ぽっぽの読書日和

今まで読んできた本をまとめています*『ウェルかめ』はじまりました

灰谷健次郎

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書籍名:はるかニライ・カライ
著者名:灰谷健次郎
出版社名:理論社


児童書であるが、奥は深い。
沖縄の優しい人たちの生活がそこにある。

「今、自分は人間で相手がブタだったとしても、
 次生まれてくる時は、自分がブタで相手が人間かもしれない。
 そう思って生きものを接していると、
 命あるものは、みな同じに見えるものだ」


2003.8 読了

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書籍名:天の瞳 少年編(1)
著者名:灰谷健次郎
出版社名:角川書店

小学校五年生になった倫太郎。
学級担任のヤマゴリラと衝突することはあるものの、
おおらかで魅力的な仲間たちに囲まれて、へこたれずに前へ進み続けている。
そんなある日、事件が起こった。
リエが学校に来なくなったのだ。
リエの登校拒否の原因は何なのか、自分に何ができるのか。
悩みぬいた倫太郎がとった行動とは…。
様々な人たちとの出会いを真摯に見つめながら成長する倫太郎。
灰谷健次郎が登校拒否の問題を世に問う、
待望のシリーズ第三巻。



小学校5年生になった倫太郎くんたち。
担任のヤマゴリラとの2年間。

この本にも、素敵な言葉がたくさん。


  自分の方に理があると思っている時ほど、
  よく考えて行動しなくちゃいけないのよ。
  どんな場合でも、相手の立場に立って、
  ものごとを考える部分を残しておける人が、
  深い人間なんでしょ?
  人は、時には憎むことも必要な場合もあるでしょうけど、
  憎しみや怒りにまかせて行動すると、
  その大事なところがふっとんでしまうのがこわい。
  憎しみで人に接していると、人相が悪くなるわ。
  正義も結構だけど、人相の悪い人を友だちに持ちたくない。
  わたしは。


倫太郎くんに言う、母・芽衣の言葉。
ううっ・・すごい親子です。


  つらいこともあるけど、自分はこの人の役に立っている、
  今、とても・・・と思えるときが、
  人間はいちばんしあわせなんよ。
  武美くんをかわいそうだと思う心は、人を見下す心なの。


フランケンの姉・慧子の言葉。
人の役に立つ・・・ほんと、そうだと思う。


  心に残っているものだけが大事。
  これは忘れたらあかんとメモしたり、
  コンピューターに記憶させたたから安心や、
  なんて考えるのは大間違い。
  そんなことばっかりしとったら、
  しまいには心が鈍くなるだけやなしに、
  心そのものが死んでしまいますやろ。


自称ハーティストのカラクリ・カラクリンを作る殿村さんの言葉。
これもまた深い言葉。
そう・・本当に大切なことは、
何にも書かなくてもこころに残っているものだもの・・。


  おせっかいと親切、境目はどこや。


倫太郎くんの問いかけに、
ちゃんと答えられるようなオトナになりたいです。


2006.12.6 灰谷さんの悲報にくれて

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書籍名:天の瞳 幼年編(2)
著者名:灰谷健次郎
出版社名:角川書店


「人は、どんなことからでも学ぶことができる」
祖父のこの教えを実践するように、
学校でも、それ以外の場所でも多くのことを学んでいく倫太郎。
そんな彼に、またひとつ格好の場所ができた。
倫太郎が保育園時代から慕っていたあんちゃんが、
小林寺拳法の道場を開いたのだ。
倫太郎と仲間たちの可能性は、学校という枠を超えて広がっていく。
子どもたちの鮮烈なエネルギーに満ちた、シリーズ第二巻。



引き続き、読み続けています。

あんちゃんが「金儲けのためには使うな」と言われたビルで、
少林寺拳法の道場を始めた。
倫太郎くんの拳法との出合い、そして、その意味・・。

『泣いた赤おに』を題材とした授業の逸話の中での言葉。

  ひとつの答を求めているときより、
  答のない場合の方が子どもたちは活発で、
  授業は生き生きとしている。

わかる・・答は1つじゃない。
国語の授業は、こうやって考えていくことが、
一番大切。


倫太郎くんの父、宗次郎の言葉。

  オレは政治家という人種が、
  人間の中でいちばんよくわからん。
  子どもに問題児というレッテルを貼る前に、
  自分の顔をいっぺん鏡に映して、
  よう見てみィちゅうねん。

ははは・・たしかに、政治家は人相悪いし(笑)。


ミツルくんの母、潤子の言葉。

  親の愛に守られて、すくすく育っちゃいけないんで、
  親の愛に守られて、あれこれ悩んで、育って欲しい。

そうなんだよね。
悩んで苦しんで、そして育って欲しい。
でも、つい手を出してしまうわたし。
ま、息子も悩みながら育っていると・・信じて。


倫太郎くんのおじいちゃんが亡くなる。
この場面はものすごいメッセージが・・。

  仕事をしない人間は、我欲ばかりつよくなる。
  こせこせとちっぽけなことに気がいって、
  小理屈が多くなる。
  他人のことをあれこれいう。
  ほんとうに大事なものが見えていないから、
  流行を追っかける。
  自分を見失うので執着がふくらみ、つよくなる。
  そんなふうに生きてしまうと、
  神様からもらった命を生き切ったことにはならない。
  未練ばかりが残ってしまうのじゃ。


倫太郎くんたちがヤマゴリラの宿題で、
平等院を探して冒険するお話は、
ここだけでも子どもに読ませたいハラハラドキドキ。
大好きなシーン。


2006.11.27 灰谷さんの死去を知り再読

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書籍名:天の瞳 幼年編(1)
著者名:灰谷健次郎
出版社名:角川書店(以前は新潮社)

年少組なのに年長組の子を泣かせたり、
突拍子もないいたずらを考えついたりと、
いつも保育園の先生を手こずらせてばかりの倫太郎。
大人たちからはとんでもない悪ガキだと思われることが多いが、
実は鋭い感受性とさりげないやさしさをあわせもった個性的な子だ。
倫太郎はどのように成長していくのか、
そして周りの大人たちは倫太郎をどう見守っていくのか。
灰谷文学の集大成、感動の大河小説の開幕。



この本は、私のバイブル。
何度も読んだけれど、あらためて読み返した。
1つ1つの言葉を噛み締めながら・・。
幼年編(1)は、倫太郎くんたちの保育園時代から、
小学校2年生までを描いている。
叡倫保育園の素晴らしい保母さんたちの実践。
それとギャップがある小学校。
そんな中で、たくましく成長していく子どもたち。
大人たちも成長。
それがとてもうらやましい。

気になる言葉に線をひいて読みすすめた。
線だらけになる(笑)。


  「教えてもらいたい、学びたいと思う心は、
   次に、教えてやりたい、学ばせてやりたいという心に
   変わっていく心配はないですか」


  「人に好き嫌いがあるのは仕方ないが、
   出合ったものは、それが人でも、ものでも、
   かけがえのない大事なものじゃ。
   出合いを大切にすると、見えなかったものが見えてくる。
   好き嫌いが激しいと、これは嫌い、これも嫌いと
   せっかくの出合いを遠ざけてしまうから、
   見えるものまで見えなくなってしまう」


  「人は悪いこともして人間になるとでもいうんかな。
   自分の欲望に負け、
   みっともないことをして自分を知る。
   そういうこともあるやろ」


  「見えんところをいつも見ている人間は
   しっかりもんで人に頼りにされる。
   見えるところだけ見て、
   見えないところを見つめることのできない人間は、
   だらしのない人間で人には好かれることはない」


うーん・・難しいけど、納得!

2006.11.26 灰谷さん死去の悲報にふれて

『いのちまんだら』

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書籍名:いのちまんだら
著者名:灰谷健次郎
出版社名:朝日新聞社


一つの命は決して他者の命に奉仕するためにあるのじゃない―。
淡路島から沖縄・渡嘉敷島へ移り住んではや6年。
生きることを楽しむ人々の輪の中で学び育んだ、命のいとおしさ。
死者を想い、子供を信じることの大切さを説き続ける著者の、
巌しくも慈愛に満ちたメッセージ。

【目次】
いのちまんだら
 (夏の終わりに/老いの正体/肝苦りさ/人間の仕事/わたしの朝めし ほか)
小説を書こう―江国香織さんと
『天の瞳』のこと
わたしの子ども時代
母の一言
住井すゑという光芒〔ほか〕


「人は生きるために忘れなくてはならないこともあるが、
より深い人間に近づくために忘れないでおく勇気を持つことも必要なのだ」

「自分に見捨てられるようなわたしの存在を許さない、と自らいいきかせて
これからを生きる。
相手が問題なのではない。わたし自身が問題なのだ」

どれもこれも心に響く言葉。
神戸の少年A事件で、顔写真を載せた出版社から版権を引き上げた経緯が
しるされている。
心意気を感じ、感銘をうけた。


2002.1

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