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新秋や一歩踏み出す児の力
これも俳諧誌に送った俳句。 長男、長女、次男のそれぞれの子育てが散りばめられています・・・。 同じようで同じでない。 そんな子育ての妻を感じる事ができます・・・。 |
俳句
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乳縋り静かに泣く児霧の夜 長き夜に乳離したくない児の手
乳房より眠気吸い込む夜長かな
朝顔や児のエネルギー目覚めより
妹の起きれば兄も今朝の秋
朝霧や七本の歯を磨く音
爽やかな朝牛乳のひげ笑ふ
新秋やオムツはずれの時近し
鳴けば止み止んでは鳴いて秋の蝉
子ら眠る合間の家事や小鳥来る
撫でるかのやうに揺れゐる秋簾
虫を聴くほどの静けさおやつ時
爽やかにおやつ半分妹に
秋日和日増しにあんよ上手くなり
一心に石遊びして秋高し
靴履いていても這ふ児や秋日和
座り込むベビーシューズの花野かな
鬼灯のレースの葉より児の眼
よちよちの児の背中より秋の蝶
抱き上げし児の背一面鰯雲
蓑虫を採ってとせがむ好奇心
恐れることなく蟷螂小さき手に
妹に兄がじやらしてゑのこ草
秋天や兄と妹仲直り
父帰るまで外遊び夕とんぼ
妹の真似して甘え秋の暮
爽やかにバイバイ言へる友の居て
三日月や舌で溶けゆく砂糖菓子
ポケットの木の実転がり出る着替え
芋虫を図鑑に探す子の興味
父子らに絡み付かれて秋の宵
梨口にいっぱいにして離乳の児
秋の夜や絵本一冊すぐ眠り
一日の様子を夫へ秋灯下
兄は父妹は母と夜半の秋
一喝を悔やんでをりし霧の夜
子に教へられてばかりや月の秋
子に導かれ親の道歩む秋
この俳句は子育ての最中に感じた句を書き記し纏めた物。 俳句協会に投句して5年前に俳諧の新人賞に挑戦しました。 どの句も妻の子育ての想いが生きていると感じられます。 五・七・五の十七音に込めた妻の気持ちが情景と共に 私の中でも想い出される句ばかりです。 季節を時間を感じながら丁寧に過ごしていた毎日でした・・・。 |
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