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田螺の遠吠え
柳、やなぎで世を面白う受けて暮らすは命の薬。梅に従い、桜になびく、その日、その日は風次第。嘘も誠も義理も無し

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これぞ時代小説!!

3月23日に図書館で借りて来て以来、
小説『大菩薩峠』に取り憑かれて、3,4,5,6と読み終え、
現在第7巻まで進んだ。
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物を知らないことは怖いもので、
最初、大菩薩峠とは架空の場所と思っていた。
途中、気になって調べてみると実在の場所だった。
 
ウィキぺディァに寄れば、
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               ウィキぺディァより
 
江戸時代までは
武蔵国甲斐国を結ぶ
甲州道中の裏街道であった
青梅街道の重要な峠として利用され、
青梅街道の最大の難所でもあった】とある。
 
『大菩薩峠』は、中里介山作の長編時代小説
1913年(大正2年)〜1941年(唱和16年)年
都新聞(当時、東京トップの地元紙)・毎日新聞読売新聞
どに連載された41巻にのぼる未完の一大巨編という。
なんだ、未完かよ(;_;
今から100年以上前に新聞に連載開始された小説なのだ。
しかも、著者は当時、同社の社員、記者だったのだ!!
 
幕末が舞台で、虚無にとりつかれた剣士机竜之助を主人公とし、
甲州大菩薩峠に始まる彼の旅の遍歴と
周囲の人々の様々な生き様を描く。
連載は約30年にわたり、
話は幕末から明治に入らずに架空の世界へと迷い込み、
作者の死とともに未完に終わった....とウィキぺディァにある。
 
早い話が仇討物語なのであるが、
打つ側と打たれる側がすれ違いの繰り返しで、なかなか出会えない。その間にいろんな女衆が絡んだり、怪しげな商人風の男、
個性的な庶民やイワク付きの武家などが紛れ込んだりして、
話は方々に広がる。
 
読み始めは、締りのない物語だと投げ出しそうになったが、
不思議なもので、そのうち引き込まれいった。
大正2年の連載始めなので、新聞とは云え、
現在では使用が憚れる、いわゆる差別用語がボンボン出てくる。
とても現在の新聞で再連載は出来ない。
 
スト―リーは講釈師の語り口のように進行する。
当時の新聞であるから、漢字には全てルビが振ってあり、
現在の時代小説家には、
とても真似できない表現や言葉遣いがとても勉強になる。
これぞ、時代小説!! ってカンジだ。
 
県立図書館には都新聞に連載された分しか置いてなく、
あと1巻で読み終えることになるのが淋しい。
しかも、未完だって.......。嗚呼、南無阿弥陀仏、大菩薩。
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