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アーサー・ネヴィル・チェンバレン
| いつもいつも責めてばかりいるのはあまりに可哀想で、というよりもあまりに偏りすぎているのでちょっと別の視点で見てみる。そうでないと、中国との宥和に腐心する菅直人「首相」の対中宥和政策と等しい事になってしまうのがあまりに不憫である。少なくとも我らの首相と比べれば、その職において背負った責任とチェンバレンなりの外交戦略があったことがおわかりいただけると思う。 |
| チェンバレンは私のブログにおいては必ずしも評価をしていないのは、彼が目先の平和の為に一方的に独裁者に譲歩し続けたためであるが・・・その譲歩をしながらもプロセスの中でドイツを封じ込めようとする布石を打っているのである。 |
== まず当然にして自国の防衛力と攻撃力の強化、戦力の充実を始めとして(大蔵大臣は抵抗したが)==
チェンバレンが何らかの形で交渉なり取り決めなりをしていた国を色分けしてみると
英仏の関係強化
ポーランドへの保障
バルカン半島への関与
英伊協定
ソヴィエトとの交渉
トルコを中心にバルカン半島の国々との交渉
アメリカとの交渉・・・・等
(あくまでも現代の国境なのでそこらへんご容赦を)
| 地図を見てみればお分かりのようにドイツを囲んだ国々ほとんどに何らかの形でアプローチをしている。まさに現代アジアの国々との関係の中で、日本がとるべき外交政策である、中国を取り囲むように存在する国々(はみ出た突端の二国は除く)と関係を強化していくべきだという方向性に似ている。だが、結局このドイツ包囲戦略に失敗して、と言うかこれだけあからさまに動いていれば、ドイツも危機感を抱くのも当然でしかもこの包囲戦略をイタリアもひっくるめた |
| 反ファシズム戦線だ、対独包囲網だ |
| ということでイデオロギーの線引きによる包囲じゃあ、我々も自衛すべきだぁというプロパガンダを展開する。この結果としてイタリアを始めとした多くの国々を自陣営に取り込んでいくことになる。。。というのはまた後の話。 |
| チェンバレンは、ドイツの侵攻を食い止めるための「壁」を築こうとしたのだった。このためにイギリスはドイツと国境を面する多くの国々に「保障」を与え、それらが点と線で結びついていくよう仕向けたのだった。特にポーランドに対してはほとんど白紙小切手に等しい条約を結んでいる。結局この保障がドイツとの戦争に突入する原因の一つに鳴るのだが。。。。それもまた後の話。 |
| ポーランドはポーランドで名づけて「第三のヨーロッパ」と呼ばれる群小列国の共同体を築いてドイツの圧力とソヴィエトの圧力を抑えようとした。そしてバルカンについても貿易関係を強化していく事でドイツの影響力を薄めようとした。そして基本的な考え方として「戦争をすればドイツも大ダメージを蒙る。獲得するものに対する代償が大きい。侵略は無意味だ」と思わせようとしたのだった。 |
こうしたチェンバレンの理想は図にするとこうなる。↓
わかりずれえ!と思った方、カムサハムニダ。この通りに事が運んでいたならば、ヨーロッパに戦争は起こらなかったに違いない。しかし実際はこう↓
| 結局イギリスの作ろうとした防壁は何一つ完成しなかった。ポーランドとバルカンの弱い結びつきをイギリスが小さい細い線で支えるというだけの当初の目的とはまったく違うものになってしまう。しかもドイツには「仲間作り」のかっこうの殺し文句も提供済み。この結果完全にイタリアは離反した。 |
しかし、一応我が国の「首相」とされている菅直人氏とは違って、しかも歴史上指弾されている単純に「宥和政策」で戦争を引き起こしただけの人物とは言えない事がお分かりになっただろう。これは菅直人「首相」のように「意図的」なものではなく推進した戦略の「失敗」である。一見ミュンヘンの敗北者と思われがちだが、チェンバレンなりに「平和を守るための戦略」というか方向性はあった。手当たり次第に過去の政権と違う新しいことをしようとしてアメリカとの関係をこじらせたり、極度に偏った平和を守る為に不細工に行動した尖閣や北方四島を巡る動きの中で我が国が喫した我が国の敗北とは質が違うのである。
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チェンバレンが外交的に敗北を経験したことで得た歴史の教訓がある。
| 「同盟国や敵国に対して弱気であること、弱気であると思わせる事は戦争を招く」 |
| 結局、イギリスの同盟国も、イギリスが働きかけた国々も「イギリスがいざとなれば立つ」という決意を誰も信用しなかったからだ。日本の場合はどうだろう。例えば現状の民主党「政権」下の日本が東南アジアの国々と安全保障条約を結ぼうとした際に、いざという時に日本が助けてくれると信じるか、日本の決意を信用するか。 |
また逆もまた然り
| この一線を越えたら日本は我が国と事を構える事になる。絶対にこの線だけは越えてはいけないというラインは意識されているだろうか。ドイツがイギリスがいざとなれば戦争も辞さずという決意を最後の最後まで信用しなかったように、日本と利害の対立する国々がその「ライン」を認識しているか、それが明確でない限りぐいぐいくることは疑う余地がない。 |
| チェンバレンの対独宥和政策と比較する事すらのおこがましい菅直人「首相」の対中宥和政策、それこそが平和を乱すのだ!いい加減でいびつな平和こそ戦争を招くのだ! |
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