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「われわれは難民を歓待する」...難民歓迎文化祭

人権団体、「われわれは難民と共に生きていく」

チョン・ウニ記者 2018.10.20 14:35
「勇敢なあなたを歓迎します。 われわれは難民と共に生きていきます。 難民は私たちと一緒に生きていきます。 世の中のすべての嫌悪に反対します。 世の中のすべての迫害に反対します。」
難民を歓待し連帯するための 難民歓迎文化祭が参加者の熱い呼応の中で進められた。
1020難民歓迎文化祭準備委員会が10月20日午後にソウル市世宗路公園で開いたこの文化祭には、 障害女性共感、難民人権ネットワーク、差別禁止ご飯祭場連帯など、 多様な人権団体が参加して難民と難民申請者などを歓迎し、連帯のメッセージを分けあった。
主催側は 「アジア唯一の難民法が施行されてから5年、 韓国社会では難民に対する関心はいつよりも熱いが、 これはまさに恐れと排斥につながりフェイク・ニュースに変身した」とし 「このイベントを通じ、フェイク・ニュースでさえぎられた本当の難民の顔を見てくれることを願う」とイベントの趣旨を明らかにした。
文化祭にはさまざまな地域から来た難民の発言と公演、 そして歓迎メッセージが行き来した。
ヘルプシリアのアブドゥル・ワラプ事務局長は 「難民は帰れば死ぬかもしれない。 大韓民国も最初は今とは違っていた。 植民地と戦争、独裁を経験し、国際社会から助けを受けた。 今、韓国は難しい地域を助けられる力があり、これは誇らしいことだ。 シリアやイエメンなど、戦争と迫害によってやってきた難民を無視するのをやめよう。 難民はテロリストや犯罪者ではない。 彼らがまた犠牲にならないように、積極的に連帯しよう」と提案した。
バローチスターン出身のある難民は 「パキスタンが祖国を掌握した後、われわれの地域は戦場になった。 人権弾圧と暗殺、失踪が頻繁で、どこにでも死体が発見される。 だから人々は祖国から避難している。 われわれは韓国で暮らせるようになって本当に幸いで、ありがたく思う。 祖国を離れるのは本当に難しくて苦しい決定だった。 ずっと暮らしていけるということがとても難しく危険なので出て行くしかなかった。 ここで安全に暮らすことを希望する」と明らかにした。
難民人権センターでボランティアをしているシン・イルシク氏は 「難民の人生は私たちの人生と違わない。 民主共和国は身分と財産を理由として差別してはならない。 私たちが偶然に持つことになった国籍で差別するのであれば、 われわれは民主共和国とはいえない」とし、難民に対する歓待の心を明らかにした。
文化祭ではカラクペンパ、ストロング アフリカなど 難民の公演チームが出演し、 歓待の雰囲気をさらに培った。
主催側は難民を歓待する立場を出し 「人権の歴史は差別され抑圧されてきた人々が自分の声を上げられる時、 始めてさらに一歩踏み出せる」とし 「われわれは崩れた人生を立て直すために、粘り強く生きていくすべての難民と共に暮らしていく。 歓待、人権、希望、連帯する単語を胸深く刻む。 平等な社会にするためのさらなる一歩みを踏み出し、人権の歴史を難民と共に書いていこう」と明らかにした。

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台湾の富士ゼロックスの労働者が昨日23日から無期限ストライキ突入です!


 台湾の富士ゼロックスの労働者が昨23日から無期限ストライキ突入です!8・6ヒロシマ大行動に台湾から参加してソンソ工団やテグの仲間との理念交流で通訳をしてくれた台湾の仲間からぜひ日本の労働者に伝えてほしいとメッセージを託されました。断固連帯を!拡散を!日本の富士ゼロックス本社に対する抗議の声を!
 
台湾富士ゼロックスの組合員が23日を期し無期限ストライキに突入した!
 
日系企業富士フィルムは今年(2018)一月にオフィス事務機を専門的に運営するアメリカゼロックスを買収するとともに、全世界で約8千5百名の社員をリストラという消息が出た。台湾の富士フィルム労働組合によれば、台湾子会社は今回の業務合併により2020年までに全社員975名の中に約30%に当たる300人を解雇するということになる。実際に、年初のリストラ消息が出てから、既に50人あまり会社側に呼ばされ、
自動離職法案を受けた。今でも多数の中高齢の社員は解雇リスクに露出している。そこで、労働組合は会社側と交渉して労働権利を確保しようとし
た。
 台湾富士ゼロック労働組合の組合長によれば、労資双方は2017年6月から団体協約による交渉をし始めたが、そのとき主に台湾北部五股と龜山に位置する富士ゼロックス工場移転の問題について交渉した。だが、一年経っても、何の進展もない。それだけではなく、会社側は密かに社員に工場移転同意書に署名し、労働組合と協力しないように要求した。これを見るだけでも、会社側は労働組合と交渉する誠意は全くないことを分かる。
 しかも、会社側はその後労働部に不当労働行為裁決を申請した。今年七月、 台湾富士ゼロックス労働組合は会員大会を開き、長引いて進捗のない交渉過程に終止符を打つことに合意した。それと共に、公文書を会社側に出す傍らに、ストライキ計画を具体化しようと乗り出した。 台湾富士ゼロック労働組合によると、会社は明らかに台湾不当労働行為裁決法(勞資爭議處理法)第8条「労資争議は調停、仲裁、または裁決する間、労働者側は労資争議事件を理由にストライキ、または他の争議行為を起こしてはならない」を利用し組合がストライキすることを阻止しようとする。
 労働組合は会社が社員を不当解雇する意志があること、労働部に不当労働裁決を申請したことに抗議するため、今月八日からストライキ投票を起こした。22日夜投票結果が発表され、全体労働組合員407人の中に、投票人数は377人、318人ストライキに同意し、58人不同意、1人無効票だった。つまり、同意票は全体組合員の78%を占め、半数同意を超えたので、合法なストライキ権を勝ち取った。すぐさまに、台北ヘッドクオーター、そして台北三重、台中、高雄三か所にある倉庫は一斉にピケットラインを設置した。
 1023日午前、労働組合は記者会見を開き、正式にストライキを公表すると共に、会社側に社員の労働権について、労働組合と交渉するように呼びかけた。
 組合長鄭炎によると、会社は今年一月に年齢、賃金などを基準にシニア社員を中心にリストラと進めるとともに、社員に現法律で定めるものよりいい条件で自発退職法案を出した。けれど、その法案たちは労働基準法の基準を満たされたものだけだった。
 その後、会社はまた前言を取り消し、今まで一度もリストラを言及したことがないと言った。しかし、このリストラは台湾を含め13個のアジア太平洋支社で執行するように上級は命令を出した。なのに、会社側は沈黙を固守し続けた。
 組合長鄭炎によるとまた、今年だけでも台湾富士ゼロックスは労働基準法違反として23回も処罰され、それ数は台湾での企業ナンバー3だ。具体的に、残業時間は法定時間を上回り、残業代未支払いなどだった。
 今回ストの最も重要な要求は会社側と交渉することにより組合員の働く権利を確保するシステムを構築することだそうだ。将来組合員を解雇する場合、事前に労働組合の許可を得なければならない。
 
台湾富士ゼロックス 労働組合ストライキ声明書
 
使い捨てと見なされるのを拒否する!団結闘争が唯一の道
 我々は台湾富士ゼロックスの社員だ。12年前(2006年)日本富士フィルムは台湾の中信グループ(CTBC Financial Holding Co)傘下の台湾富士ゼロックスを買収した。そのとき従業員の権利に損はないと宣伝したが、ただ二年経ったところでリストラを敢行した。多数の社員は事務所に呼ばれサインして会社を出ていけと命令されたり、派遣職に転落するようになった。中年失業は本当に労働者に起こる最悪の悪夢だ。その後労働組合を立ち上げたが事態を挽回するのにはもう手遅れだ。そのとき立ち去った同僚の様子はいまも我々の心に深く残った。そして、我々はもう一度同じ場面に迫られようとしている。
 我々は営業、技術、そして庶務という3大業種でなりたっている。仕事をする時背広を着る。ヘッドクオーターは台北の繁華街のビルで子会社も高雄の時代富豪というビルにある。我々は社会でいうホワイトカラー労働者で、オフィスで反抗心がないという話をよく聞く社員だ。我々の専門は事務所で書類処理に関するサービスだ。我々は一所懸命に働いている。営業マンはクライアントを取るのに必死だ。だが、業績が悪くなるとほかの業務に移動するよう命令され、適応に支障が生じた場合、不適任で辞退を迫る。庶務社員は命を削って深夜まで残業をした。ところが、上司はそれを
残業として認めなかったせいで過労は闇に埋もれた。技術社員、つまりエンジニアの運命は24時間お客のために待機することだ。そのせいで、多数の同僚は機械を修理し続けたところ脳梗塞になった。しかし、産業災害認定においてもわざと人を困らせた。富士ゼロックスはエコなどの事業を通し社会企業の賞を数々受賞した。だが、見た目きれいな商標の裏側に労働基準法を繰り返し違反し、その頻度は台湾で指折りのブラック企業だ。
 皮肉でも、我々は無数の会社に効率と専門をもたらしたが、今は消耗品として捨てられる岐路に立たされている。
 十年前会社は我々にリストラのあと賃金を上げてやると話したことがある。だが、十年経った今でも賃金は上がっていない。それどころか、十年後の今日は富士フィルムは61億ドルでアメリカの富士ゼロックスを買収した途端、全世界で1万人リストラ計画をすぐさまに打ち出した。毎年4億ドルの人件費を削減するのが目的だった。資本家の眼中に利益しかなく、労働者は犠牲を余儀なくされた。台湾富士ゼロックスは黒字を上げているのにも関わらず、300名、つまり全社員の30パーセントのリストラを‘配分’された。その後、会社側は大量の社員の勤務評定を大幅に過低評価し、B-と評した。社員は今不安の毎日を過ごしている。今回のリストラ計画について、会社側は今まで一度も台湾富士ゼロックス労働組合と交渉したことがない。日本の親会社の命令一つで、台湾の労働者は犠牲をしいられなければならないのか?日本と台湾は外交において友好な関係にある。けれど、日本の資本家は植民地の考えで台湾の労働者を対しているのか?
 活路を求めるために、我々はただ自分の仕事場で革命を起こすしかない。93%の投票率、組合員全体の78%がストライキに賛成した。我々は共同でこの難しい決断をした。親愛なるお客様、私たちの立場をわかってください。我々が成功し、本当に良質なサービスを提供できるように願う。
 台湾各地にある組合員、団結しよう。私たちは遠くにある日本の財閥に運命を左右されることを拒否し、自分の未来を掌握しよう。対等交渉をしろ!日本資本は植民地扱いをやめろ!日本の同志たちにも呼びかける!労働者には国境はないだ!私たち台湾人労働者のストライキに支持を送ってください!
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転載元転載元: たたかうユニオンへ!

「お前は見捨てられたんだ」 職員の暴言、自殺者…… 入管施設の“異変”

 
「すごい地震で、暗くて、怖くて」と、ナイジェリア出身のアヒンバレ・ケリーさん(31)がガラス越しに言った。面会室は狭い。ガラスは厚く、向こう側が少し歪んで見える。ケリーさんは、長崎県大村市の大村入国管理センターに収容されていた2016年4月の未明、熊本地震の大きな揺れに遭遇した。ところが、照明はなかなかつかず、地震の情報もない。鹿児島に住む息子への電話も許されない。何より、当直職員の言葉に耳を疑ったという。「電話は必要ない。おまえは家族に見捨てられたんだ。国へ帰れ」————。全国の入国管理の現場から、収容をめぐる“異変”が相次いで伝えられている。収容期間が長引き、人数も急増。暴言・暴力を訴える声が途切れず、自殺者も出ている。いったい何が起きているのか。(笹島康仁、末澤寧史/Yahoo!ニュース 特集編集部)

熊本地震の夜 収容施設でパニックに

大村入管で起きたある刑事事件の被告人として、ケリーさんはこの7月、長崎刑務所(長崎県諫早市)の拘置区にいた。取材はその面会室で続いた。
17歳で来日し、日本人女性と結婚した。2015年に離婚。その女性から身元保証を受けられなかったことで、福岡入国管理局に収容され、その後、大村入管に移された。中学生の息子とは電話で連絡を取り続けており、2016年4月の熊本地震の際は、とにかく息子の安否を確かめたかったという。
大村入国管理センター。入管施設では、不法入国などを理由に強制送還の手続きを受けたり、難民認定を申請したりしている外国人を一時的に収容する(撮影:笹島康仁)
ケリーさんは、当直の男性職員に「家族に見捨てられたんだ」と言われた後、こう問い返した。
「どうしてそんなこと言うの? あなたにも家族がいるでしょう」
すると、職員は「おまえの息子と、おれの息子とではレベルが違う」と言ったという。職員は笑っており、ケリーさんは見下されていると感じた。「アフリカ人はアフリカに帰れ」。そんな言葉も聞こえた。素足を靴で踏みつけられもした、とも訴える。

「殺されるかと思った」

熊本地震の夜、出来事はまだ続いた。
ケリーさんによると、職員への怒りと地震への恐怖でパニックになり、電気ポットを投げて、壊した。トイレに入り、こもっていると、複数の職員に裸のまま引きずり出された。首元を押さえられ、「力を抜け」と何度も怒鳴られたという。
「息ができなくて、殺されるかと思った」と、ケリーさんは振り返る。収容はその後も2年近く続いた。長引く収容へのストレス、不安から洗剤やピンを飲むといった自傷行為に走ったこともあったという。
大村入管の居住スペース。定員は1部屋10人(撮影:笹島康仁)
同センターはしばらくしてから、ケリーさんが電気ポットを壊したり、職員に頭突きしたりしたとして、被害届を出した。その後、今年1月末になって、彼は器物損壊などの容疑で大村警察署に逮捕され、刑事裁判の被告人になった。
ケリーさんが訴える職員の発言などについて同センターに確認したところ「お尋ねのような事実は承知していません」との回答を寄せた。

東日本では自殺者も

「事件」や「異変」が起きているのは大村の施設だけではない。
東日本入国管理センター(茨城県牛久市)では2010年にブラジル人男性、韓国人男性が相次いで自殺。14年3月にはカメルーン人男性が体調不良を訴えたにもかかわらず適切な医療を受けられず、死亡した。同じ月にはイラン人の男性がのどを詰まらせて死亡。法務省は同年11月になって、カメルーン人男性について「医療態勢に問題があった」との見解を示している。
この施設では、昨年3月にも体調不良を訴えていたベトナム人男性がくも膜下出血で死亡する出来事があった。待遇の改善や再発防止を求め、施設内ではハンガーストライキ、施設外では家族や支援者らの抗議が続くが、今年4月にはインド人男性が自殺した。朝日新聞の報道によれば、この5月にも3件の自殺未遂があったという。
政府の政策も後押しして、訪日外国人は増え続けている=2017年8月、成田空港(写真:アフロ)
大阪入国管理局(大阪市)でも昨年7月、職員数人による「制圧」でトルコ人男性が骨折する大けがを負う事件があった。

“異変” の始まりは2016年?

大村の施設に収容された人々を支援する牧師の柚之原寛史さん(50)は「2016年の春ごろから状況が目に見えて悪くなってきました」と明かす。その一例は「仮放免」に表れている。人道的な配慮から収容中であっても拘束を解くこの許可が、なかなか出なくなったのだという。
柚之原寛史さん。2005年から面会活動を続けている(撮影:笹島康仁)
「それまでは半年ほど収容されていたら仮放免の許可が出ていました。それがほとんど許されなくなった。理由を聞いても答えてくれません。ストレスや不安からか、彼らの表情が明らかに変わり、それぞれの持病もどんどん悪くなっている。このままの状況が続けば、自傷行為が増えるのではと危惧しています」
大村入国管理センターの収容者数は増え続け、今年4月1日現在、ブラジルやイランなど23カ国の男性93人。人数は3年前の3倍超になった。ほとんどが半年以上の長期収容だ。ここに来る前の別施設と合わせた収容期間が5年9カ月に及ぶ人もいる。
大村入国管理センターへの取材データから作成

「刑務所の方がまし」

「収容が長引くと、まず目が悪くなる」と柚之原さんは言う。「緑がない。自然のものがないんです。一日中、コンクリートの部屋の中。やることもない。僕だったら、数日間で音を上げますよ」
別の支援者によると、職員たちの暴言は例えば、「俺を怒らせたらすぐに強制送還するぞ」「ぼけ」といったもの。汚れた運動靴を食べ物と同じ容器に入れられたと訴える人もいる。
柚之原さんは「刑務所の方がまし」と漏らす人にも出会ったという。「刑務所には仕事(役務)がある。自分がなぜ入れられて、いつまでいればいいのかも分かる。入管にはこれら全てがないんです」
柚之原さんの手帳。日々の聞き取り内容が記録されている(撮影:笹島康仁)

プライバシー」で取材は難航

この7月中旬、柚之原さんと共に大村入国管理センターを取材することができた。
ただし、制約は大きかった。当日示された「協定書」には「当該被収容者が個別具体的に識別できる質問はしない」とあった。その後撤回されたが、最初の説明では「名前」「国籍」も聞いてはいけない、とされた。
大村入国管理センターが示した取材に関する協定書(撮影:笹島康仁)
写真撮影は「被収容者が特定できないよう必要な編集・加工を行う」ことが条件。顔全体にぼかしを入れるよう求められた。「プライバシーの保護を確保する」目的とされたが、取材予定者の中には、柚之原さんを通じて事前に「顔の撮影や名前の掲載もOK」という人がいた。実際に話を聞いてみると、むしろ、「話を伝えてほしい」と希望する人ばかりだった。
プライバシーは施設側ではなく、個人が判断するものではないだろうか。その点を尋ねると、同センター総務課長の池田和義さんはこう答えた。
「プライバシーを『本人の自由』という意味では捉えていません。ここに誰々がいると分かると、知らない人が来て、抗議活動などで業務に影響する恐れがある。彼らの家族や関係者が責められることもあり得ます」
自身の教会に立つ柚之原さん。毎週の面会活動に加え、入管施設内で礼拝も行う(撮影:笹島康仁)

事情は一人ひとり違う

柚之原さんは言う。
「(収容された)彼らの話を聞いていると、それぞれ事情が違うことが分かります。仮放免を受けたい、弁護士を探したいという人、とにかく家族と会いたい、写真だけでも欲しいという人。励ます中で、母国に帰る決心をする人もいます。帰国を勧めることもあります。彼ら一人ひとりの必要を満たすことが私たちの役割です」
柚之原さんに同行し、それぞれの事情に耳を傾ける取材は、こうして始まった。
取材に応じたある男性は、鼻血が止まらないが、十分な治療を受けさせてもらえないと訴えた(撮影:笹島康仁)
インドネシア出身のアリフ・グナワンさん(40)はブローカーから「日本に行けば稼げる」と聞き、技能実習生として来日した。費用は祖国の「危ない組織」に借りたという。「日本で働けばすぐに返せる」という説明だった。収容所生活は2年7カ月。「(帰国は)無理です。帰ったら(組織に狙われ)命を失う」と言う。
「毎日が同じ。起きて、食べます。何も変わらない。病気もあるから外の病院と相談したいのに。ここの医者は『大丈夫』だけ。助けてください」
アリフ・グナワンさん=大村入管内での写真はいずれも一部を加工しています(撮影:笹島康仁)
ネパール出身のラジンドラ・ボーデルさん(35)は難民申請を続けているが、認められていない。2005年に留学生として来日。大学へ進学した後、学費用の180万円を盗まれ、学業を続けられなくなった。精神も病み、許されていた滞在期間を超えてしまったという。
ボーデルさんはまた、今年4月に牛久市の施設でインド人男性が自殺したことを聞き、心を痛めた。
「(法務省は)仮放免という紙一枚のために人を殺しています。仮放免にして、何か問題があったなら施設に戻せばいい。死んだ命は戻ってきません……。(世の中には)入管自体を知らない人もいる。状況がどんどん悪くなっていることをいろんな人に知ってほしいです」
ラジンドラ・ボーデルさん。流暢な日本語を話す(撮影:笹島康仁)
面会の様子。職員2人はメモを取る手を休めない(撮影:笹島康仁)
大村入管で聞いた声をさらに紹介しよう。
グエン・ヴァン・フンさん(46)は「最近、施設内でのトラブルが増えた」と感じている。17歳の時にベトナムから来た。ベトナム戦争が生んだいわゆる「ボートピープル」の1人だ。1975年のベトナム戦争終結後、社会主義体制になった国々から逃れたインドシナ難民は300万人を超え、日本も1万人以上の難民を受け入れた。フンさんは、法務大臣が難民としての定住を認めた証明書を今も持っている。日本人女性と結婚し、日本国籍を持つ娘たちもいる。
ところが、その後、万引きで捕まって有罪となり、3年前に入管施設へ。娘たちのいる関東から引き離された。何度も仮放免を申請しているが、許可は出ない。
「何が足りないから(仮放免が)だめなのか分からない。どうしようもありません。でも、娘たちには会いたい。ベトナムにいたら命がありませんでした。だから、子どもたちは頑張って勉強して(命を助けてくれた)日本の国に恩返ししてほしい」
グエン・ヴァン・フンさん。歯が抜けてしまったという(撮影:笹島康仁)

2015年まで「長期」避ける傾向

実は、数年前まで全国の収容者数は減少傾向にあった。収容理由の大半を占める不法残留者は、1997年の約28万3000人から減り続け、2014年には6万人を割った。全国の年間延べ収容人員数も8万2306人(06年)から、1万3639人(14年)に。2015年9月には、定員300人の「西日本入国管理センター」(大阪府茨木市)が収容者数の減少で閉鎖されたほどだ。
ところが、近年は不法残留者が増加に転じ、収容人員数も2017年には1万8633人に増えた。半年以上になる長期収容も増えている。
不法残留者数と入管施設の年間のべ収容人員数の推移(法務省データから作成)。同省の「出入国管理」2017年版は「政府の観光立国実現に向けた取り組みが、不法残留者数の増加に少なからず影響している」と指摘する
NGO神戸外国人救援ネットの草加道常さんによれば、2015年までは長期収容を避ける傾向があった。2010年の法務省と日本弁護士連合会との話し合いにより、人道的見地から仮放免を出していくことが確認され、長くても半年から1年で仮放免になることが多かったという。
「ところが、ある日突然、仮放免が認められなくなった。どうしてだろう、おかしいな、と。さらに収容の長期化は進み、17年末にはっきりしてきた。その頃から長期収容の人が大村の施設に送られることが多くなりました」
長期収容の理由はなんだろうか。草加さんによると、刑法犯のほか、オーバーステイ(許可された日数を超えた滞在)などが多い。そうであれば、長期収容もやむを得ないように思える。
草加道常さんは20年以上外国人支援に携わる(撮影:末澤寧史)
「どうでしょうか。家族、子どもがいるケースでも収容しています。日本国籍の妻と子どもがいても、です。罪を償った後で、家族と生活しながら更生することを全く想定していない。それ以上に問題なのは、こうした措置を入管だけで全部決めている、ということです」
「主要国では、第三者委員会や裁判所が関与する制度を持っています。例えば、英国では収容に裁判所が関与し、被収容者の人権は保障されています。日本でも、刑事事件では逮捕から72時間が過ぎると、裁判所の判断を仰がないと身柄を拘束できません。その制約が入管にはないんです」
入国管理局による収容は入管難民法に基づいて「入国警備官」が一手に行い、裁判所の判断などを経る必要がない。そのうえ、強制退去とする場合は、実際の送還まで無期限で収容できる。草加さんは「何年にも及ぶ拘束を一つの行政機関の判断で行っている。ほかの先進国なら、絶対に容認されないこと」と指摘する。
大村入管のシャワールーム(撮影:笹島康仁)
草加さんは、2015年9月に法務省が出した通達が「異変」のきっかけになったと考えている。仮放免の運用を厳格化する内容だ。
この通達は「送還を忌避し、収容期間が長期化する被収容者が増えている」とした上で、それまでの「収容6カ月で仮放免の必要性・相当性を検証する」という方針を、1年を超える長期収容も選択肢に入れた内容に変えたのだ。
「この通達以降、仮放免が出にくくなり、収容の長期化が進みました。仮放免中の監視も厳しくなった。職員が毎月抜き打ちで来たケースもあり、その時は職員が冷蔵庫を開けさせ、『買ったのか、お金はどうしたのか、もらったのか、誰からか』と。今年1月からは難民認定も厳しくなり、母国での非政府組織による迫害を理由に挙げる人は、申請をほとんど認められなくなった。けれど、政府自体がしっかりしていない国はいくらでもある。命の保証がないから日本に来ているわけです」
NGO神戸外国人救援ネットのオフィス(撮影:末澤寧史)
長期収容の問題について、法務省の基本姿勢は「あくまでもわが国から送還することによって収容状態を収束させるべき」(今年5月15日、参議院法務委員会での和田雅樹入国管理局長の答弁)というものだ。日本で働くことを目的に来日し、送還を拒否する人が相当数いるから、収容が長期化しているという。
だが、草加さんはこう言う。
「確かにブローカーを頼って就労目的で来る人はいるし、その対策は必要でしょう。ですが、母国の国籍を失っていたり、帰国すれば処罰される恐れがあったり、どうしても国に帰れない人がいるんです。彼らを長期間にわたって劣悪な環境の下に置き、病気の治療も認めず、長期の収容によって精神的・肉体的に疲弊させて、そして国に帰しているとすれば、それは拷問ですよ。国際社会でも今後問題になるでしょう」

「国に帰りたい。けど、帰れない」

この7月下旬、器物損壊の罪などに問われたケリーさんに対する判決が長崎地裁大村支部で出た。求刑の懲役1年6月に対し、判決は懲役10月。
居住エリアのトイレ(写真中央奥のドアの内側)。熊本地震の夜、トイレにこもったケリーさんは裸のまま引きずり出された。刑事裁判では、その映像が証拠採用され、下腹部にもモザイクなしで法廷に流された(撮影:笹島康仁)
ケリーさんは言う。
「ぼくにも悪い部分はあった。けど、同じようなひどい扱いが、入管で起こらないようになってほしい。そのために、多くの人に今の状態を知ってほしい」
「国に帰りたい。けど、帰れない」とも言う。頭にあるのは鹿児島県に住む息子だ。もう中学生になった。昨年のクリスマスには、支援者を通じて黒のダウンジャケットを贈った。サイズを選ぶために身長を聞くと、最後に会った時からずいぶん大きくなっていたという。
「息子に会いたい。息子がいなかったら(故国に)帰ってるよ。でも、帰ったら二度と会えないよ。あの子の父親は私だけ……会いたいよ」
入国管理をめぐる「異変」の核心は何か。柚之原さんは「入国管理局が国際的な基準ではなく、独自のルールで(収容者を)管理しようとしている」ことだと言う。
そして、こんなことも話した。
「日本でオーバーステイになったらどうなるか。『なぜそれを知らずに彼らは日本に来たんだ?』と思うこともあります。でもこの日本で、外国人がとてつもなくつらい思いをしていることを、ほとんどの日本人は知りません。そのことが不幸を招いていると思います。いつの日か、日本から難民が出るかもしれない。その時に初めて、彼らの気持ちが分かるのではないでしょうか」
大村入管の居住エリアにある電話コーナー。祖国を経由した国際電話しか掛けることができず、日本国内にいる家族とゆっくり話せないという(撮影:笹島康仁)

笹島康仁(ささじま・やすひと)
高知新聞記者を経て、2017年2月からフリー
末澤寧史(すえざわ・やすふみ)
ライター・編集者。共著に『東日本大震災 伝えなければならない100の物語⑤放射能との格闘』(学研教育出版)、『希望』(旬報社)ほか。
[写真]撮影:笹島康仁、末澤寧史  提供:アフロ

転載元転載元: たたかうユニオンへ!

 旭非正規職支会のチャ・ホノ支会長の来日が決定しました!
 2018年10月4日(木)から10月8日(月)までの滞在で、10月5日(金)18:30から江東区総合区民センターにて「10・5旭非正規職支会支援連帯集会」を開催します。また同日15時から東京駅丸の内北口向かいのAGC旭硝子本社に対する抗議要請行動も行います。
 今回の支会長の来日は本社のある日本で、旭非正規職支会の解雇撤回の闘いを広げ、連帯と団結を強化する目的で、お願いをしました。旭非正規職支会の闘いは、日本の労働者への限りない援助でもあります。労働者にとって労働組合と団結こそが生きる希望でなければなりません。
 この間、旭非正規職支会の仲間たちは、猛暑の中を毎日毎日、門前で街頭で不屈に闘い続けています。8月28日には、旭非正規職支会が結成される中で同じ工場に請負で入っていた別の請負会社が「組合に加入するな」と組織的に不当労働行為を働いていたことが認定されて罰金刑の判決が出ています。旭支会の解雇が組合つぶしの不当労働行為であることは明白です。
 AGC旭硝子本社に強く解決を迫る闘いを、チャ・ホノ支会長とともに闘います。みなさんの参加をお願いします。

チャ・ホノ氏(韓国・旭非正規職支会長)来日!
国際連帯でAGC旭硝子の不当解雇撤回を!
10・5旭非正規職支会支援連帯集会

日時 2018年10月5日(金)18:30
場所 江東区総合区民センター・レクホール
 (JR総武線「亀戸」駅 北口より徒歩15分
   都営地下鉄新宿線「西大島」駅A4出口より1分)

10月5日(金)15時 AGC旭硝子本社抗議要請行動


9月7日(金)東京駅街頭宣伝 17時丸の内北口集合


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PDFファイルダウンロード https://yahoo.jp/box/mMJkpG



3年前の5月、AGC旭硝子韓国法人で働く請負労働者が労働組合=「旭非正規職
支会」を結成しました。
 最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食
時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうも
のなら解雇が待っている。ひどい、人間らしく生きたいという思いで、138人
が加入しました。
 ところが、組合結成から1ケ月後、AGC韓国法人はメール1本で178人全員を
解雇させ、請負会社そのものを解散させてしまいました。
 責任はAGC旭硝子本社にあります。投資協定を結んだのも旭硝子、社長も旭硝子
からの人事。「別法人だから関係ない」など通用しません。 AGC旭硝子は今すぐ解雇
を撤回し、解決に責任を取ってください!
 労働者の正義のために闘う「旭非正規職支会」の組合員に、みなさんのご支援を
お願いします。非正規労働者がみじめに解雇される世の中を、ともに変えましょう。



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In May 2015, the workers ofsubcontractor (GTS) of Asahi Fine-techno Korea (AFK), which is one ofthe group companies of AGC (Asahi Glass Corporation in Japan), organized aunion named “Asahi Non-regular Workers Branch” of Metal WorkersUnion.

They were forced to work in severe and poorworking conditions: Wage is hardly equal to the level ruled in a minimumwage system. No holidays even on Saturday and Sunday. Even in bad healthsuch as cold, absence is not allowed. Only 20 minutes of lunchtime. Wearing redT-shirt is forced as penalty for a trifle mistake and so on. Ifcomplaint is voiced, immediate dismissal is a response.

In earnestdesire to be treated as human being, 138 workers joined in the union.

Outrageously, one month after the union was organized,AFK forced its subcontractor (GTS) to fire all 178 workers by the simple notice of mail and dissolve GTS itself.

AGC headquarters in Tokyo is totally responsiblefor this irremissible behaviour. It is AGC that signed the investmentaccord with Kumi City where AFK is located, and dispatched its companymember to AFK as president. Therefore it doesn’t have effect tosay “AFK is another company independent from AGC”.

AGC headquarters should carry out its fullresponsibility and immediately withdraw the dismissal of 178 workers!

We sincerely ask your support to theAsahi Non-regular Workers Branch fighting for workers’ justice anddignity. Let’s change the world so that fundamental rights ofnon-regular workers prevail.

 


転載元転載元: 韓国旭非正規職支会支援共闘会議のブログ

 2018年7月27日、この日は、韓国・旭非正規職支会と日本の支援共闘会議が同じ日に共同行動をやろうという確認のもと、韓国クミ(亀尾)市にあるAGC子会社AFKの工場門前闘争と連帯して、私たち、日本の支援共闘会議は16時からAGC旭硝子本社への申し入れと抗議行動にたち上がった。事前に公開の宣伝をしなかったが、東京を中心に、動労千葉、群馬含めて16人が集まり、抗議の声をあげた。
 旭硝子は、社名を正式にAGC株式会社に変更した。俳優の高橋一生を起用して大々的なコマーシャルを展開しているのはご存じの通り。本社は東京駅まん前の新丸の内ビルディングの中にある。同じ三菱グループの三菱地所が所有する地上38階建ての高層ビル。AGC旭硝子の受付は30階にあるが、1階の総合受付でセキュリティーがあって部外者は入れない。
 1階の総合受付で旭非正規職支会支援共闘会議と告げて、担当者と会いたい旨を伝える。前回も担当した総務部のO氏は不在で、前回同席したS氏とが降りてきて対応する。
 S氏は1階ロビーの片隅に私たち一団を招き、対応する。前回の申し入れの件について、どのような扱いとなったのか、総務としての対応方針を聞く。“総務として、書類を受け取ることはできないし、社長に伝えることもできない。これは総務としての決定事項である…AFKは別法人なので、AGCがこれに介入することはできない、裁判中であるのでコメントもできない…”
 それはおかしいだろうと追及する。裁判中なのでコメントできないというのは当事者だということだろう、なのに別会社で関係ないとはどういうことか!?もちろん答えることもできない。担当者は名刺も「持っていない」と出さず、名札も隠している。すべて無責任。ブラック企業の証拠のようなもの。
 用意した申入書を清水事務局長が読み上げる。担当者は時間なので、と逃げる。業界世界一を誇る財閥企業、しかしその内実は、無責任、こそくで卑怯なブラック企業だ。
 支援共闘会議は、新丸の内ビル前でAGC旭硝子に対する抗議行動に入る。私たちは、ブラック企業AGC旭硝子をゆるさない。旭非正規職支会と連帯・団結して、解雇撤回・職場復帰まで闘う。非正規職撤廃をともに闘う。
 ビラは、オフィス街故の受け取りの悪さはあるが、それでも用意したビラがなくなるくらい、よい反応だった。こんなブラック企業は許さない、そういう世論をつくり出すために、みなさんの協力をお願いします。
 東京の行動をフェイスブックに投稿したところ、チャホノ支会長がシェアしてくれた。「日本の同志が旭硝子本社抗議集会を開いた。 同じ時刻、私たちも宣伝戦を進行。旭硝子にお金とキムアンドチャン(韓国司法を牛耳る弁護士事務所)があるなら、韓国には一緒にする同志たちがいる。」
 次回の共同行動はもっともっと大々的にやる。AGC旭硝子を許さない!


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 3年前の5月、AGC旭硝子韓国法人で働く請負労働者が労働組合=「旭非正規職支会」を結成しました。
 最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。ひどい、人間らしく生きたいという思いで、138人が加入しました。
 ところが、組合結成から1ケ月後、AGC韓国法人はメール1本で178人全員を解雇させ、請負会社そのものを解散させてしまいました。
 責任はAGC旭硝子本社にあります。投資協定を結んだのも旭硝子、社長も旭硝子からの人事。「別法人だから関係ない」など通用しません。 AGC旭硝子は今すぐ解雇を撤回し、解決に責任を取ってください!
 労働者の正義のために闘う「旭非正規職支会」の組合員に、みなさんのご支援をお願いします。非正規労働者がみじめに解雇される世の中を、ともに変えましょう。
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転載元転載元: 韓国旭非正規職支会支援共闘会議のブログ


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