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TV報道で、ご存知だと思いますが、
認知症の母(88歳)を11年間介護したのち、生きる道を
断たれた京都の片桐被告(54歳)の“承諾殺人”に至る
過程を記述します。
(介護の本当の苦しさは体験した人しか判らないでしょう
 若くして死んだ父親の看病に疲れ果てたこともあった私
 としては、書き残しておきたいと思いました。)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
京都の工場で、派遣社員として働いていた片桐被告
(月給18万円)
半年位前から認知症の母親の症状が悪化し、
一人では食事もトイレにも行けなくなった母親を片桐被告は
献身的に世話をしていた。
夜30分、1時間おきに起き出し、外に出ようとしたり、
怒って物を投げ出したり、死ぬ思いの看病が続いていた。

そんな中、片桐被告が仕事中に母親が、徘徊先で、
2度にわたり警察に保護されたこともあった。

当然、仕事の勤務時間にも影響が出てきだした。
徐々に会社を休まざるを得ない日の増えてゆき、
結局 退職することになり、次第に追いつめられていく。

この頃、生活を支えていたのは一月10万円の失業給付金。
彼は、市の福祉事務所に3回生活保護を申請したが、
失業給付金の受給などを理由に生活保護は受理されなかった。

生活に困きゅうした片桐被告は、母親には1日2回の食事、
自分(片桐被告)は2日に1回の食事しか出来なくなっていた。

11年前死んだ片桐被告の父親は西陣織の染物職人で、
 厳格な父からは、
「他人様に迷惑をかけてはいけない」
「お金は人から借りるな。 借りた金は絶対に返せ」
 と強く教えられて育った。

失業中、介護と両立できる仕事を探したが見つからなかった。
それでも、消費者金融でお金を借りたり、親戚を頼ることは
なかった。

そして、昨年12月、ついに失業保険の給付が終わった。

片桐被告: もうお金ないんやで、
      生きられるのも、この1月までや
母   : そうか・・・あかんか
片桐被告: 生きたいか?
母   : ん〜 生きたいな〜
片桐被告: 俺が死んだら、おまえの面倒は
      国が見てくれるで、どうや?
母   : 2人で生きたい。おまえと一緒。


今年1月末、3万円の家賃が支払られなくなった親子は
死を覚悟して室内を片付けた後、車椅子の母と家を出る。
(この時、手持ちのお金は7千円)

思い出深い京都市外を半日歩き回り、死に場所を求めて
歩き回り、最後に自宅近くの桂川(かつらがわ)へ向かった。
その日は川原で一夜を過ごし、
早朝、片桐被告と母は最期の話をする。(冒頭陳述より)

片桐被告: もう生きられへんのやで、ここで終わりやで。
母   : そうか・・・あかんか・・・康晴、一緒やで。
片桐被告: すまんな・・・すまんな〜。(涙ながらにわびる)
母   : 康晴、こっちぃ来い。わしの子や・・・
      わしがやったる。
片桐被告: もうええか? 最後やで。
      お袋が行って、すぐ、わしも行くからな・・・

 2月1日早朝、片桐被告、母の首を締め殺害。

自らも自殺を図る(包丁で首や手首を切り気を失う)も
死にきれないまま発見され、承諾殺人罪に
問われた片桐被告に対し、検察は、
「今後の人生を生き抜くためには、罪を償い終わったとの
思いに至ることが必要」
として懲役3年を求刑。

検察  : 出口のない介護に絶望したのですか?
片桐被告: 絶望?そうかもしれません。
      生きてゆくことで精いっぱいでした。
      本当の苦しさは、骨がきしむような痛みです。
      私は母の介護に疲れたことはあったが、
      嫌になることはなかった。
      母は生きたかったと思う。
      私は母の命を奪ったが、生まれ変わっても、
      もう一度母の子供に生まれたい。

 弁護側は、執行猶予つきの判決を求めた。

結局、裁判所は、
「母親の同意は得ているとは言え、尊い命を奪った刑事責任は
 軽視できないが、
 社会の中で自力で更生し母親の冥福を祈らせることが相当」
 とし、懲役2年6ヶ月 執行猶予3年の判決を言い渡した。

裁判長 : おかあさんのためにも、幸せに生きてください。
片桐被告: ありがとうございます。

(裁判長の説諭)
「社会福祉事務所の対応に、被告が
『死ねということか』と受け取ったのが本件の一因とも言える。
 行政はさらに考える余地がある」
 と述べた。

この社会福祉事務所との食い違い(思い違い)が原因で
最悪の結果になってしまった。
被告は母親想いで非常に真面目な人間ではあっただけに
大変悔やまれる事件です。

そして、この事件は私達に下記の問題点を突きつけました。

外の世界とのつながり(コミュニティー)の必要性
   (介護者の孤立)
行政の事務的で不親切な対応

 など、現代社会の荒涼たる人間関係や制度を浮き彫りにしています

このケースでは、福祉事務所は、
「失業保険を受給してますので、あなたはダメです」としか
 言わなかったらしい。
 せめて、「失業受給が終わったらまた来てください」
 と言うべきだっただろう。
 このように、行政が積極性を失ってきているところが大きな
 問題であり、実は、私自身もこの「行政の積極性の無さ」
 によって、大きな不利益を受けたことが3回ほどあります。
 (説明省く)

裏金つくりには積極的な行政は、市民の痛みなど感じない
ロボットのような対応しかできないのでしょう〜ね!
(彼らの給料は、一体誰から貰っているのか判っているのでしょうか!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
認知症患者数の推計によると、この先 急激に増加していきます。
(何も、認知症だけではありませんが、)
介護保険制度ごときでは不充分ですので必然的に老老介護や
介護者が仕事を辞めて介護しなければいけない事体が多発して
くることでしょう。
(現在の認知症患者数は約170万人・・・厚労省)
(10〜20年後には、300万人超えになる見通しです)

介護殺人発生件数(1998〜2003年)は、
198件(日本福祉大学調べ)ですが、
今後、加速度的に、この件数も増えると予想されます。
何とか、このような最悪の事態だけは避けたいものです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS.
真に国民が望む行政の無駄の改革は棚上げにして、
前国会で医療制度改革などを成立させた小泉政権。
格差社会を生んだ小泉・竹中路線。
そして、それを間接的に支持した国民の判断は、
本当に正しかったのでしょうか?

これを、書いた後、私の8/12投稿の
”綰圓靴った公職者達(岐阜県庁裏金事件)
http://blogs.yahoo.co.jp/tarou_730/16810040.html?p=2&pm=l
などを再読したら、この国の公職者(議員・公務員)が
いかに腐りきってしまったのかを再認識します。

5年前、国民の多くが、憤慨・怒り、、それらの解決を含め
小泉を支持したのでしょう。
さて、5年後のこんにち、どうなりましたか?
未だに、あなたは小泉という詐欺師に騙され続けていませんか?
まぁ〜 そのツケは、近い将来に大増税という形で国民自体が
自ら責任を負うことになる訳ですが・・・
(特に、豊かでない人たちが真っ先に最大の被害者になる
 のは言うまでもありませんが・・・)

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