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皆様のところは梅雨が明けましたでしょうか.お変わりありませんか.
私は,この日曜日(都知事選投票日)に米子のサイエンスワールドに参加するために,万華鏡の材料の準備であたふたしています.
7月22日は数学月間懇話会でした.ご参加の皆さま有難うございました.
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■今年の数学月間懇話会(7月22日,これもπ=3.14の日です)は,数式の出ない講演会になりました.数学月間は,<数学と社会の架け橋>について語るのですから,数学の講習会ではありません.今年は,数学月間の原点の姿であると言えましょう.

■数学者って,どんな顔をしている?,亀井哲治郎・河野裕昭(亀書房・写真家)
お二人が掛け合いで写真の説明をされ,撮影時の様子やエピソードをお聞きしました.まず,色々な講義風景がありました.200人の教室に4人の学生という寂しく贅沢な風景,オーケストラの指揮者よろしい講義ポーズなど,写真に切り取ってみると案外面白いものです.一方,数学者の教室外の生活感のあふれる写真−耕運機を運転している姿など−もありました.

■世論調査は正しいか,松原望(東京大学名誉教授,聖学院大学)
世論調査と「当確」打ちの話がありました.
世論調査では,ランダムサンプリングが必要だが,これが難しい.現実には,性質(人口規模,地方性,産業構成)などが似ている地域(1つの層とする)をまとめ,全国を180層別し,これをもとに3600人をサンプリングする方法が実施された(1963年の例).ビッグデータによる解析も最近行われるようになったが,データ保護,調査の倫理,政治への従属,操作誘導が心配点がある.
開票は通常,田舎から開いて都市部が遅い.時間の経過とともに,開票率と得票率の推移を見る.各社一刻も早く当確を打ちたがる(私は,自分の投票が開票されていないのに,当確が決まるのが許せないのだが).過去には,当確が取り消しになった事例もあるそうだ.少なくとも開票率50%,あるいは,60%当たりまで見る必要がある.

■がん登録の可能性,田渕 健(都立駒込病院・東京都がん登録室)
ガン登録推進法が今年スタートした.
ガンの定義.病気を分類しガン条件を満たすリストが作られている.病院からの届にも色々な病名が使われる.肺炎とあっても肺ガンが含まれている可能性がある.心不全というのは死因にならない.死因には,第1次原因,第2次原因,...,第5次まで記入し明確化する.病院から届け出がない場合もあるし,届け出がダブル場合もある.複数の病院から届け出が出る場合,一人で多重ガンの場合などもある.届け出の同一性の判定が必要だ.混沌とした生のデータを構造化し,正確なガン登録をすることが第一に必要だ.これは同値関係を定義したり,同値分類をしたり,数学者の仕事である.

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