| 時は、終戦直前、ポツダム宣言が連合国側から発表され、日本は受諾か継戦かを迫られる状況になった。喧々諤々の議論がなされ、その間にも原爆投下。ついに先帝陛下ご臨席の御前会議が開かれ、連合国の申し出を受け入れることが決定された。 |
そして先帝陛下は、終戦の詔勅、いわゆる玉音放送をして国民に終戦を告げられることになった。
| しかし、一部の将校が終戦を阻止し、あくまでも戦争を継続させるために決起した。その際に宮殿警護の森赳近衛師団長を殺害し、玉音放送の音盤を奪取しようと試みた。 |
その決起をお聞きになった先帝陛下はこう仰せになられたという。
| 「クーデターか?・・・・私が出て行こう。兵を庭へ集めるがよい。私がでていってじかに兵を諭そう。兵に私の心をいってきかせよう」 |
反乱を企てた将校たちを自ら説得しようとしたのである。
そしてこの近衛師団の反乱について近くの侍従に落胆されたようにこう漏らされたという。
| 「いったい、あの者たちはどういう積りだろう。この私の切ない気持ちがどうして、あの者たちには、分からないのであろうか」 |
前のブログでも紹介しましたが、何度拝読しても頭が下がります。彼らは陛下からすれば反乱軍なのです。反乱は万死に値するはずですが、あくまでも彼らに自分の心を知ってほしい、理解して欲しいと言う苦悩が感じられます。
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