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書籍名:乱れているか?テレビの言葉
著者名:橋本五郎/読売新聞新日本語取材班
出版社名:中央公論社
「元旦の夜」「犯罪を犯す」「被害を被る」
「布陣を敷く」「事件はいまだ未解決」「楽観視している」
「離発着する旅客機」「一層ベストを尽くす」
さて、おかしいのはどれ?
「元旦」って元日の朝だから、元旦の夜は間違った使い方。
「一」の上に「日」があって、太陽が昇る様をあらわしている。
ほぉーーー!
あとはどれも重複言葉。
感動のシーンに「鳥肌がたつ」はどう?
最近はこれもまた認められてきているけど、
本来は鳥肌は寒さや恐怖、嫌悪感などからたつもの。
<アクセントに妙あり>の項は、思わず声に出して読みたくなる。
「日本列島は<あつい>雲に覆われるでしょう」
厚い雲、なら「ツイ」にアクセントを置くものなのに、
「ツ」にアクセントを置いた「熱い雲」が多い。
「熊」はどちらにアクセント?
本来は「マ」にアクセントがあるのが本当。
でも、「クマのプーさん」も落語の「クマさん」も
「ク」にアクセントを置いていて、こちらが主流に。
NHKだけは、この発音を認めていないらしい。
ニュースで、気をつけて聞いてみよう。
「大」の読み方。
「日本シリーズの大舞台」・・さて、ダイ?オー?
「大」の次に音読みの語がくると「ダイ」
訓読みがくると「オー」。
舞台は音読みだから、「ダイブタイ」が正解。
でも、例外たたくさんあって、大掃除も大御所も「オー」読み。
うーん!難しいものだ。
第二章では国語教育についての特集。
今や、中学入試で長文読解は当たり前とか。
12歳の子どもに、人生観を問う問題もあるらしい。
こわっ。
有名中学の国語の問題が載っているが、
漢字にしても、ただの書き取りではない。
どれだけ言葉を知っているかが問われる問題。
クイズみたいだった。
うーむ・・・これも時代?
読んで思ったこと・・・。
「やっぱり日本語は難しい。
でも、難しいから面白い」
2005.10 読了
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