恥ずかしながら、ツイッターばかりやっておりましてブログの更新を怠っておりましたので、このままだとブロガーと名乗れなくなってしまいそうだったので久方ぶりに記事を書いてみます。
この時期になると
二度と戦争を起こしてないけない
戦争は悲惨だ。いいことなんてない
同じ過ちを繰り返してはいけない
とか
知られざる戦争の語り部が・・・
旧日本軍は〜の残虐行為を・・・
という話題が増えてきます。こういう話題になったとき、番組の構成もナレーションもそして登場するコメンテーターも感傷というか感情的になる。客観的な歴史的経緯とか番組の好まない「語り部」の証言は一切紹介せずに一方的なものになることも多い。
前のブログでもこのブログに変わってからも何度も何度も繰り返してきているような気がするが、この記事でも繰り返す。
戦争は悲惨だ、繰り返してはいけない!という念仏だけでは戦争は防げないことはすでに人類は経験してわかっている。むしろ一方的な「戦争忌避」の思いが高じれば戦争を起こしかねない。
知らないのはおそらく日本人だけ、いや失礼。日本人の中でも特定のイデオロギーを信奉している人だけである。日本の不運はこの特定のイデオロギーを信奉している人々が世論を主導しているのだから始末が悪いのだが。。。
そんなバカなと思われるかも知れないが、いや私のブログを読んでくれている全国40人の読者はご存知だと思うが
第二次世界大戦は「戦争は悲惨だ。何があっても戦争だけは起こしてはいけない」という英仏国民の願いから始まったといっても過言ではないのである。
というのもアメリカを除くヨーロッパ各国は第一次世界大戦の中で進歩した大量破壊兵器によってこれまでにない死者を出した。特にドイツ軍と連合軍が一進一退の塹壕戦を経験したフランスのフランドル・ソンム川・パッシェンデール・ヴェルダンなどでのいわゆる「西部戦線」の両軍の死者は、第二次世界大戦のそれを上回っているのである。
この時の強烈な印象を受けて、なおかつ理不尽な「休戦」を経験したヒトラーは無数に流れたドイツ人の血の犠牲が無駄だったのだ!ということで政治家になろうと決意したらしい。
ともあれ、多くの若者が西部戦線で散っていった。
ヒトラーが「憤怒」を感じ、「リベンジ」を決意したと同じ時、イギリスとフランスでは異なる感情が政治家たちの間で芽生えていた。それが「反戦」あるいは「非戦」である。どんなことがあってもどんな犠牲を払ってもこんな戦争は避けるべきだと。
結局、その信念はヒトラーが台頭して後も変わらなかった。
ミュンヘン危機が起こった際にも英仏世論は「戦争回避」あるいは「平和」のキーワードで彩られた。話し合いでヒトラーを押しとどめるべく政治家たちをせっついたのだ。この期待にこたえるように、時の首相ネヴィル・チェンバレンとフランス首相エドアール・ダラディエはミュンヘンに向かうのである。
結局、ヨーロッパのニ大国がドイツに平和の代償を差し出すためだけにドイツへ赴いたのである。しかもドイツに差し出す代償は自分のものではなく「小国チェコスロヴァキアの主権」である。
この意味を知っていたヒトラーは今度こそ本当にイギリスが戦わざるを得ないような情勢になってしまったときですら、その信念を変えなかった。
「誓ってもいい。ミュンヘンで出合った紳士たちは戦争のできる輩ではない。世界大戦にはならない。私が保証しよう」
そう述べたという。
そしてポーランド侵攻が開始され、ヒトラーが請け負った「英仏は絶対に参戦しない」という状況を確信している中で、戦争直後ヒトラーの執務室に参集した閣僚や党の幹部たちの中に一方が届けられた。それは
「イギリスの最後通牒」である。
当然ながら内容は「即時停戦および撤兵がなければ24時間以内に戦争状態に入るよん」である。これを受けて、これを受けてこの通知を持ってきた人物はこういったと言う。
「授業は終わりになりました。」
この最後通牒を示されると、しばらくまったく無音の時間が過ぎ、執務机に座ったヒトラーは窓際にたたずんでいる外相リッペントロープに凄まじい鬼のような形相で
「さて、お次は?」
英仏は参戦しない、参戦できるような輩はいないという信念を吹き込んでいた一味であったリッペントロープはひどく落ち込みながら
「次はフランスでちゅね」
そう述べたという。
もちろん、誤った情報を吹き込んでいた側近にも罪があるが、英仏が参戦しないと思い込んでいたのはヒトラーだけでなく、ソ連のスターリンも同様だった。結局最後には「英仏は折れてドイツと妥協してこちらに向かってくる」と信じていたために対ドイツ包囲網は完成せず、あのような大惨禍を招くことになった。
ということは、やはり、というよりもわかっていることながら、セオドア・ルーズベルトではないが
そうでないと、交渉相手は本当に殴るということを信じない。戦争が悲惨で避けたいと思うのであれば、戦争になることを恐れない強い意志とここだけは絶対に譲れない一線を持って臨まなければ思いのほか巨大な戦争が起こりかねないのである。
最初から白旗を掲げて、妥協と平和を唱えている事こそ危険な戦争を招くと思ったほうがいいよ。
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