| 今日ふと考えました。それはツイッター上でとある方と話をしていて思った事です。実生活でもそうなのですが会社では社長同士が、国家間では首脳同士がにこにこと握手をして協定なり協力なりを約した締結式をすることがあるとする。でもそれって |
その人じゃなきゃいけないのか?その人にしかできないことなのか?
彼がその場にいなければいけないのはその国の首脳だから、会社の社長だから、その国家や会社のトップだから、その人が方針を決定した人だから。
実際、会社組織でも国家でもそう対外交渉においてもなんでもそうなのだが、こちら側の利害調整と相手方との根回しがある。そしてその役割を担うのはトップではない
| あくまでもまんまん中の人間だ。 |
| そして真ん中の人間は当然相手方と直接折衝する必要がある。必要と言うか当然そうしなければ利害の折り合いをつけることができない。信頼関係を作ることが出来ない。 |
直接折衝する人間が相手方と折衝を重ねるうちに何が生じるのか。これは私の会社の先輩が実際に経験した出来事である。
| その先輩は私の会社と他の会社との間で生じた問題と言うかいさかいを解決する為にその会社との交渉の窓口になった。何度も何度も話し合いを持って問題点を解きほぐし対立関係を解消しようとしたのだ。しかしわが社の中の執行部が疑念を持ってしまう。 |
| 奴は相手方の手先になってしまったんじゃないか。相手方に通じているのではないか? |
こんな情けない疑念をなんと味方から抱かれてしまう
| 実際、相手方の事を理解しようとするあまりそう疑われても仕方がない節があったかも知れないが先輩は会社に忠実な人間だった。何よりも問題の本質と法律上のしばりを正確に理解して、その上で先輩は上司の命令に従って事を処理しようと努力した。しかし、、、 |
執行部は決断する。
| 先輩は「敵に通じている」という確信をトップからも抱かれてしまう。その意向を受けた執行部からも疎まれる事になる。そして辞令が下された。先輩は数年間、日の当たらない場所に左遷されてしまう。日陰に追いやられてしまうのである。 |
で、結局その問題自体はどうなってしまったのか。
| 交渉窓口が変わっても何にも解決せず、完全にトップや執行部の方針が変わるまで結局その先輩は現場に復帰する事ができなかった。問題自体も解決不能なほどにこじれてしまったままで。結局味方からのありもしない疑念から会社の利益と貴重な時間を浪費するだけの結果に終わってしまうのである。 |
| それでも先輩は責任者ではなかったが現場に復帰して再び交渉の窓口になる。 |
| それから半年、まんまん中の人間達の努力によってわが社と相手方の会社との間にある程度の合意が成立した。トップは先輩の仕事をある程度評価はしたものの、その活躍は表に出ることはなかった。 |
私の先輩は、酒を飲みながらこう言う
自分のやったことが評価されなくても望むのはあくまでも会社の勝利であって、個人の勝利ではない。裏方はオモテに出る必要はないし、出てはいけない。結果的に会社が利益を確保できればそれでいい。ただ、現場で働く人間を疑う体質だけは正さなければならないと。
今日聞いたとある人の境遇とだぶったので書いてしまった。特に後悔はない。
|