屋根屋が語る“ふぞろいだらけの太陽光発電ブログ ”業界人の裏話

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友人の日経BPの記事侠http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/iwahori/080722_seisaku/index1.html

「数年後に半額になるなら、それまで待ちます。」
これはお客さんの率直な声です。


太陽光発電システムは何百万円もする物ですから、半額ならずともできる限り安く買いたいと思うのは当然の心理です。しかもそれが「数年後」とお役所が言うのですから、普通の人ならそのまま信じてしまいます。

しかし、この業界に長年いる人なら、そうはならないことは百も承知ではないでしょうか。いえ、業界人ならずとも、常識的に考えれば分かるはずです。

ただ、こういう形で報道されたら、いくら私たちが「いえ、そんなに安くはならないと思いますよ!」と言ったところで到底信じてはもらえません。

そのことを実証するためにも、今回はあえて、太陽光発電システムの価格の中身について公開しようと思います。「緊急提言」の中で一般的としていた「3kWで230万円」の例で見てみたいと思います(あくまでこの価格は一般的なものですから、個別の価格は条件によって異なります)。

大雑把に内訳の構成比を示すと、ざっと次のような感じになると思います。

つまり、約半分がモジュールの仕入れ価格で、残り半分がパワコンや架台などの部材や工事費、後は業者の利益です。(当然、実際の見積もりの場合には業者の利益は通常商品代金に含まれていて表には出てきません)

システムの構成については前回解説したところですので、内容についてはお分かりいただけると思います。

さて、液晶テレビのように家電店で買ってきて、単にコンセントを差し込めば使えるような商品なら、量産効果で本体価格が安くなれば、半額まで下がる可能性もあるかもしれません。しかし太陽光発電システムはすべて、工事を伴います。しかも家にとって最も大切な屋根に設置します。手抜き工事をすれば雨漏りの心配などもありますから、“安かろう悪かろう"では後々心配です。屋根は1軒1軒すべて違いますから、1軒1軒手作りというわけです。しかも電気工事も必要で、電力会社への申請手続きなども必須です。

この数字を見ていただければ分かるとおり、仮にモジュールが半分になったとしても、システムのトータルを半額で売ったら赤字です。タダで仕入れられるのなら、それでやっと半額になる訳です。今後どんなに効率のいい太陽電池が出てきたとしても、今の方式で屋根に設置するという仕組みである以上、安くするにも限界があるのです。ましてや、安くするどころかモジュールの材料であるシリコンをはじめ、その他の原料もすべてが高騰している現状の中、半額にできる理由がわかりません。

もちろん、トータルでかかる費用の半額分を国が補助金として出すと言うなら別ですが、財政上これまでの流れからしても無理な話でしょう。

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