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旭支援共闘が1周年集会
日韓連帯強め不当解雇撤回へ

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(写真 金元重さんが韓国での非正規職労働者の闘いを報告【7月6日 東京都】)

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(写真 旭支会が今回の集会に寄せてくれたビデオメッセージ。日本遠征闘争に参加した仲間たち一人一人が思いを語った)

 7月6日、東京・江東区で旭非正規職支会支援共闘会議が結成1周年集会を開催し、60人が参加した。
 労組結成を理由に、韓国・クミ(亀尾)市のAGC(旧・旭硝子)の韓国法人AFK(AGCファインテクノ韓国)の工場で働いていた労働者178人が集団解雇されてから4年。巨大資本に立ち向かい「人間らしく生きよう」と声を上げ、韓国の非正規職撤廃闘争をリードしている民主労総金属労組旭非正規職支会の姿に感動し、この闘いを共に担おうと支援共闘会議を結成してから1年だ。
 この間、日本遠征闘争やクミでの現場訪問などの交流を進め、今年3月には来日した旭支会の3人とともにAGC株主総会闘争を闘って団結を固めてきた。
 冒頭に3・28株主総会闘争のビデオが上映され、旭支会が支援共闘に寄せたビデオメッセージが続いた。
 関道利副議長(動労千葉副委員長)が開会あいさつを行い、駅の全面外注化や運転士・車掌の廃止と闘う中で、自らがCTS幕張事業所での職場代表に選出されたことを報告した。
 基調報告に立った清水彰二事務局長(群馬合同労組委員長)は、「AGC資本の、労働者の団結をたたきつぶして世界展開をはかるというやり方を日本の労働者階級の怒りに転化して、日本の階級的労働運動再生の力にしよう」と支援共闘の闘いのもつ意義を明らかにし、解雇撤回に向け「AGC本社が恐怖するような大闘争を実現しよう」と呼びかけた。
 続いて顧問の金元重さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)が、直前に韓国で闘われた公共部門非正規職労働者のゼネストについて、労働者の声を紹介しながら報告。さらに、日本板硝子共闘労組・元本部書記長の小貫幸男さんをはじめ神奈川、地元の東京中南部、東部の仲間が闘いの決意を述べた。東海合同労組からのメッセージも紹介された。
 最後に山本弘行議長(動労千葉を支援する会事務局長)が、7月12日の地位確認訴訟判決を前に旭支会が第5次遠征闘争を計画していることにふれ、全力でこの闘いを支えようとアピールした。さらに安倍政権の改憲・戦争攻撃と闘い、支援共闘の会員拡大・宣伝戦強化を通じてAGCで働く労働者と結びつきながら本社への攻勢を強めようと訴えた。最後に団結がんばろうで集会を締めくくった。
被収容者が命がけのハンスト!
  牛久入管の劣悪処遇に抗議!
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(写真 6月20日の「世界難民デー」に行われた東京入管包囲デモ。前列で横断幕を持つ右から2人目が田中喜美子さん【港区】)

 5月初旬以来、東日本入国管理センター(牛久入管収容所)で、長期収容と劣悪な処遇に抗議する被収容者の命がけのハンガーストライキが闘われている。「牛久入管収容所問題を考える会」の田中喜美子さんの報告と、6月19日に牛久入管収容所に提出された同会の申し入れ書(抜粋)

 現在、牛久入管収容所で、被収容者たちのハンガーストライキが闘われています。際限のない長期収容で精神的・肉体的に病気を抱え込んでいる人々が、処遇の改善要求と「長期収容をするな!」「仮放免を認めろ!」「入管に殺されてしまう」と、次々にハンストに入っています。
 牛久入管では、2010年に日系ブラジル人と韓国人が自殺、14年にイラン人とカメルーン人が病死、17年にベトナム人が病死、そして18年にインド人が自殺と、異例の多さの死亡事件が続いています。
 18年2月28日、法務省入国管理局長名で出された「被退去強制令書発付者に対する仮放免措置に関わる適切な運用と動静監視強化の更なる徹底について(指示)」以降、仮放免が厳しく制限され、長期収容が常態化しました。牛久入管では、18年12月31日現在で、6カ月以上の長期収容者が全収容者325人のうち306人でした(法務省資料)。5年以上収容され続けている被収容者がいます。2年、3年の被収容者は数多く存在します。
 収容されている人々はいわゆる「犯罪者」ではありません。難民申請者が多く、国籍国には戻れない事情を持っている人々です。中にはかつて犯罪を犯し、刑期を全うした方もいます。日本人なら刑期が終われば「自由の身」になりますが、外国籍者はたとえ日本で生まれ育ち、日本人の妻子がいても強制送還のために入管に収容されます。
 今続いているハンストは、最初に始めた方が50日を超え、非常に体調が悪化しています。6月24日、大村収容所で長期にわたってハンストをしていたナイジェリア人が衰弱により死亡しました。牛久入管の20人以上のハンスト者たちの健康状態が案じられます。
 21歳でイランから羽田に着き難民申請し、収容所の中で23歳になった若者Aさん。トルコから成田に着き「自国の庇護を求めない!」とパスポートを破り捨てた難民申請者で3年収容のBさん。6年前に成田に着き難民申請したが牛久に収容、その後仮放免になったが生きるために仕事をして入管に摘発、再収容されたCさんは、「日本に難民申請して6年のうち5年間は収容所だ!」と訴えます。こうした人々がハンストを行っています。
 日本政府、入管当局は最長でも6カ月以上の長期収容はやめ、仮放免を適用し、安定的ビザを出すべきと思います。

長期収容をやめ仮放免を
「牛久入管収容所問題を考える会」申し入れ書

 貴センターにおいて5月初旬より、1人のイラン人がハンストに入りました。そして、その後次々にイラン人がハンストに入り、他の国の方も同調してハンストを始めています。すでに10人以上の被収容者が、自らの命を削って自分たちがおかれている境遇について、何故いわゆる「犯罪者」でもないのにいつまでも収容=拘束されるのか、と抗議をしています。
 「人身の自由は人権の中でも最も重要かつ基本的人権である。裏返せば人身の自由の制約は生命の剥奪に次ぐ最大限の人権制約のひとつであり、人身の自由の保障は最大限に認められなければならないし、その制約は最小限でなければならない」。貴センターでの長期収容の現実・実態は、この国際人権法からほど遠いと言わざるをえません。
 長期収容者の被収容日数は増加の一途です。3年以上の長期収容者が増加し続けています。終わりなき長期収容に絶望感を募らせ、精神的・肉体的に健康を害している方がほとんどです。難民申請者や家族が日本にいる方など「国籍国に帰ることが出来ない」被収容者たちに柔軟な仮放免の適用をお願いします。
 残念ながら、昨日18日より通常は使用されていない6Bブロックという懲罰房にハンストを行っている方々を移動させました。居室内にテレビは無し、鍵のかかった居室から廊下に出ることも認められない(フリータイム無し)、運動時間もない、シャワーだけが認められている、というものです。ハンスト40日を超え体重が激減している方など、医務室に隣接された静養室=病舎に収容されていた方を含め、懲罰房ブロックに押し込める。このような処遇は益々ハンスト者たちを精神的にも肉体的にも追い詰めるものです。病舎のベットに横たわっていて不完全ながらも医療関係者の注意も向けられていた方を6Bの独居もしくは2人部屋に収容するなどは暴挙としか言えません。
 出入国在留管理庁下での各入管収容施設での処遇環境、長期収容の実態は日本も批准している難民条約の精神に照らし合わせても到底看過できない状態と言わざるをえません。
 外国籍者ということだけで無期限収容を続ける事はやめるべきであり、仮放免制度を柔軟に適用し、長期収容者が大量に滞留している状態を一刻も早く改善することを申し入れます。
 ハンスト者達の健康に充分注意し、彼らが不利益を被らないよう重ねて強く申し入れします。


入管は外国人を殺すな!
   「詐病」を疑いカメラで監視

 長崎県の大村入国管理センターで6月24日、抗議のハンスト中だった40代のナイジェリア人男性が亡くなった。全国の入管収容施設には千数百人の外国人が収容されている。6カ月以上、2、3、5年をも超える長期収容、仮放免許可の激減、劣悪な食事、医療、施設環境など極度のストレスが彼らを日々、殺している! この現実に怒りを燃やし、改憲・戦争の安倍政権を倒そう!

「死にそうだ」と叫ぶが放置

 2014年3月30日、東日本入国管理センター(牛久入管)で収容中のカメルーン人男性(43)が亡くなった。これは男性が体調不良を訴えたのに放置されたためだとして17年9月、遺族が国と当時のセンター所長を相手取り、国家賠償訴訟を起こした。
 5月24日、水戸地裁(岡田伸太裁判長)で開かれた第6回口頭弁論で男性が亡くなる直前の監視カメラ映像が再生された。
 7月8日付毎日新聞によると「大型モニターの中で、その男性は床を転げ回ってもがき苦しんでいた。『アイム ダイイング(死にそうだ)、アイム ダイイングーー』。……うめき声が繰り返し廷内に響き渡る。この場面が撮影された約12時間後、男性は同じ部屋で心肺停止状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された」という。
 牛久入管で男性が監視カメラ付きの部屋に移されたのは14年3月27日、以来死亡した30日まで医師の診察もなく放置され、監視カメラがその死にゆくさまを写し撮っていたのだ。なんという残酷! このビデオは原告、被告双方から証拠申請されたものだが、このビデオでどうやって被告・国は「適正な措置を行った」「責任はない」と立証するつもりだろうか。
 東京入管でも殺される一歩手前までいったクルド人男性がいる。6月17日に仮放免となったMさんは24日、弁護士、家族と共に記者会見を行った。昨年1月から長期収容されていたMさんは、3月11日に体調不良となり、職員に診察を要求したが、医師の診察もなくビデオカメラのある単独室に移された。翌12日に面会した妻も診察を要求したが診察はなかった。Mさんから電話を受けた家族と支援者が夜を徹し入管前で抗議し、救急車を2度呼ぶが、入管が追い返してしまった。
 その夜、Mさんは激痛としびれで意識がもうろうとする中、インターホンで「痛い、死にそうだ。助けて」と訴えた。しかし、インターホンから聞こえてきたのは「カメラで見ている。まだ生きているじゃないか」という職員の声だった。Mさんが外部の病院に連れて行かれたのは翌13日。衰弱したMさんは歩けず、車イスだったが、そのMさんには診察中も手錠がかけられたままだった。
 カメラで監視し「まだ生きているじゃないか」とは! その結果、カメルーン人男性は死に、Mさんはかろうじて生き延びた。これが人間に対する扱いだろうか。外国人を人間と思わない、国家による殺人そのものだ!

安倍の戦争・改憲攻撃が元凶

 改憲と戦争に向かう安倍政権は、「働き方改革」の一環として就労資格「特定技能」を新設し、人手不足を補う単純労働力として外国人労働者導入を始めた。
 同時に出入国在留管理庁による外国人治安管理を強化し、失踪した技能実習生や学籍を失くした留学生など、法外滞在となった外国人の摘発・収容・強制送還に躍起となっている。初代長官・佐々木聖子は、長期収容に伴う被収容者の悲鳴を聞き流し、「収容期限に上限を設けることはしない」と言い放っている。
 牛久入管では7月10日現在60人以上がハンストを闘っている。この命がけの闘いが安倍政権と入管当局を震え上がらせている。
 「外国人を殺すな! 収容するな!」の怒りの声を上げ、戦争・改憲の安倍政権を打倒しよう!

8・9長崎反戦反核闘争へ
青年先頭に今こそ核廃絶を!
     改憲・核武装狙う安倍倒そう!

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(写真 昨年の8・9長崎反戦・反核デモ)

青年・学生の時代が到来

 アジア、ヨーロッパ、アメリカ----全世界で青年労働者・学生の決起が始まっている。香港では青年労働者と学生が命がけで立法院に突入し占拠して、香港政府、中国政府と実力で闘っている。こうした闘いは全世界に拡大し、戦争と貧困の攻撃に対して、青年は自分たちの未来を切り開くために決起を開始している。
 この世界を支配する資本主義・帝国主義は、青年労働者と学生の命と生活を破壊し、果ては戦争、世界核戦争に引きずり込もうとしている。膨大な数の原発は恒常的な大事故・大惨事の危機を伴いながら稼働している。福島第一原発事故が収束のめども立たない中、東京五輪開催が強行されようとしている。新自由主義は、労働者に貧困と過重労働を日々強制している。
 被爆74周年の今こそ、青年労働者・学生を先頭にして、その力で8・6--8・9闘争の成功を勝ち取る時だ。今年の長崎闘争は、全世界の労働者民衆、とりわけ青年と連帯し、その力で核廃絶、改憲阻止・安倍打倒へと突き進む闘いだ。

世界核戦争の危機が切迫

 中東と東アジアを二つの大きな焦点として、世界核戦争の危機は、今かつてなく高まっている。とりわけ東アジアにおいては、米中対立が激化し、それと一体で朝鮮戦争危機が続いている。「米中貿易戦争」は、単なる経済戦争ではない。政治・軍事的対立へと激化発展し、朝鮮半島情勢ともリンクして世界戦争に直結している。
 この情勢の中で、米トランプ政権は、核戦争への準備を急速に進めている。昨年2月に発表された「核態勢見直し」では、小型核兵器の開発を進めるとし、すでに潜水艦発射弾道ミサイルに搭載する小型核弾頭の製造を開始したと今年2月に発表した。同じ2月には未臨界核実験をネバダで行っている。また2018年10月に中距離核戦略全廃条約からの離脱を表明し、さらに2021年に期限が切れる米国とロシアの新戦略兵器削減条約(新START)の延長についても離脱の可能性を示唆している。米帝トランプはさらに、核兵器使用の歯止めを完全に外し、核戦争に一気に突っ走ろうとしている。
 こうした核戦争の危機の深まりと日米争闘戦の激化の中で、日帝・安倍政権はアジアでの利権の争奪にのめり込み、敗戦帝国主義としての限界性を突破しようと必死であがいている。その最大の突破口が憲法第9条改悪である。
 憲法第9条の改悪は、今日的には日帝が核武装をして核戦争に参戦し勝利するためにも絶対に必要であり、だからこそ安倍政権はここに一切をかけて攻撃をかけてきている。まさに改憲阻止闘争と世界核戦争を阻止する闘いは一つだ。日本の労働者は米韓中の労働者と連帯して核戦争を阻止し、それと一体で改憲阻止闘争を闘おう!

福島と連帯し原発廃炉へ

 日本帝国主義は核武装への衝動を募らせながら、今全国で原発の再稼働を強行しようとしている。福島第一原発事故から8年の今、原発再稼働を阻止し、すべての原発を廃炉にしていく闘いは、改憲阻止闘争と一体で日本の核武装を阻止する闘いになった。
 長崎では今年も福島から子どもたちを招き、保養を行う。保養は福島と連帯して、原発を廃絶していく闘いそのものであり、被爆地長崎と福島が団結を形成して核も戦争もない世界を実現していくための運動そのものだ。この保養を成功させて、福島と連帯して今年の長崎闘争の勝利をかちとっていく。

長崎原爆投下への怒りも新たに

 世界核戦争か、革命かを問う、今年の歴史の大きな分岐点で開催される被爆74周年の長崎闘争に、全国からの結集を訴える。特に青年労働者・学生が結集し、ともに新しい長崎闘争を担い、切り開こう。
 長崎で起きた女性マスコミ労働者への市幹部(原爆被爆対策部長)の性暴力事件に対する女性労働者、青年労働者の弾劾の声の広がりは、長崎市の平和政策のペテン性を示すとともに、青年労働者の決起の情勢を明確に示している。
 長崎の被爆者も、新たな戦争情勢の中で、広島の教職員の決起に続いて今立ち上がろうとしている。その被爆者の思いと闘いを引き継ぐのはまさに青年労働者・学生だ。そこにこそ、今後の反戦反核闘争の展望がある。
 数万人の命を一瞬にして奪い、その後も数え切れぬ人びとに塗炭の苦しみを味わわせた原爆への怒りも新たに、今こそ、核廃絶、改憲阻止、安倍打倒へ! 8・9長崎へ全国から集まろう!

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被爆74周年/ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・チェルノブイリ・
フクシマをくり返すな! 改憲と核戦争とめよう!
8・6ヒロシマ大行動
■8月5日(月)
 国際反戦反核集会
 午後5時〜7時30分(アステールプラザ中ホール)
■8月6日(火)
 午前7時15分 原爆ドーム前8・6アピール集会
 午前8時15分 黙とう後、安倍首相弾劾デモ
 午後0時30分 8・6ヒロシマ大行動集会(広島県立総合体育館小アリーナ)
 午後3時 ヒロシマ大行進(市内デモ)
 主催/8・6ヒロシマ大行動実行委員会
〈関連行事〉
●改憲・戦争阻止!全国教職員ヒロシマ集会
 8月5日午後2時〜4時 アステールプラザ中ホール
 主催/改憲・戦争阻止!広島教職員100人声明
●避難・保養・医療交流会
 8月5日午後2時〜4時 アステールプラザ大広間
 呼びかけ/NAZEN

被爆74周年/安倍倒せ! 核兵器・原発全廃! 改憲を止めよう!
8・8―9長崎反戦反核闘争
■8月8日(木)
 長崎市内デモ 午後4時15分 湊公園集合
■8月9日(金)
 爆心地デモ 午前9時15分 城栄公園集合
8・9長崎反戦反核集会
 午後1時30分 長崎県勤労福祉会館2階講堂
 主催 NAZENナガサキ

被爆74周年 7・21東京反核集会
福島の医師と考える原発と核
 お話 渡辺瑞也医師(福島県南相馬・小高赤坂病院院長)
 7月21日(日)午後2時開始
 セシオン杉並・視聴覚室(東京都杉並区梅里1―22―32)
 主催 NAZEN東京
特集 被爆74周年 広島長崎反戦反核闘争
被爆者の怒りと闘い継承し
       改憲阻止の8・6ヒロシマへ!

8・6ヒロシマ大行動実行委員会共同代表
被爆2世 中島健さんに聞く
被爆と戦争居直る安倍は広島に来るな!
イメージ 1
(写真 式典会場の安倍首相に原爆ドーム前で怒りの声を上げる2018年8・6大行動のデモ隊。前列右端が中島健さん)

 ----今年の8・6の焦点は何でしょうか?
 米中対立やイラン、北朝鮮の核をめぐり軍事的緊張が日々高まっています。新たな核戦争を許すなという声をヒロシマから上げていかなければなりません。
 安倍は参院選で「宿願」の改憲を争点に掲げました。安倍が平然と8・6ヒロシマに来ることを許すのか否かが最大の焦点です。被爆から74年、闘い続けてきた被爆者は「改憲は戦争への道だ。戦争は原爆投下への道だ」と力を振り絞って声を上げています。
 ----松井市長は、「平和宣言」で安倍首相に核兵器禁止条約の締結を求めないと明言し、広島で抗議が広がっていますね。(その後、被爆者たちの怒りに押されて、7月12日に松井市長は「平和宣言に、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める直接的な言葉を盛り込む」と表明)
 今トランプ政権は北朝鮮やイランへの核戦争を実戦レベルで考えている。この時にトランプ・安倍に何一つ抗議せず、核禁条約締結すら求めないのは、核戦争容認でしかありません。
 核兵器使用に対する日本政府の見解は、昭和天皇が言った「戦争中であることですから、やむをない」(1975年訪米後記者会見)と同じです。日本政府は原爆投下についてアメリカ政府に一度も抗議していません。

教職員の闘いがよみがえった

 ----昨年から広島で改憲阻止の運動が始まっていますね。
 一つは「改憲阻止!広島教職員100人声明」を立ち上げたことです。98年文部省是正指導で、翌年3月の卒業式を前に世羅高校の校長が「日の丸・君が代」をめぐって自殺に追い込まれ、「組合のせいで死者が出た」と平和教育・解放教育つぶしが吹き荒れました。組合本部は闘いを放棄し、組合員はバラバラにされます。そこから20年。安保法制や共謀罪が成立し改憲まで狙われる中、広島の教職員の闘いが不死鳥のようによみがえりました。
 この運動は、高教組・広教組本部が「日の丸・君が代」闘争を放棄する中、数人の先生方が自力で処分撤回の人事委員会闘争や裁判闘争を継続し、その方たちが柱になって実現しました。権力者は弾圧すれば運動はつぶせると考え、組合の先生の人間関係を壊し、不利益を与え、閑職に追いやるなどむちゃくちゃなことをやりました。しかし労働者の心はそれにくじけなかった。うれしいです。
 もう一つは、自治体労働者が拡声器規制条例にどう関わるかが焦点になっています。原爆ドーム前集会に対して、第2次安倍内閣の誕生と同時に右翼と警察が一体で妨害を始めました。しかし私たちは実力でドーム前集会と、式典に参加する安倍への怒りのデモを続けています。安倍は耐えられず、松井市長と自民党市議を動かして条例で規制しようとしているのです。
 この間、市長あての申し入れ、市役所前座り込み、記者会見など様々やってきましたが、規制の担当は皮肉にも市民活動推進課です。8月6日に平和公園で現場の規制にあたっているのも広島市職員です。
 敗戦後すぐに自治体労働者は、内務省直属で国民を監視し戦争動員に手を染めた官吏であったことを反省し、「二度と赤紙を配らない」と立ち上がりました。今、広島市の自治体労働者はかつてのような役割をさせられようとしています。「反戦運動つぶし」の業務を拒否する闘いは、職場から改憲・戦争を止める決定的な闘いだと思います。

母を見て、責任を取らぬ国に怒り

 ----被爆2世である中島さんの生い立ちを聞かせてくれますか?
 私は1947年生まれの72歳です。母は爆心から約3㌔の三菱舟入で被爆。親戚もほとんど被爆し、母にケロイドはありませんでしたがとても疲れやすく、疲れると体に青黒い斑点が浮き出ていました。よく寝込んでいたので子ども4人で食事当番をしていました。
 母は被爆体験を語りたがりませんでしたが、その姿を見て「被爆者の生活は大変だ」「こういう形で被爆者は放置されるのか」と思いました。「聖戦」と言っておいて、責任をとらない国に怒りがありました。ある時、母は三菱舟入に大勢の朝鮮人徴用工が強制連行されていたことを語ってくれました。労務の人間が彼らを棒で殴りつけて仕事をさせていたと。植民地支配によって大勢の朝鮮人が被爆させられたのです。
 ----中島さんの闘いの原点を教えてください。
 私は67年に広島大学に入学し、1年生後期から学友会(学生自治会)役員、2年生で執行委員長をやりました。安保条約のもと日本が出撃基地になったベトナム侵略戦争の最中で、戦前と同じ状況を許してはいけないと反戦闘争に立ち上がりました。
 71年に佐藤栄作が、現職首相として初めて平和記念式典に参加します。佐藤は来広にあたり「戦後の発展や平和は被爆者の尊い犠牲のおかげ」と言いました。国・天皇の戦争責任・被爆責任を居直り、被爆者をも「英霊」化し、沖縄に米軍基地を固定化して、また侵略戦争に参戦した佐藤がいったい何をしに広島に来るのか。絶対に認められませんでした。
 「佐藤に広島の地は踏ませない」という闘いが、全国被爆者青年同盟(被青同)をはじめ被爆2世の青年・学生を先頭に爆発します。式典会場で佐藤を実力糾弾した闘いに多くの被爆者が「胸がすっとした」と快哉を叫んでくれました。被爆者の闘いを引き継ぎ決起することで、私たちは「被爆2世」としての自分を認識していきました。
 被爆者の闘いの永続化に恐怖した支配階級は、ABCC(原爆傷害調査委員会)による「遺伝的影響はない」という調査結果を使って、現実には病気や健康不安を抱えている2世を沈黙させようとしました。それを打ち破って被青同の闘いは前進し、被爆者・2世の砦(とりで)=高陽病院建設運動へと上りつめます。核と戦争を最も憎み、帝国主義とスターリン主義の支配を覆す主体としての被爆者・2世という自己を取り戻す闘いが始まった意義は大きいと思います。
 70〜80年代にかけて8・6闘争は三里塚、沖縄、動労千葉の闘い、各地の反原発・反核燃闘争とつながり、日帝の軍事大国化・核武装阻止を掲げて闘われ、原水禁運動の後退をのりこえて進みます。そして、有事法制攻撃と一体で始まった広島の平和教育・解放教育つぶし=是正指導と闘う教育労働者が先頭に立ち、99年に8・6ヒロシマ大行動が始まりました。

新たな核戦争を絶対に阻止する

 2011年の3・11福島原発事故は、私にとって衝撃でしたし、8・6大行動にとって大きな転機となりました。私はその年の6月に福島で開かれた集会に参加し、「被ばくの影響から命を守るには、被爆者自身が闘わなければならなかった。政府は被爆者を抹殺しようとした。福島でも同じことが行われるだろう。それをはね返してほしい。広島は連帯する」と決意表明しました。
 12年に原爆ドーム前集会を開始しました。原爆ドームは世界的に知られた、原爆の悲惨さ、核の非人間性の象徴です。その前で、被爆者をはじめ多くの労働者・学生・市民らが集まり、ヒロシマ・ナガサキとフクシマを一つにし、すべての核の廃絶と、新たな核戦争をもたらす社会を変えようと闘っている姿を全世界に知らせることは、大きな意味があると思います。安倍政権が侵略の歴史を居直り、韓国への排外主義を扇動する中、テグの仲間との国際連帯を強化することも決定的に重要です。
 私たちは今年も8時15分に黙禱(もくとう)し、被爆者の苦痛や怒りをわがものとし、安倍首相抗議デモに立ちます。これまでにも増して全国・世界から集まっていただき、声を上げてほしいです。

被爆74周年8・6ヒロシマ大行動
8・5国際反戦反核集会

●8月5日(月)午後5時〜7時30分 アステールプラザ中ホール(広島市中区加古町4―17)
▼第一部 ヒロシマ・ナガサキ・フクシマから 中島健さん(ヒロシマ被爆2世)、城臺美彌子さん(ナガサキの被爆者)、杉井吉彦さん(ふくしま共同診療所医師)/沖縄から チーム緑ケ丘1207/全教組テグ支部/動労水戸
▼第二部 星野文昭さんの遺志つぎ核と戦争なくそう!日韓・国際決意大会/星野暁子さん、イドクチェさん(星野テグ絵画展主催者)ほか
8・6アピール・安倍首相弾劾デモ

●8月6日(火)午前7時15分〜8時10分 原爆ドーム前アピール/午前8時15分(原爆投下時刻)反戦反核決意の黙禱/黙禱後デモ(9時 中国電力本社前解散)

8・6ヒロシマ大行動集会
●午後0時30分 広島県立総合体育館小アリーナ
▼被爆者、広島の教育労働者、自治体労働者、高陽第一診療所労組、韓国テグ・城西工団労組、布施幸彦さん(ふくしま共同診療所院長)、動労千葉ほか

●午後3時 市内デモ
 午後4時30分 原爆資料館前解散
関連行事

8月5日(月)アステールプラザ 午後2時
●改憲・戦争阻止!全国教職員ヒロシマ集会
●避難・保養・医療交流会
 呼びかけ/NAZEN

8・8〜9長崎反戦反核闘争
●8月8日(木)長崎市内デモ
 午後4時15分 湊公園集合
●8月9日(金)爆心地デモ
 午前9時15分 城栄公園集合
8・9長崎反戦反核集会
●午後1時30分 長崎勤労福祉会館2階講堂
 主催 NAZENナガサキ
星野文昭さん追悼
獄死・国家犯罪を許すな!
7・26全国集会
7月26日(金) 午後6時
杉並公会堂(東京都杉並区上荻1―23―15)
イメージ 1
 
主催/星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議
 JR、東京メトロ「荻窪駅」北口から徒歩7分

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