事