最近、脱原発、脱原発とさかんに叫ぶ人がいるが、私はそんな事を脱するよりもまっさきに提唱したいのが
脱・携帯電話チラ見!
脱・腕時計!
これを強く訴えたい。私だけかも知れないが、腕時計のベルトの部分、夏は相当辛いことになりませんか?私はそのガサガサ感から脱するすべを考えたのです。携帯電話があるじゃない?時間なんて携帯電話があれば事足りるしー!
でも携帯電話チラ見というのはどうしても印象が悪い、特にスマホいじって何してる?遊んでる場合か?みたいな感じに取られてしまうのでこれもちょっと・・・
そこで考えたのが
懐中時計!
これもまた一興だろうという結論になった。しかも、なんとなく普通の新しい懐中時計を使っていてもありふれているのでこれも・・・という結論から導き出されたのが上の懐中時計。アールシュミット商会という会社の銀無垢の懐中時計です。
この懐中時計は、明治時代に欧米人が日本に持ち込んで売り出し始めた「商館時計」というものです。商館時計は非常に大きくて重いので今の時計とは比べ物にならないのですが、これが慣れてくると味があっていいもんです。懐中時計は金時計もあれば銀時計もありニッケル製のものなどもあります。
写真の上のほうにある「リューズ」という部分を回して、少し振ると
カチカチカチカチ・・・と音を立てて真ん中についているスモールセコンド(秒針)が動き始めます。このリズムがなんとなく心地いいものです(人によっては落ち着かないという方もいるかもしれませんが・・・)
こういう風にカチカチカチカチ・・・と音が鳴り始めると中はどうなっているんだろう?と思いませんか?商館時計の多くは、というか上級機種のものになると、さきほど回したリューズを押すとあら不思議
「パカッ」
という感じで時計の中身が見えてしまいます。
中を見ると、中央に槍を持った騎士のマークが見えます。明治時代に日本に懐中時計を売り出した会社はアールシュミット商会だけでなく、無銘のものも含めてたくさんの会社が懐中時計を持ち込んだんですが、この部分に刻まれているマークでその会社を判別できます。この騎士マークがアールシュミット商会を示すマークなんです。
これ以外にも同じく騎士マークのヲロスヂバアク商会、ライオンのマークのコロン商会、同じく獅子マークのファーブルブランド商会、犬のマークのタバン・・・本当に無数の懐中時計が文明開化とともにやってきました。カチカチカチカチ・・・という音は文明開化の音だったのでしょうか。
そんな商館時計にもやはりいくつかの欠点があります。それは
防水じゃないこと
ボタンのある服装でないと持ち歩きにくいこと(ズボンに入れておくと壊れやすい)
磁気に弱いこと
振動に弱いこと
一日のうちに±10分程度の差が出てしまうこと
壊れやすいこと
故障しても直せる人が少ないこと
部品がないことが多いこと
修理費用がとても高いこと
2日に一回はリューズを巻かないといけないこと・・・等
当然ですわね。現代の時計がいかに快適で手間がないかよくわかります。でもそれだけ手間がかかるからこそなんとなく愛着が湧かないですかね、実際に私はかなり愛着を持ってしまってますので古ぼけて汚れていた懐中時計を金属の光を取り戻すピカールで磨いてしまいました。すると懐中時計はピカピカと光りだしました。
そしてこの懐中時計を身に着けるからにはどうしてもあったほうがいいものがあります。それは「シルバーチェーン」というもの。ボタンなどを通してポケットに入れて持ち歩くのですが、これがチラチラ見えるとそれだけで
「それ、なんですか?」
という話のタネにもなってこれがまた面白いのです。お値段はピンキリなんですが、たぶん1万円くらいで出てる場合もありますね。
さぁ、あなたも懐中時計友の会に入会しませんか?(笑)