小心者の日々

そうだ!絶対うまくいく!!

とある男の物語。

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その男。無我夢中になりやすい。
 
だからそこ、一途に頑張れるんだろう。きっと。
 
何も見えなくなる=誘惑もない環境・・・・。
 
趣味もやめた。遊びも控えた。無駄な外出も控え、出費を極力抑えた。
 
図書館と自宅の往復のみが男の道路だ。
 
男には金もいる。時間もいる。頭脳もいる。
 
だからその中でひたすら走り続ける・・・。何かを求め続け、夢から現実へ。男は走る。
 
夢を夢のまま終わらせない為にも。「やるしかない」と・・・
 
男は心に誓った。この道が棘の道でももう進むしかないんだ。
 
頭は悪い。覚えも悪い。だけど男は走るしかなかった。一方通行のその道を
 
きっと。この努力の先、夢の先に何かがある・・・そう強く信じていた。
 
どこか必ず、男と運命のある学校があるはずだ。
 
集中力がない男は毎日コツコツ勉強をやった。塵も積もればそんな言葉を信じた。
 
運命なんて自分で切り開くんだ。奇跡は起きるんじゃない!!起こすんだ!!
 
何度も何度も自分に言い聞かせた。聖戦の鐘が鳴り響く。
 
何でもいい。とにかく。力を・・・・。男に力を・・・・。
 
貪欲に力を求め続ける。たとえ燃え尽きてもいい。倒れてもいい。一瞬でもいい。試験の瞬間だけでも。
 
男に力を。強運を。
 
何かを強く願った時それは時に現実のものとなることもあるんだ。
 
さぁー。夢の欠片を集め、船へ乗ろう。
 
そして男は挑むのだ。
 
聖地。看護学校!!男の魂の叫びを聴かせてやれ。
 
男は看護師になる決心をした。
 
そして、看護学校へ道を開くため、色々調べてみた。どうやら看護学校は最近どこも人気と言うことがわった。
 
そして、学費にも大きく差があることがわかった。男は貯金は少しはあったが私立だと3年間通う金なんてとてもなった。
 
だけど。男の中にはすでにダイヤモンドに匹敵する意志の固さがあった。
 
ここで最大の問題も発覚した。
 
男は頭が悪かった・・・・
 
資格の勉強は大丈夫だが。国語、算数はダメだった。
 
とくに男が目指す学校は国語の試験がある。
 
男には自信がなかった・・・・特に漢字はわからなかった・・・・
 
現代文の問題集と漢検の勉強を始めた。
 
そして、残念だが今年の社会福祉士は見送った・・・男の苦渋の選択だった。
 
だが、その分必死に勉強をした。漢字、現代文。どれも難しい。休みも返上で勉強した。
 
国試を延ばしそのまでしてほしいもの。それが看護師への道だと気付いた。
 
あと3ヶ月、2ヵ月、1ヵ月。どんどん試験日が近づいてくる。
 
男には強い信念がある。それは目標を果たすと言う強い信念だ。
 
結果はわからない。もしかしたら頭の悪い男にとってはもう遅いのかもしれない。
 
だけどここで諦める訳にいかない。たとえ、どんな困難でも誰を適にまわしても、
 
ここだけは・・・・ここだけは・・・・乗り越えなきゃいけない。
 
『絶対に負けられないんだ。』
 
来る日も来る日もここ言葉を連呼し続けた。
 
男は無理だと言われると逆に燃えた。悔しさが最大の力の源だった。
 
この道に入って色々なことがあったがようやくここまできたんだ。
 
遠回りしたけど。ようやく見つけた。
 
荒波が次々と男を襲う。その波に耐え男は誓った。
 
やってやるぜ!!!!
 
来る日も来る日も猛烈に漢字を書いた。書いて書いて書きまくった。
 
ノートの残骸が男の前にひれ伏す。
 
恐ろしい勢いで漢字を吸収する男。周りの目など気にせずとにかく。漢字練習帳が次々に埋まる。
 
全力に漢字を書いた。これが男にできる最大の努力。
 
そして男は今日も勉強に励むのだ。
 
残り試験まで1ヵ月。
 
男は後悔したくなかった。
 
 
つづく。
 
 
さて、職業訓練コースも無事に終わり男は介護のもっとも入門と言われる「ヘルパー2級」の資格を取得した。
 
と、同時に就職も探さなくてはならなかった。
 
丁度、1ヵ月の研修先でお世話になった施設がバイトとして雇ってくれると言う話が舞い込んできた。
 
男は少し迷ったが、すぐに決心は固まった。「よし!バイトでもやってみよう」
 
ここから男の本格的な福祉への道が始まったのだ。
 
男は仕事が楽しかった。次々に色々なことも覚え、相談業務の見習いもやることになった。
 
バイトとして勤めて4ヵ月目。正職員の話が舞い込んだ。男は即答で正職員を希望した。
 
そして、1年があっと言う間に過ぎた。介護の粗方の仕事は覚えた。気がした・・・
 
同時は男は仕事のみだけではなく、社会福祉士取得に向けて、通信教育も始めた。
 
常に目標を持ち、福祉と関係のありそうな資格にも挑戦した。そして、見事1発合格したのだ。
 
更に1年が立ち、男の職場に新しいケアマネが入社してきた。そのケアマネは看護師の免許も持っていた。
 
男は初めて看護師と言う仕事に興味を持った。だけど。迷っていた。男の年齢、学費、モロモロ・・・
 
だが、考えれば考えるほど、看護師への憧れは高まった。
 
同時に今ここの職場をやめる訳には行かない理由がそこにあった。どうしても・・・
 
男はこの年の看護師への挑戦は見送った。そして一心不乱に勉強した。
 
どうしても今しか求められないものがあった。
 
休日はほぼ毎日図書館へ通い勉強に明け暮れた。その甲斐あってかドンドン頭に入った。
 
そしてその年の冬見事目標を達成した。
 
だが同時に男には大きな代償が振りかかった。
 
1つの野望が達成され、疲れ果てた男は急に燃え尽きたのだ。
 
男は先の見えない砂漠を彷徨い続けた。まるで世界が地獄に染まってしまったかのように。
 
そして嘆いた。叫んだ。ここでもう終わりなのか。これからどうすればいいんだ。男は毎日、毎日叫び続けた。
 
来る日も来る日も。広い広い砂漠を1人歩き続けた。
 
そんな日が2、3カ月続いた。毎日。方向も失い。彷徨う男。
 
連日不満が一気に爆発する。
 
「・・・・こんなとこで一生終わってしまうのかよ・・・・」
 
そんな茂垣、嘆き続ける男に一筋の光が射したにはそれからしばらくしてからのこと。
 
それは砂漠に緑を見つけたような喜びだ。
 
男はフラフラに倒れそうになりながらその精一杯生きる緑を見つけた。
 
止まっていた時が動き出し、忘れかけていた何かを男は思い出し始めた。
 
「まだまだ。これからだ・・・・」
 
砂漠は一気に緑へと変わる。『希望』と言う芽が次々に生える。
 
天使が舞い降り、男を誘う。それは看護師への道。
 
男の元へ偶然舞い込んだ他社研修。その研修にて看護師への思いを夢を思い出した。
 
男の中で蘇る1年前の願い。あの諦めかけた夢を今、今年こそつかみとらなきゃいけないんだ。
 
看護師への憧れ・・・今なら挑戦できる!いや挑戦しなきゃ一生後悔する。」
 
目の色が変わった男。魂が入り。除除に動き始める。
 
絶対やるぜ。
 
つづく。
 
 
職業訓練が始まった。男がクラスでは一番若かった。
 
男性4割女性6割と言ったところだ。不況も重なり、介護も男性が多いと肌で感じた。
 
ヘルパー2級の講義はつまらなかった。同時に時間がもったいなかった。
 
男は考えた。どうしたら時間を有効に使えるのだろーか。
 
そして男はヘルパーの座学の時間を使い福祉の住環境の勉強を始めた。
 
それが未経験ゆいつ臨める資格だった。
 
除除に慣れ馴れ様々な人と交流を図った。人生経験が豊富な方が多いので勉強になった。
 
あっと言う間に4ヵ月が過ぎた。1ヵ月の実習期間に入った。
 
男は以前障害者施設を希望していたが、ヘルパーは介護の方向性が強いので、取りあえず介護をやることにした。
 
そして、たまたま、その男ヘルパーの講師と仲良くなった。
 
そしてたまたまその講師、自分でデイサービスを立ちあげたとのことだった。
 
その男研修先も決まっていなかったので研修先にお願いすることにした。
 
1日10人前後のデイサービス。何をしたらいいのかわからなかった。
 
1ヵ月の研修において、利用者と話すことの重要性を知った。仕事は楽しかった。
 
研修が終わると、職業訓練も終了となった。
 
晴れて男はヘルパー2級を取得したのだ。
 
さて、男の就職の話だが。
 
それは次回話すことにしよう。
 
つづく。
 
 
 
 
 
その男。ようやく仕事を辞めてから自分の次の目標が定まった。
 
男の決めた仕事それは漠然と「福祉」の仕事。
 
男は漠然と以前ボランティアの経験から「障害者施設の指導員」という仕事に就きたいと考えた。
 
職安で職を探し、受ける決意をした。頭の中はその面接のことでいっぱいだったようだ。
 
男は福祉未経験ながらも何度も何度も頭の中で面接の練習をした。
 
そして面接の日がやってきた。男は緊張していた。あれだけの練習してきたので自信はあった。
 
面接の途中、一番偉い人が途中で席を外しその後も戻ってこなかった・・・・
 
そして面接は終了した。男は微妙なラインと読んでいた。
 
結果は4、5日後。だが、5日立っても結果は来なかった。忘れてしまったのだろーか。そうも考えた。
 
そして7日目。男の元に1通の封筒が届いた。
 
開けてみると自分の履歴書が入っていた。男はすぐに察知した。文章を読む前にわかった。
 
男は落ち込んだ。「やっぱりダメだ・・・。無資格じゃ相手にされない」と思った。
 
面接中に面接官が席を外したよ訳がようやくわかった。
 
悔しかった。男は無力の自分が悔しかった。
 
何が悔しいって最初から相手にされてなかったこと。結果が見えていたこと。
 
悔しくて悔しくてしかたなかった。誰を恨むこともできない。ゆいつの矛先と言えば男の能力、経験のなさか。
 
だが男はこうも思った。「俺を落としたことを絶対後悔させてやる」
 
今は苦しまぎれの言い訳にしか聞えないが執念の炎が心に宿った。
 
いつか、社会福祉士、介護福祉士を取って、同じフィールドに立ってやるよ!覚えてろや。
 
また振り出しに戻った男。
 
だが、決して振り出しになんか戻っていなかった。少しずつ前に進んでいた。男のしらない間に。
 
とある方と知り合いになっていた男。今回の就職に関しても何回もこの方と打ち合わせをした。
 
面接の練習もし、いける!!そう信じた仲だった。
 
その方の紹介でもしもの時の職業訓練に申し込んでおいたら。とのアドバイスをもらい、男は申し込んでいた。
 
今思うと本当に努力してモガクことにこれほどまでに意味があるとは男は心底驚愕した。
 
男は職業訓練へ向けて動き出した。まさかのタイミングの職業訓練・・・・なんという奇跡。イヤ運命か
 
だが職業訓練も定員が40名なので不況の中、それ以上に申し込みがあり倍率があった。
 
男にはまた落とされるのではと言う恐怖心があった。
 
今は信じるのみ。
 
数日後。封筒が届いた。結果が来たのだ。
 
開けてみると「合格」の文字が。男は歓喜した。就職が決まった時以来の歓喜だった。
 
すべてが開けたそんな気もしたようだ。逆襲への第一歩だ。
 
ここから男の職業訓練ヘルパーの道が始まる。
 
男は忘れない。あの面接・・・
 
途中で面接官が退席。それが面接者にとって、どんなに無礼にあたるか。
 
復讐の炎が男のやる気に油をさす。
 
つづく。

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