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気がつくともう年明けが目の前でやんすな!(なにキャラ)
で、明日から帰省することになっておりますので
その前に前作の続きをアップしちゃいますね〜
荷造りもしてないっつーのにいいのか?(よくない)
ちょ〜長いのでパソコンからの閲覧推奨(笑)
そして暇な方のみお読みください。
※
B君シリーズ、今回が最終章です。
最初はこんなネタ書いても誰も読んでくれないだろうな〜と思ってましたが 案外とレスをくださっていて意外です(そしてみなさん鍵コメ。爆)
あの頃に比べて、かの人々にとって世の中は少しは住みやすくなっているのでしょうか?
そうであればいいのですが。
B君というと忘れられないエピソードがもうひとつあります。
二人で商談に出かけた帰りのH急電鉄の特急列車内での出来事です。
夕方のラッシュ時にはまだ早い時間帯のため乗客率は5割ほどでした。 空いている車内で雑談をしながら寛いでいた我々・・・
すると、年のころは4〜5歳?腕白盛りのちびっ子が二人、
ギャアギャアと叫びながら通路を走っていきます。
母親は?と探してみると 少し離れた座席にそれらしい若い女性が二人座っています。
どうやらお互いのおしゃべりに夢中になっているようで、 子供のことはほったらかし。
子供は母親たちの傍に戻ってはまたUターン、 私たちの脇を走り去り車両の端まで行っては戻ってきます。
そのうちにB君の表情がみるみる険しくなっていきました。 何度目かのUターンをしてちびっ子たちがまた私たちの傍を駆け抜けようとした時です・・・
ついに怒号が飛びました!
「オラッ!走んなや
このクソガキがっ!!!」
(おっさんやん!(;゚Д゚)) ドスを効かせた怒声に子供たちはその場で硬直(笑)
ビックリした母親たちが慌てて駆け寄りました。
そして固まったままの我が子を庇うようにして あっという間に連れ去っていったのです(笑笑)
その姿を尻目にB君は
「フンっ。今の母親見たぁ?謝りの言葉、ひとつもないやん。 生むだけやったらそこいらのネコでも出来るわ!
あんな母親に育てられる子供が可哀相やわぁ〜」 と、聞こえよがしの大声で私に語りかけました。
席に戻った母親たちはこちらを見ながらしばらくヒソヒソとやっていましたが 謝罪の言葉もなく席を立って車両を移って行きました。
「ホンマ、女に生まれてきたことにアグラかいてたらアカンえ!」 お決まりの台詞をまたも吐いたあと、B君はちょこんと小指を立てて
器用にチョコの銀紙を剥がし、「はいっ ^^」と私に手渡してくれたのでありました。
※
こんな調子で時には激しすぎるB君ではありましたが、
仕事に関しては常にサポート役に徹し
名前だけの上司である私をいつも盛り立ててくれていました。
取引先によっては私よりも男性である彼に先に連絡をしてきて
「同じサラリーマン。ここはどうかよしなに」 的な取り引きをしようとする輩もいたようですが
彼は必ず「上司と相談致しまして」と私の顔を立ててくれました。 そしてそんな時は、後で必ず
「○○サンってオンナを馬鹿にしてるんとちゃう?ホンマ腹たつわぁ、ブサイクのくせに」 などと自分のことのように怒っていたものです(ブサイクは余計) そのくせ自分が目をつけている男前の取引先担当者と私が話し込んでいる時は
「なに?なに喋ってたん!?仕事の話だけなんやろうね!!」 とヤキモチを焼いたり・・・
その様子はまるで女子そのものでした(笑)
異性でも同性でもない・・・ いつしかB君は私にとってかけがえのない仕事仲間となっていきました。
また私たちは担当するエリアが広域だったため、
泊りでの出張業務も多くありました。
※
それは鹿児島での夜でした。
取引先との会食を済ませたあと、宿泊先のホテルに戻ったのですが
まだ飲み足りないなと自室で冷蔵庫のビールを開けていると(どんだけ)
突然ドアチャイムがなりました。 時刻は12時前。
不審に思った私はドアスコープから外を見るとB君が手を振って立っています。
「なんやの?」
すでにもう深夜。気心の知れあった仕事仲間とはいえ(そしてホモとはいえ←)
訪問するには少し非常識な時間帯です。
顔を顰める私にはお構いなしに B君はさっさと部屋に入ってきてベッドの上に腰を下ろしました。
「アイスクリーム買(こ)うてきてん。いっしょに食べよ思て ^^」
(ちなみに彼は甘党)
手にはコンビニの袋を提げています。
「これ新製品。美味しンやでぇ」
「私はこっちでエエわ」
開けたばっかりの缶ビールをかざす私に
「そやな、あんたにはそっちの方がエエな・・・」
と俯く姿がいつになくショボンとしています。
「どないしたん?」
ベッドの前にドレッサーチェアをひっぱりだして向かう形で私は座りました。
先ほどまでの会食では取引先の某氏が好みのタイプだとかで
お酌をしながらはしゃいでいたB君なのにまるで別人です。
話を聞くとどうやら彼氏からのポケベルが鳴らない、と(-゛-)
そう。当時は携帯電話なんて便利なものはありませんでした
(なくはないがごく一部の特殊な人たちが使うものでした)
緊急時の連絡に使うのはポケベル。 歌も流行りましたよね!
ポケベルが〜鳴らなくて〜〜♫〜♫ 〜♫♬ ってやつ
まさに目の前のB君は裕木奈江(平成生まれは知りません)そのもの!
「あ〜あ、なんで妻子もちなんか好きになってしもたんやろ・・・」
アイス片手にため息ついてます(乙女かっ)
そう・・・
そうなんです・・・
ホモのB君の彼氏は なぜか奥さんも子供もいらっしゃる一見フツーの社会人。
この場合、倫理的にはホモであるよりも 不倫であることのほうが追求されるべきでしょうが
私の関心はどうしても前者の方に集中してしまうのでありました。 つまり、
「彼氏はバイ(=バイセクシャル。男も女も愛せるひと)なのか?」ということね!
その質問に対してのB君の答えは
「ううん。ホンマは男の方が好きなんやて。
でもカムフラージュの為にオンナの人と結婚して子供作ったって言うてた」(怖っ)
「えー?なんかそれってズルくない?
奥さん騙されてるわけでしょ?可哀想やなぁ」
と私が言うと
「可哀相なことなんてないよっ! だって何があっても結局は“奥さん”でおれるやん!!」
と躍起になって反論していたB君・・・
この感情って不倫してる女性と同じなのよね(苦笑) でまぁその妻子もちで狡い彼氏が連絡をしてくれないということで B君は落ち込んでいるのであります。
「苦しいわぁ。会いたい時に会えへんし。 ひと言だけでも声聞きたい、って思うてもでけへんねん」
「別れたら?もっとエエ相手がいるやろ?」
「でも優しいねんよ、あの人。こないだもお味噌汁の味付けが
おかしかったのに黙って食べてくれてんねん」
味噌汁?
「ボクがもうええ、食べんときって言うてるのに
“こんな味もいけるよ”って全部飲んでくれてん ^^」
(会話だけ聞いてるとホモとは思えない←おぃっ)
身長は175センチ以上あるガッチリとした体躯のB君が アイス片手に彼氏ののろけ話をしている姿は
いま思い出してもシュールとしかいいようがありません。笑 そんな味噌汁ごときで・・・ と私が言おうとしたその時、ホテルの部屋に電子音が響き渡りました。
飛び上がってポケットからポケベルを取り出すB君。
番号を確認する顔の嬉しそうなことといったら(笑) 「部屋に戻って電話したら?」 なんて私の言葉に従うまでもなく、彼は嬉々として部屋に帰っていきました。
そしてテーブルの上にはコンビニの袋にアイスがひとつ・・・
コレどないしたらエエねん? (;一_一) ※
この出張のあと、しばらく経って彼は元々いた部署に引き戻されました。
B君が抜けてから業績がガタ落ちしたためであり、
それを立て直すためにKさんが異動して彼が昇格した形になったのです。
部署が変わってからも、B君とは時々飲みに行ったり
ランチで仕事の愚痴を言い合ったりの付き合いが私の退職まで続きました。
そしてその数年後、突然B君から電話がありました。
彼氏が海外に単身赴任する事になり
なんと彼氏を追ってB君もその某国に行くことにしたというのです。
仕事はどうするんだという私の問いかけに、
「今の会社は辞めて得意の語学を生かして通訳でもするわ」
とサバサバとしたものです。
「もったいないなぁ。キャリア積んでこれからってところやのに」
と惜しむ私に
「ううん!全然会社には未練ないねん」
それにな、と嬉しそうに付け足します。
「奥さんは子供の学校があるからついて行けへんねん。
ボク、ようやく勝ったわ ^^ 」
アホやねぇ・・・と私は苦笑することしかできませんでした。
それがB君と交わした最後の会話です。 その後、私は何度かの引越しを繰り返し・・・
B君とは連絡をとる手段がなくなりました。
元上司のM部長のところにも連絡が途絶えたということなので、
いま彼がどこで何をしているのかは知るすべもありません。 今でも時々、なにかの折にB君の事を思い出します。 そして考えます。
私たちは「性」を生まれながらに与えられたものだと思いがちですが
実はそうではなく、単なる偶然でそれを享受できるのはラッキーなのだということ。
「本当の性」を得られなくて苦しんでいる人たちが
この世には思った以上にいるのだということ。
女であること、男であることにあぐらをかいていてはいけないということ。笑
B君は今でも誰かをお説教しているのでしょうか?
達者でいてくれと願うばかりです。
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