|
2週間前に海に行った事で勢いづいたTKと私は、今日も海へ行く事に決めていた。 しかも、前回の反省(?)を踏まえて、二人共、シュノーケルだけではなく、ブーツもフィンも持ち出した。 あの時は、穏やかで波の音などほとんど聞こえない様な海だったのに、これが同じ海かと思う位の波が来ていた。 海へ降りる前から、ドーンと言う波が岩に当たる音、ゴーっと言う海のうねる様な音が聞こえて来ていた。 大きな荷物を抱えたまま、「どうする?」と立ち止まったものの、とりあえず海岸まで降りて行った。 そして、唖然とした。 「こりゃ、思ったより凄いね〜」 「無理だね〜・・・」 「でも、台風が離れて行っているんだから、少し待てばマシになるかもよ」 お気楽二人組は、荷物を下ろし、とりあえず寝転がり、まだどんよりと雲のかかる空を眺めながら、いつの間にか朝からお昼寝体勢に入った。 時々目を開けると、開ける度に、海の様子も海岸の様子も変わって行くのがわかった。 お盆の初めとあって、海岸にはどんどん人も増え、海は午後2時頃の干潮に向かって潮が引いて行き、うねりも心なしかなくなって来た様に見えた。 一度は入れる場所を下見に行ったTKも、二度目には「大丈夫みたい」と言いながら帰って来た。 「じゃあ、行ってみるか〜♪」 フィンを使う程の所ではないと言っていたTKも、「使った方が楽だよ〜」と私にそそのかされて、岩場を行った。 今回は、私は岩場遊び道具のフル装備だった。 水着の上に長袖のラッシュガード、下は短いウェットスーツ地のパンツ、手袋、ブーツにフィン、マスクとシュノーケル。 「大袈裟なんじゃな〜い?」と笑うTKに、「ここまで着れば、膝下以外に怖い物はない」と、口を一文字に結んだ。 ベランダーとしてもお気楽なら、ダイバーとしてもお気楽で、実は私は素手で岩場をつかみたくはないし、漂って来るクラゲや魚も触りたくはないのだ。 しかも、寒いのは嫌い・・・。 「俺、実は沖縄に行く前に、このフィンを使ってみたかったんだ〜」 前回私があげた○TのフィンをはいたTKは、あっと言う間に岸から離れ、嬉しそうに泳ぎ出した。 ふと見ると、TKはもう少し先に行って、何やら怪しい潜り方をし始めた。 そこには、海底に沢山の昆布が生えていた。 岩場の海底に昆布と言えば・・・・○Tがいたら、大喜びしそうな『美味しい貝』が住んでいる。 海面に顔を出したTKは「さ**の団地になってる〜〜♪」と大はしゃぎだった。 TKと○Tが海に行っていたのは、実はこれが目的だったのだ。 「それにしても、やっぱり海って気持ちが良いよね〜」 岸に上がって、お盆休みで賑わう海岸から、沖に並んだ雲を眺めた。 台風が遠ざかって行くのが、目に見える様な一日だった。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2009年08月12日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



