「菅直人首相の自信なさそうなおどおどした見せかけの姿の裏には腹黒い陰謀が渦を巻き、原発危機をフルに悪用して政権強化に奔走している」
公安機関の左翼担当者がこう警告する。
実際、東日本大震災発生以来、菅政権の原発危機管理の失敗や「意図的な情報操作」に国民の不満が募っている。
国民だけではない。
福島原発事故を巡る菅政権の「不可解な対応」に世界から怒りすら出ている。
核開発の目付役であるIAEA幹部は、激怒した。
「菅政権はなぜチェルノブイリ級の事故と評価するのか。いたずらに世界に風評被害をまき散らすのか」
菅政権は福島原発事故について4月中旬「レベル5」の暫定評価をいきなり「レベル7」にジャンプアップし「チェルノブイリ級」とした。
しかし、その合理的説明がない。
IAEAの反応は迅速だった。
フローリー事務次長は直ちにウィーンで記者会見を開き、異例の反論を展開、
「炉心が爆発したチェルノブイリと原子炉が自動停止した福島第一原発は規模も構造もまったく違う」
と発表、日本政府と真っ向から対峙した。
IAEAだけではない。原発先進国のフランスやロシアの専門家からも「レベル7」の異論を唱える意見が続出した。
フランスの放射能防御原子力研究所のゲルムロン防御局長は12日の会見で
「福島原発の被害はチェルノブイリと比べれば遙かに抑えられている」と評価。
ロシアの原子力公社ロスアトムのキリエンコ総裁は
「福島原発は思ったほど悪化しておらず、我々の評価でレベル6にも到達していない」とまで述べた。
なぜ菅政権はこの期に及んで「危機度」をアップさせたのか。
政権事情通は「菅政権にチェルノブイリ級と同等にまで引き上げる政治的な理由があったのでは」
と話す。
「原発の危機情報を弄び、政権延命の道具にしているのだ」と小沢系の有力議員は菅氏の恐ろしい陰謀を語ってみせる。
在日韓国人の政治献金問題で菅政権は「死に体」内閣となったが、震災と原発危機で「政治休戦」となりクビはつながったのだ。
しかも、首相の座にしがみつく菅氏に取って原発危機が深まれば深まるほど政治延命に向けた「天与の神風」が吹く。
逆に原発危機の恐怖が去れば、党の内外からも菅政権の犯罪的ともいえる危機管理の失策に非難の目が向けられるようになる。
だからこそ「レベル7」の発表を統一地方選後の4月中旬にまでずらし、故意に「チェルノブイリと並ぶ」と仰々しく騒ぎ立て「菅降ろし」を止める必要があったのだ。
震災支援で最大の協力をした米国のヒラリー国務長官が4月中旬来日、雷を落とした。
「菅政権は何を考えているっ。オバマ政権の意思は伝わっているのか」
実は奇怪な行動を取り続ける首相の姿に真っ先に異変を感じ取ったのは、在日米軍だった。
「カンはなぜ邪魔するのか」
在日米軍関係者は、菅政権の度重なる支援拒否に深いため息をもらす。
在日米軍は震災発生時から不測の攻撃に備え緊急事態に移行、原発危機も素早く探知し日本政府に緊急対処を意見具申してきた。
判断能力を欠いた官邸に業を煮やした在日米軍は官邸入りまで要求、米国の原子力専門家を官邸に常駐させる案まで提案していた。
在日米軍や米政府などが提案する緊急対処を当初受け入れず「事態が悪化してから受け入れるという最悪のパターンを繰り返していた」(在日米軍)という。
菅氏はわかっていたのだ。
昨年10月、浜岡原発で同様の原子力事故想定訓練し首相自ら参加していた。
それは福島原発事故と同じ想定訓練であり、大地震で原子炉が自動停止、冷却装置故障による放射能汚染対策についてレクチャーを受けていた。
「それなのに菅は、原発事故で定められた手続きを無視して防災対策を危機に陥れた。
もともと菅は反原発に共鳴したミニ政党、社会市民連合の設立メンバーだ。
原子力帝国の崩壊を目指し、原発文明からの転機を目指す彼らにとって、福島原発事故は30年近く待望した千載一遇の機会だったのでは」
「福島原発事故の展開は新左翼の反原発のシナリオ通りの事態の展開だ。左翼出身の菅には今後、事態がどう動くかわかっていたはずだ」
と、旧知の左翼活動家も菅政権の初動の動きの
サボタージュに首をかしげる。
「危機を深化させ革命政権を醸成する」ー。
これは左翼政権が信条するレーニン主義の金科玉条の革命テーゼだ。
福島原発事故の一報を聞いたとき、菅氏の脳裡にレーニンの革命テーゼが頭をよぎったのだろうか。
「信じられないことだが、菅直人は原発危機を故意に深刻化させることで政権延命を図ってきたフシがある」
と公安関係者は警鐘を鳴らす。
この幹部は、左翼活動家の菅直人首相を社会市民連合時代から調査してきた警備部門のスペシャリストだ。
〜略〜
政界は国難を前に菅氏を引きずり降ろせず、国民生活の多大な犠牲の上に救国の総理として首相の基盤が強化されるかもしれない。
日本の国力が低下し、東日本が廃墟になろうとも何とも思わないのだろう。
それはうすら笑いしながら被災者を視察する菅直人首相の地獄絵図を見ればわかる。
月間THEMIS 5月号より
さてこの記事は菅直人を過大評価しているのか。
菅は本当はただのバカなのかも知れない。
しかし、あながちこの記事を妄想とも思えないフシもある。