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新井選手 引退

今日、カープの新井選手の引退のニュースが流れた。

今シーズンの調子から薄々感じていたが、現実の話となるととても寂しい。


スポーツ選手の引退は誰であれ寂しいものだが、
新井選手の引退はその寂しさとは少し違う感覚がある。


どんな大選手も力が衰え、それまでのパフォーマンスができなくなったとき、
身を引くと言う事になり、それなりに仕方がないと思える。


新井選手の場合はスポーツ選手としての別れの寂しさと言うより、
新井貴浩という人間との別れという寂しさを感じる。



新井選手は入団時からいろいろと記憶に残る選手だ。



新人のキャンプ時には同期の東出選手(現コーチ)と
戯れている(練習している)映像がよく流れた。

高卒で4歳年下の東出選手からいじられまくっていた。

バッティングフォーム、走る姿、グラブ捌き、スローイング、
それらの姿を見てこんなレベルでプロになれるのかと驚いた。


まだそのレベルにない段階から山本浩二監督は我慢して4番打者として育てようとした。


4,5年目に不調が長引いたとき、解説をしていた門田氏に
この選手はモノになりませんよと断定され、聞いている私が悔しい思いをした。


そして、FA以降はみんな知っているとおり。

怒り、驚き、喜びなどこれほど感情を大きく振りまわされた選手はいない。


但し、彼は一つだけ一貫していたことがある。
それは、いくつになっても、いつどんな場面でも常に全力プレーだったところだ。


復帰して最初の開幕戦で代打のコールがあったときの
地鳴りのような歓声は思い出しても鳥肌が立つ。


新井選手以上の成績を残した、いろんな名選手が引退していったが、
これほど感情が揺さぶられた事はあまり記憶にない。



近い将来、指導者として戻ってきて欲しい。

その人間的魅力でまたチームを引っ張ってくれる事を期待している。

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