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さて、先日来マスコミが延々と流している麻生副総理のありもしない「ナチス礼賛」発言について、勝手にあることないこと騒いでいる世間。大丈夫だろうかと心底不安になる。発言は発言、本人が否定している以上、それ以上でもそれ以下でもない発言なのだが、それ以上に問題のは
海外メディアや団体の「非難」である。Twitterでは少しだけ書いたが、彼らの目にしたものがきちんとした一時ソースに基づく批判なのか、そうでないかが問題である。彼らが目にしたものが朝日・毎日系メディアが論じたものであったり、日本から一方的に送信された意図を持った者からのメールだったりしたらどうするか。
また単純に講演全体の文脈や発言者の意図とは関係なく「ナチス」という言葉から脊髄反射のように反発したうえで日本からの報道に接したとしたらそれは明らかに間違いだと思う。
そうじゃないかな。
だって日本人ですら、同じ母国語を使う日本人ですら色眼鏡と偏見のフィルターを持つ人とそうでない人の場合受け取り方に相違点があるんですよ。
まして日本語から外国語に翻訳されたものがどれだけ正確なものかなんて誰が担保できるんだ?その情報が正しいかなんてわからないだろう?そしてその間違いに気が付いたところで自分たちが誤解したなどという自分たちの非を認めるはずもない。
もはや海外メディアは引き返すことはないだろうし、自分たちの誤解を翻すことはないと思う。となると意図をもって情報を流した輩の罪は相当に重い。万死に値するのではないか。
そこで実際に起こった出来事を紹介する。
さて、大東亜戦争勃発前、日本とアメリカは戦争を回避すべく結構熱く真剣に交渉をしていたことをご存じだろうか。その交渉を一発で崩したのが「ハルノート」なのだが。日本とアメリカが日本の中国大陸における駐兵期間について交渉していた時の一節を紹介しよう。
日本側電文のわたくし的口語訳「この案は修正した最終的な譲歩案であり、左のように緩和する。所要期間についてはアメリカより問い合わせのあった場合は、概ね25年を目途とする旨と答えることとする。アメリカがわが軍の期限を定めない駐兵に強く反対していることを考慮して駐兵する地域と期間を示してその疑いを解くこととする。この際はあくまでも「所要期間」なる言葉で交渉し、無期限に駐兵するものではないことを伝えるよう努力してほしい」アメリカが傍受した同じ電文のわたくし的口語訳「この案は修正した最後通牒である。それを左のように我らの要求を加減した。適当な期間についてアメリカから問い合わせのあった場合は、漠然と要する期間は25年にわたると答えてほしい。アメリカ側が不確定地域の駐兵に強く反対していることから、我らの目的は占領地域を換えるもので、官吏の移動をしてアメリカ側の疑惑をとくものである。これまで我らは曖昧な言辞を用いてきたが、できる限り不徹底にして受けの良い表現をして、かつ婉曲に述べて駐兵が永久占領でない旨を印象付けるように努力せよ」この二つの電文は前者は極めて誠実で結構真剣に交渉に取り組もうとする意図、あるいは妥協をしても交渉を決裂させないようとする努力がみられるが、後者はどうだろう?日本側の意図を明らかに邪悪に解釈して日本の意図がきわめて不誠実であるかのような翻訳がされている。
それでも日本はあきらめず、駐兵期間についてさらなる妥協案「乙案」をアメリカ側に示す。
乙案については省略するが、この乙案を提出する際に傍受された電文がこれ
日本側電文のわたくし的口語訳
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