|
都市のコミュニケーションをデザインする
シビックプライドから生まれるコミュニケーションプラットホーム
伊藤香織
東京理科大学シビックプライド研究会
講師自己紹介
シビックプライドとは
元英国首相トニー・ブレアによる
「より良い公共建築」序文
上左:マンチェスター・タウンホール(1877)
上中:セントジョージホール リバプール(1854)
上右:ブラドフォード・シティホール(1873)
下左:リーズ・タウンホール(1858)
下中:ヘンリー・パーク(1894)
下右:セントジョージホール ブラッドフォード(1853)
伊藤教授が著わした「シビックプライド」1,2
この思想を活かしてグランフロント、ナレッジキャピタルが誕生
ロイド・オブ・ロンドン見学会
個人宅の良い建築のオープンハウスは
オープンシティ(NPO)による
無料のイベントとしては世界最大
ロンドン・オープンハウスの考えを取り入れた都市が
36都市に広がった。
都市のコミュニケーションをデザインする
シビックプライドから生まれるコミュニケーションプラットホーム
とは
身近な環境の価値や、開かれたまちの未来を知ることで、
自分の持つ力に気づくことができる。
まちを使うことで「自分の場所」にしていく。
まちの文化を体現する。
まちの文化として浸透することで、すみずみから
そのまちらしさが発信される。
「楽しいからまちに参加する、まちの”ステージ”に上がって
その効果を実感する」ための入り口づくり。
クリエイティブに考え自分で動ける市民が育つのには時間がかかる。
まちで自己実現する。
やりたいことがある人を受け入れる寛容さ、
人がまちを育て、まちが人を育てる。
まちとの関係をみんなで共有する。
一緒に見たり、触ったり、経験したり、できること、
まちなかに現れてくること。
あなた自身があなたのまちなのです。
ロンドン以外の事例として
英国のトッドモーデン(人口15,000)における
公共スペースに食べられる植物の植栽
旧東ドイツ、ライプツィヒ(人口530,000)
東西統一後、空き家率70%の空間活用例
ユネスコ保護指定の発電所を情報センターとして
まちの開発に取り組んだハンブルグ(人口1,800,000)
日本では
生きた建築ミュージアムフェスティバル大坂
オープンナガヤ大阪 金沢町家巡遊
三島市のせせらぎのまち
長野県小布施(人口11,000)の街並み修景事業(1980〜1987)
大型商業施設によるシャッター閉鎖の新潟市上古町商店街復活
富山市におけるコンパクトシティを目指す意志を高らかに表明する
リーディングプロジェクト
あなた自身があなたのまちです
|
ナレッジキャピタル
-
詳細
コメント(0)
|
第1回2018.11.22「植物の根物語」
第2回2018.12.6「まだ見ぬ食の価値を測る」
第3回2018.12.13「おいしさ科学最前線」
昨夜は
第4回「植物の匂いコミュニケーション」についてであった。
講師は
左から神戸大の山内靖雄さん、龍谷大の古本強さん、塩尻かおるさん植物には五感があることがわかってきた。
この日は嗅覚の持つ植物の防衛本能についてが主題である。
被害株の出すにおい成分が、健全株の出す匂い成分より多い。
隣の株は2次被害を避ける準備を始める。
右は枝も切らずにそのまま
左の切られた枝の匂いを受けた隣の枝の
ダメージが小さいことを表している。
株当たりの葉の被害率の違いを見る実験。
処理された株の被害率が低い
味の比較では処理されたものの方がえぐみがあり落ちる。
その原因は渋みが増すからだ。
しかし栄養分(イソフラボン、サポニン)は
処理されたものの方が多い。
匂いコミュニケーションは異種植物間でも行われている。
ミント混栽で害虫対策も実施されている。
樟脳ににおい成分(2ヘキサナール)をしみこませた
「すずみどり」が
暑さ対策の資材として市販されている。
みどりの匂いは3A,2A,3B,2B,3C,2C、9の7種ある。
みどりの香りは酵素的に合成される。
植物は
積極的にみどりの香りを作っている。
におい成分により活性化する分野を表している。
赤の濃度が活性化の強い分、
青の濃度が弱い分を表している。
高温におけるたんぱく質安定化(細胞の死滅を防ぐ)が図られる。
ヘキサナール処理されたものが高温(47度)に耐える実験
環境ストレスから植物を開放し生産性を増加させる。
この方法で2割の増収がみられた。
この講義では嗅覚に関する植物の潜在能力を発揮させて
植物のダメージを最小限にとどめる手法が農作物栽培に
活かされていることを知った。
これからは嗅覚以外の五感についても
研究が進められそうです。
植物は黙して語らずではなく
植物の五感が発信する情報を把握して
それを活かして行く先端農法が進められている
現場を教えてもらった。
|
|
講師の伏木亨先生
おいしさは食品の究極的な機能
おいしさとはなにか?
「コク」や「おいしさ」には特定の実態がない。
要素から脳が推定する。
杜氏の清酒の評価分析における香味に関する品質評価用語より抜粋
おいしさを要素に分解して問う
さらに数学的に再構成する
生理(生存維持)、文化(食べ慣れ)
情報、報酬(快楽、やみつき)
の4つの要素に分類される。
生理的おいしさ
スポーツの後にはイオン飲料がおいしい
吸い物の塩加減にも生理的背景
文化的おいしさ
出席者の好みは半々でした。
臭い食品例:くさや、ふなずし
食文化の主役は嗅覚である。
(見にくい赤い部分)
情報によるおいしさ
ワインの情報例
4個のパンの1個に”からしを注入”の情報を与えてから
大好きなパンを食べてもらう実験
実際には何も入ってないパンを
警戒しながら、端からちぎって少しずつ食べる。
味と情報が合流してからおいしさが判断される。
味覚や嗅覚の判断よりも
文字情報を現代人は選んだ。
食べる前に安全が判断できる。
報酬(快楽・やみつき)によるおいしさ
おいしさは脂肪、砂糖、だしの要素から生まれる。
コーン油脂に対する執着が強い
レバーを1回2回3回・・・・と押すごとに各要素が1滴供給されるラット実験
水、かつおだし、砂糖水、コーン油
の限界までのレバー押し回数を表している。
空腹時には何を食べても一定のおいしさがあるため
実験時の生理的条件を除外して考える。
15の設問をランダムに設定し被験者の統計で
美味しさを評価
標準偏回帰係数(おいしさの評価と式による評価はほぼ一致する。)
に着目し被験者11人に対し実験
a :コントロールされた味のカレー
b:aからラードを除いた低油脂カレー
c:香料及びスパイスによりbを風味で
補正したカレー
やみつきになるようなおいしさがaにかたより、
b、cは食べなれたおいしさに落ち着く。
情報に影響された美味しさにはそれほどの差は現れない。
おいしさの要素を脳が判断
やみつきは酒、麻薬・・・一種の危険な中毒要素を含む
ここまで美味しさを科学的に追及しても
まだおいしさの要素は他にもありそうです。
おいしさを科学的に研究して30余年
とても頭が下がります。
|
|
「まだ見ぬ食の価値を測る」とは
「お買物実験」(選択型コンジョイント分析)
QRコードをスマホで読み取り実験に参加
滋賀県は小麦生産全国7位
仮想「青いびわこうどん」の評価 即座に解析、結果を公表
結果は青いうどんは評価されなかった。
選択型コンジョイント分析がこういった講習で
即座に実施分析できるということに驚いた。
この日は
事例1:口蹄疫ワクチン接種済み肉
感染していない牛豚8万頭にワクチン接種し
処理した肉に対する仮想評価
実際はこの8万頭を含め約30万頭が殺処分
事例2:環境こだわり農産物
①農業濁水は作物には影響しないが、
琵琶湖の環境保護には役立つ。
②化学肥料、農薬を慣行栽培の半分
①だけでは評価は低く、①②をあわせないと評価されない。
今日の講座は福島の農産物、遺伝子操作農産物などへの
評価を測ることにも応用できそうです。
農産物の安全、社会的な問題への協力度、環境問題を
消費者がどう評価するか
それを測るという手法の一端を知ることができた。
聴講のあと御堂筋をまわって帰りの高速に乗った。
雨も止んで御堂筋のイチョウの木の電飾が映えていた。
|
|
第1回2018.11.22「植物の根物語」
第2回2018.12.6「まだ見ぬ食の価値を測る」
第3回2018.12.13「おいしさ科学最前線」
第4回2018.12.21「植物の匂いコミュニケーション」
第5回2019.2.15「食卓の植物科学」
この5回シリーズの第1回「植物の根物語」を受講するため
ナレッジキャピタルまで行ってきた。
講師大門教授の自己紹介
テーブルには各人の席に
ピーナッツと食パンがおつまみのように
並べてあった。
ゆでた殻付きピーナッツ「おおまさり」を始めて試食
意外と美味しかった。
カロリーベースでの日本の食料自給率38%を示す。
平成の大冷害時の青森県のコメ作況指数は1だった。
タイ米の輸入を思い出す。
輪栽式農業(休閑地を無くし、飼料作物による牧畜の増産)
自由式農業による食糧増産(化学肥料、農薬等による食糧増産)
負のキーワードが現れ、
環境負荷を低減した循環型農業を要望する世界的な潮流となる。
植物の目に見える部分の研究に比べ
目に見えない部分「根」の研究は
その役割の重要性が大きいにも拘わらず
遅れている。
投入されたリン酸肥料は1割程度が作物に取り入れられるに過ぎない。
残ったリンは凝固結合され土中に残り、そのままでは作物は利用できない。
土中に含まれるリンを取り込む
菌根菌の仕組み
日本の農地には50年分に相当するリンが含まれているが
ルピナスの菌根菌による、取り込む研究が進んでいる。
微生物や根の働きの研究→ブラックボックス→作物生育、地力維持、環境保全
このブラックボックスに食と農の未来を拓く鍵が
秘められているという結論だと思う。
久しぶりのグランフロントでクリスマス気分の装い
動画にして見ました。
G線上のアリア
|


ご心配をお掛けしました。ペコリ




