精神障がい者の解放をめざして…心病める人へのメッセージと討論の場

「精神障害がい者収容所列島」からの真の解放に向けて!そして原発・医療観察法の廃止を!

全体表示

[ リスト ]

七瀬@「ストレス」概念の謎、どのメーリングリストでもまったくの「無反応」。わたしゃよっぽど無茶苦茶言っているのだろうか?です。

さて今回は「障害再考再考」(田島 明子 三輪書店 2009)の読書感想文です。

 まずネットで調べた範囲では「障害受容」というテーマ、精神医療、リハビリテーションの世界では、まったく使われていないようです。

 私自身、「各種(作業等)療法」、「(買い物等)訓練」「(服薬等)指導」という言葉はよく耳にいたしますが、そもそも「リハビリテーション(この言葉はリハ(再び)+ビリテーション(生きる)という意味)」という言葉自体、精神の専門家の間でもほとんど耳にしません。

 「訓練」「指導」等「学校ー軍隊用語」だとも思っています。

 さて本来なら、ご贈呈頂いたこともあって、喜び勇んで「書評」を書くところなのですが、他障害と違って「障害受容」という概念自体、精神関係の専門職で全く使われていないようですので、「誤解」を避ける意味で、現時点では書評はあえて避けます。

 元になった論文は「障害学研究 2号」(2006)ですが、
田島 明子さんのホームページ
http://www5.ocn.ne.jp/~tjmkk 
にその後のご研究が詳しく、掲載にされておりますので、まずはそちらをご参照くださればと思います。

 さて、最近なにかとネットトラブルが頻発しておりますので、あえて「誤解」にもとずくありそうな「批判」を避ける形でご紹介します。

 1.「障害受容」というのは、自分が障害であるという「事実」を「単に受け入れる」という意味ではまったくありません。

 2.田島さんご自身、作業療法士ですが、「専門家」の「観点」を、ご自身で徹底的に批判された研究です。

 3.いわゆる「能力主義的」リハビリテーション概念(「できること」→「善」)を先行研究を踏まえ、とことん分析・批判された研究です。

 なお田島さんは立岩真也先生の「お弟子さん筋」ですが、「立岩本は難しくて良く分からん」という人(私も、あちこちいまだによくわからん)にも、逆に「問題意識」が鮮明に伝わりさまざまな意味で良い著作かと思います。

 さて書評のかわりにあえて読後の「感想」を書かせて頂きます。

1.この書物によって精神医療・福祉の分野の「リハビリテーション概念」等完全に「崩壊」(もっとも「理論」があればの話ですが)したのではないか?

2.精神の分野の各種リハビリ専門家(PSW、作業療法士等)は「自己点検」「日常の実践」等唱えつつ、他障害と比べてもほとんど、海外の手法の導入と点数化、国家資格化には熱心ではあるものの、実質「原理的な無理論状況」だったのではないか?

3.そのかわり「当事者」を「変に」、持ち上げてみたり(無論「当事者主権」は「あたりまえ」の「はず」ですが…「真の当事者論」等「真の愛国者論」同様のレベルの議論だと私は思っています)、逆に「当事者」からの「批判」に対して「独善的」等、妙な「あてこすり」が出たり、さらにまた「専門家=悪」といった「図式」があったりして、相当期間「不毛な状況」も続いてきたように思いますが、その最大の「原因」は、精神医療・福祉の分野の「専門家」の「理論水準」が(他障害と比較しても)あまりに低かったことがあげられると率直思いました。

 私自身は、相手の「一番痛いところ」をつく「主義」ですのでいわゆる「専門家丸ごと批判」は(原則)いたしませんが、例えば「社会復帰論争」等も含めまして、あるいは「医療モデル」から「社会モデル」のはずが、どうも「専門家モデルへと移行しそうな様子もあって(精従懇の「緊急シンポジウム」の際、門屋先生にこの点質問してみたのですがー「本人の意向や満足度を中心に」というお答えでした…)原理的なところが精神障害の場合、大変弱かったように思われます。

 とりあえず、ネット上の論文だけでも、一読されて、さらに「障害学一般」へと視野を広げていく意味でも、本著の一読を強くお勧めします(無論「強制読書」や「任意読書」の推めではありません。「自由読書」の勧めです!)

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事