お仕事(建○)の話

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僕の仕事に関する考え方。
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最近、新聞をまた騒がせている耐震偽装。
ついに「”非”姉歯」の言葉まで出てきた。

ちなみに最近の福岡市構造設計事務所「サムシング」(今は廃業)の話は
マンション業界では有名な話で、姉歯の一件で福岡の地元事務所では、
いつこの話題に飛び火するのか・・・と、息を呑んだところも少なくは無い。。
何せ、年間600以上。。
通して12000件といわれる物件数の多さは、ほぼ一人で活動していた姉歯氏など、
足元にも及ばない。
深刻な事態に陥ることは、地元事務所の面々はすでにわかっていることであった。。。

このような事件が起こる前、知り合いの事務所の多くが、サムシングの機動力には一目置いていた。
加えて、設計費用の安さ。。。通常の構造設計者に外注する金額の半分。。。。
時間も半分程度ですすめられる。。
そんな便利屋的な彼らの活動は、地元では、並ぶものがなく、
「コスト優先(誰が構造を設計しても同じ、といった風潮)」のマンション業界では
、わたりに船だったのである。
また、ハコ物(単純な形で計算ソフトでの対応が容易な建築物)で、量産するというジャンルが、
見事に彼らの設計(?)スタイルにはまったのも言うまでも無い。。

幸い、わが事務所は取引が無かったため、今回の難を逃れたが、被害を免れない事務所は多いと聞く。

今回の事件は、設計事務所のモラルの問題だけでは解決できない、深い根をかんじさせる。。

純粋に建築を愛し、ル・コルヴィジェに憧れ、ミースに泣いた者たちが、
生産活動という歯車の中で、自分の夢と希望と自分自身そのものを見失い、
いつしか建築が「人々と触れ合うもの」という感覚を無くした結果だと思えてならない。。

このまま、建築屋に成り下がってしまうのだろうか、我々は。。。

大きな岐路に立たされていることは、間違いないだろう。。。

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最近、新聞をまた騒がせている耐震偽装。
ついに「”非”姉歯」の言葉まで出てきた。

ちなみに最近の福岡市構造設計事務所「サムシング」(今は廃業)の話は
マンション業界では有名な話で、姉歯の一件で福岡の地元事務所では、
いつこの話題に飛び火するのか・・・と、息を呑んだところも少なくは無い。。
何せ、年間600以上。。
通して12000件といわれる物件数の多さは、ほぼ一人で活動していた姉歯氏など、
足元にも及ばない。
深刻な事態に陥ることは、地元事務所の面々はすでにわかっていることであった。。。

このような事件が起こる前、知り合いの事務所の多くが、サムシングの機動力には一目置いていた。
加えて、設計費用の安さ。。。通常の構造設計者に外注する金額の半分。。。。
時間も半分程度ですすめられる。。
そんな便利屋的な彼らの活動は、地元では、並ぶものがなく、
「コスト優先(誰が構造を設計しても同じ、といった風潮)」のマンション業界では
、わたりに船だったのである。
また、ハコ物(単純な形で計算ソフトでの対応が容易な建築物)で、量産するというジャンルが、
見事に彼らの設計(?)スタイルにはまったのも言うまでも無い。。

幸い、わが事務所は取引が無かったため、今回の難を逃れたが、被害を免れない事務所は多いと聞く。

今回の事件は、設計事務所のモラルの問題だけでは解決できない、深い根をかんじさせる。。

純粋に建築を愛し、ル・コルヴィジェに憧れ、ミースに泣いた者たちが、
生産活動という歯車の中で、自分の夢と希望と自分自身そのものを見失い、
いつしか建築が「人々と触れ合うもの」という感覚を無くした結果だと思えてならない。。

このまま、建築屋に成り下がってしまうのだろうか、我々は。。。

大きな岐路に立たされていることは、間違いないだろう。。。

ある開発業者(ディベ)同士の会話

A社:「マンション建設での利益ってどんなもん??」
B社:「一般的にわが社は事業費の12%かなぁ。。。金利込みでね。。
   ちなみに広告宣伝費に13%程度かける(販売代理報酬込み)
   建設原価(工事費+土地代+設計料等)は併せて75%。。。
   てなとこですかね。。
    A社さんはどうなです??」
A社:「うちは断然建設原価を絞ります。60〜65%程度かな。。。
    その代わり広告宣伝費は20%!。。贅沢に売りますよ。。。
    利益も15〜20%かな。。。」
B社:「ほぉ。。建設原価をそこまで絞れますの??品質下がるンちゃいます?」
A社:「そこはほら、わが社は高級マンションで売ってますから、比率では低いですが、
    建設コストはそこそこ掛かってますから。。。ブランドイメージの強みですね。
    その分、販売価格帯は他社より高いですが、質の良いお客さんが更に良いお客さんを呼ぶ、
    といった相乗効果もあり、安定してますよ。。」
B社:「そうですか。。うちは健全に75%の原価は確保しますよ。健全な建物を建てれる境界線が
    75%だと考えてますから。。これを割るとどこかで無理が生じますから。。。
    ちなみに、C社は御社と同じく65%程度の原価設定にも関わらず、良くあんな安い価格が
    実現できてますねぇ。。。不思議でしょうがない。。。利益はあるんですかね。。」
A社:「まぁ、手法は様々でしょうが、土地があまり安い値段で売り買いされない今、
    建設コスト、設計料はほぼ限界に来てますから、仕様を下げるしかないでしょうねぇ。。
    現在わが社では採用できないような仕様が盛り込まれているようですよ。。。」
B社:「たとえば?」
A社:「表面に見える内装仕上材は豪華に出来ていますが、目に見えない部分で大きく仕様を
    下げてますねぇ。躯体、設備配管、外装仕上げ材、共用部分の作りこみ。。。
    無理な合見積による施工会社の競争。。。あたりですか。。
    
    うちは共用部分は建物全体の顔ですから、ブランドイメージにも関わります。
    ですから、デザイナーを入れてキチンと創り込んでます。
    設備等の仕様内容は日々進歩していますので、常に最新のものを意識し、
    居住性の向上を目指しています。
    また、無理な金額で施工発注すれば、ゼネコンも利益は優先しますから、品質はどうしても
    目をつぶらざる得なくなる。
    
    やはり、B社さんのいう原価75%は必要かも知れませんね。。。まともなものを
    求めるとね。。」
B社:「そう思いますね。。」   


数字の話ばかりです・・・・開発者とは、こんなものでしょう。。。
良い設計、良い建物とは何なのでしょう。。。。

12/20日は「一級建築士資格試験」の合格発表の日でした。

クリスマスを迎えるこの時期に、何と過酷な日でしょうか。。。
一年間、この日の為に、どれだけ多くの受験者の思いが費やされるでしょうか。。。

毎週の休みには資格学校の講義、毎夜毎晩の学習。
ようやく学科試験をパスしたかと思えば、過酷な実技試験。
学科試験が7月末。合格したものだけが受験を許される実技試験は10月上旬。
わずか2ヶ月の間に、実務とは程遠い内容の実技試験は5時間半で一つの計画を描き上げる。
しかも鉛筆を舐めながらの”手描き”で!!
受験は知識に加えこの実技をパスする為の「体力」も必要なのです。
 ※現に高齢の方の合格はなかなか難しい現状があります。

受験者の80%は何れかの資格学校に在籍し、上記のような代償を払ってようやく手に出来る資格。

それなのに。。。
それなのに、最近のメディアで騒がれているように、
姉歯”元”建築士「耐震偽装事件」によって、
その資格の信頼性と社会的地位は、地に落ちようとしています。

私は、血の滲むような思いで頑張っている受験者を多く知っています。
そんな彼らの努力に、水を差すような今回の事件は、許せません。


合格された皆さん、本当におめでとう。。

今年、思いを遂げられなかったみなさん、あと一息です。あきらめないで。。。
まずはクリスマスを楽しんで、もう一度ジャンプできるように、
気持ちと、体力をしっかりと整えてください。

新しい年を迎え、初日の出に誓いながら、絶対に合格する!

あなたなら、きっと採れます!!


追伸:姉歯の件(耐震偽装問題)以降、皆さんの意識を下記に投票願います。。

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まずは、仕事について。。

僕が身をおく建設業界では、今、大変なことが起こっている。
「耐震偽装」「構造計算書の改竄」・・・・
今日の報道では、国会の参考人質疑でアトラスの渡辺氏の発言見るにあたって、
建築士の使命、物件へ関わる姿勢を改めて考えさせられた。
我々建築士は、法の中で動く立場であるが、同時に社会へ与える影響の大きさを充分に認識し
立ち振る舞う倫理観も併せ持たなければならない。
法の中であれば何をしても良い、法の中であればここまでしていれば充分。。。
そのような我々自身が勝手に決めている建築士像”以上”に、世間一般の人が見る建築士の領分は
過大に捉えられているようである。
単なるマンションディベロッパーのこま使いと化した建築士ではなく、
今一度、その存在意義、社会へ果たす役割の大きさを考えるべきである。

また、マンション業界での設計事務所の役割は、「川下業務」と成り下っている。
ほとんどの企画内容はディベロッパーにより決定され、
実際に官庁との調整や実施図面を手掛ける設計事務所は
代わりが幾らでもいる道具として扱われる風潮がある。
こうなると、前述の使命感やプライドなどは、根こそぎ刈り取られ、
疲弊してゆくものも少なくは無い。
現に、支払われる報酬は、一般の住宅等が工事費の10%程度に対し、
マンションの設計料は2〜3%と限りなく低い料率に留まる。
更に構造担当、設備担当に支払われる報酬は上記設計料の10〜15%であるから、
最小限の作業で、いかに多くの物件を廻すかに従事せざる得ない。
話題の「姉歯氏」が、あれだけの物件数をこなしているにも関わらず、
所員を抱えていなかったこと自体が、マンション業界の報酬体系の破綻を示しているのではないか。

建設費3億のマンションを建てると
設計料が600万円が設計料
そのうち構造が60〜90万
    設備が60〜90万
残り400万で3年間の経費・人件費を捻出することなど
困難極まりない。
なぜなら、年収500万の人材は上記物件規模のものを
常時5〜6件見なければ事務所経営は成り立たない。
ところが、近年マンションに要求される業務内容は、
一件を人一人がマンツーマンでやらざる得ないわずらわしい内容である。
企画から竣工まで、実に手間がかかる。
しかし経営的には数をこなさなければ成り立たない。

まさに実情はこうである。

「マンションの設計料は、掛ける所(作業・経費)に費用を割り当てたら、
 全て消えてなくなる。残るのは借金と疲弊した心だけである。」

    

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